mieki256's diary



2011/09/01(木) [n年前の日記]

#1 [comic] 「うさぎドロップ」5〜9巻を購入

台風が近づいていて雨が降ったり止んだりしてる中、わざわざ歩いて本屋さんまで。やっぱり続きが読みたい。リオンドール横のTSUTAYAで購入。全巻揃ってた。最初からそこで買えばよかった。

雨の中、5冊分を抱えて歩くのは辛かった。微妙に重い。微妙にデカイ。やっぱり、単行本サイズか文庫本サイズのほうが嬉しかったなと。あるいは、電子書籍の類で読みるならそっちのほうが良かった。閲覧用機器は持ってないけど。いかんせん、3/11の地震で本の下敷きになりかかった人間としては、この重さの漫画単行本が顔面に落ちてくることを想像するとゾッとする。そのあたりの問題がある故に、どこかの時点で手離さないといけない予感。やっぱり重い。デカ過ぎる。…自炊か? 自炊しかないのか? でもめんどくせえ。やりたくねえ。

さておき。1〜4巻は幼女時代を描いた、いわば第一部。5〜9巻はそれなりの歳になった、第二部、ということらしい。

第一部に登場していた子供達の成長ぶりに、なるほどなあ、と。それぞれこういうキャラにしたのか、面白いなと思ったり。

各エピソードの雰囲気・内容は、第一部と結構違っていた。もしかしてこれが、この作家さんの本来のソレなんだろうか。いやまあ、この年齢のキャラであれば、こういう話にするしかないとは思うけど。赤毛のアンの続編だって、こんな感じだった記憶もあるし。というかこの作品の場合、そういうラストにするためには、こういう話を並べていかないとどうしようもないし。

第一部は、部分的にはともかく、全体的にはまだ普遍性?があって、比較的誰にでもオススメできる範囲に収まっている、そんな印象を受けたのだけど。第二部は、少女漫画やレディースコミックを多少は読んできた人にしか勧められない範囲になってしまった印象も。

この感じからすると、アニメ版や実写映画版は、第一部の映像化だけで終わってしまうのかもしれん、という気がしてきた。それとも、それらの版も、第二部までちゃんと踏み込んでみせるのだろうか。個人的に、この作品の肝は、たぶんラストにあるのでは、と思うわけで。だって…読んだ人なら分かるだろうけど、これって要するに、現代風にアレンジした源氏物語だよね? 違うだろうか。自分はそう捉えているんだけど。つまり、映像化するならラストまでやらないと意味が無い気がする。

第一部だけでいいのなら、もっと映像化に適した作品が他にありそうな気も。例えば、Papa told me もコレに近いのでは…と思ったがググってみたところソレは既にドラマ化されてたらしい。だよな。アレは映像化されるわな。あともう一つ、母子家庭の設定のやつが…タイトルが思い出せないけど。でもなんだかそっちも映像化されてる予感。となると、今この時期に、この作品を使って、例えば第一部だけでも映像化することに意味はある、のかもしれないか。そういう作品は他にそうそう無いだろうし。うむ…それはそれで全然アリかも。そんな気分になってきた。

それはそれとして。自分、ラストのちょっと前あたりを読んでいて、「そりゃないだろ」と思ってしまった。これについては長くなりそうなので、明日メモしてみるつもり。

2011/09/02(金) [n年前の日記]

#1 [comic] 「うさぎドロップ」のラストのあたりを読んでガッカリした理由についてメモ

以下ネタバレ。未読の人は読まないでくださいな。


この作品の初期設定として、「ダイキチ」という独身男性が、親戚の子供 ―― 「ダイキチ」の祖父「宗一」の娘「りん」を引き取る、という設定があるわけですが。

そこから、「そういうラスト」に持っていくために、最終巻9巻の中で、初期設定を破壊しているシーンがあるわけですな。以下の2つがソレ。 で。自分はこのあたりを読んで、「えっ?」と思ってしまったのですよ。

母親が真実をバラすあたりは、これは問題無い。読者にまだ開示されていなかった情報、読者が知るはずのない情報を、母親キャラが隠し持っていたわけだけど、これまでもそういうことをしそうなキャラとして描かれてきたので、土壇場になって「実はこうでした」と母親キャラが言い出しても矛盾点は無いだろうと。突然そういう設定が出てきて、読者から御都合主義だなと思われる可能性は高いのだけど、まだこのくらいは大丈夫な範囲じゃないかな、と自分には思えたので…まあ、ここはオッケーだよなと。

しかし。ダイキチが「もちろん知ってた」と言ってしまうのは…。これはマズかった。

最初に読んだ時、「へ? そんなシーンあったっけ?」と、自分は思ったのです。どうやら自分は途中で何か見落としていたらしい。「俺ってダメだなあ、ちゃんと読めよ」と思いながら、1〜4巻を何度も読み返した。特に、爺さんの遺書のあたりは念入りに。

ところが。それらしいシーンや台詞が見つからない。変だな。おかしいな。これはアレか。読者のミスリードを誘うよう構成しておいて、しかし伏線がこっそり挿入されているのかもしれんぞなもし。と意識しながら、また何度か読み返してみたけれど。やはり見つからない。

どうも、1〜4巻を読む限りでは、りんは宗一の実の娘にしか見えないのですよ。それどころか母親すら、宗一に対してそういう感情を持っていたようにしか見えない。そう見えてしまう程度の情報開示しかされてない。これでダイキチが「もちろん知ってた」と台詞を吐くのは、ちょっと無理があるんじゃないのか? と。

さらに、おかしな点が後半にもあるなと。そもそもダイキチがその事実を知っていたなら、5巻以降でもそれに絡んだ苦悩を見せるはずだと。しかしこれまた、5巻以降を何度読み返しても、そういうシーンが無い。

例えば、りんを慕う「コウキ」がダイキチに対し、「りんの気持ちを受け入れろ」と迫って、ダイキチが「三親等だぞ」「そもそも結婚できないソレだよ」と言い聞かせるシーンがあるけれど。もし、ダイキチが真実を知っていたなら、そういったシーンでも少しは真実に絡んだ苦悩が挿入されてしかるべきではないかと。でも、やっぱりそういう描写は何も無い。ダイキチが完全に父親モードになってるとしても、まるっきり出てこないのは妙だなと。

で。邪推しちゃうわけですよ。

この作家さん、作品を無理矢理終わらせるために ―― どうにかしてハッピーエンドに漕ぎ着けるために、“キャラの台詞だけを駆使して、初期設定を上書きしよう”と試みたんじゃないのかと。

本当はそんな設定、最初から無かったんでしょ。何度読んでも、それらしい部位が見当たらないもの。ギリギリまで解決策が見つからなくて、うわーもうダメだ、これしかねえや、とやっちまったんじゃないのかと。

そのような邪推が一旦脳裏に浮かんでしまうと…。これはもう、その後のアレコレは全然楽しめなくなるわけですよ。

キャラ達が居たはずの世界が、二言三言の台詞で、異なる世界にシフトしてしまった。本来存在しなかったはずのパラレルワールドに、キャラ全員が…いや、違う、読者が運ばれてしまった。それまで作家が、まるで生きているかのようにキャラを描こうと、必死に努力してきたはずなのに。所詮はこんなの作家の駒に過ぎないのだと明確に意識させられてしまった。

それまでのキャラが生者だったとするならば、一瞬で彼等は死者に成り果てた。あるいは人形。もしくは傀儡。…そして作品のラストでは、死者が、未来の夢を語り合っている…。

ラスト近辺だけは、ある種のホラー漫画ですよ。見ようによっては。

それなりに上手に作ってあれば、ラスト近辺は、ニヤニヤ、ニンマリしながら楽しめたであろう、珠玉な台詞の数々が散りばめられているのに…。うわー、もったいねえ、何やってんの、この作家さんはー、と。清く正しく鍛え上げた肉体で、延々とマラソンしてきて、もうすぐゴール直前だと言うのに。なんだこの人、いきなりコースの真ん中で怪しげな薬飲み始めたー、あからさまなドーピングじゃねえのか、こりゃ失格だろ、どうしてここまで来てそんなことするんだ、うわーん、みたいな。

もちろん漫画なんて所詮全てが絵空事だし。漫画の中に登場するキャラなんて最初から終わりまで作家の駒なのは間違い無いし。今更何言ってんだよ、という気もしますが。でも、それを上手いこと勘違いさせてみせるのが、小説とか漫画とか映画とかゲームとか、作り話系の娯楽コンテンツに求められる、製品品質、商品品質ってものじゃないのかなと。せっかくここまでイイ感じに頑張ってきたのに、最後の最後で手を抜いて台無しにしてたらもったいないでしょう、と。

構成が甘かったのかなと思ったりもするのです。連載開始時から構成ができていたら、途中で伏線を入れることも容易にできたのかもしれないと。もしかするとこの作家さんは、連載しながら話を考えていたのかもしれない。その場その場でヒイヒイ言いながら辻褄合わせをしていたのかもしれない。

あるいは初期設定を上書きするにしても、もうちょっとやり方があったのではと。…ダイキチは真実を知らなくても良かったじゃないかと。母親が真実をバラして、「なんだソレー、俺は聞いてねえよー」と困惑・憤慨して、真っ白に燃え尽きたダイキチの横でニコニコしてるりん。そんな流れでも整合性は得られたはずで。

それとも、作家さんとしては、ちゃんと伏線を入れてあるつもりなんでしょうか。だとしたら単にテクニック不足、あるいは不親切なだけかもしれない。真実の設定を開示した後に、伏線を張っていたコマを回想として挿入するだけでも違ったはずで。たった1コマ見せるだけで ―― 昔の原稿の1コマをコピーして貼り付けて上からトーンを貼るだけで、読者は「ああ、アレが伏線だったのか」と気づくでしょう。でも、ソレすらしない。ここまで面白いネームを描ける漫画家さんが、そういう見せ方に気付かないはずがない。ということは、やっぱり伏線は入ってなかったんでしょう。回想を見せようにも、伏線入れてたコマが存在しないのでは、そりゃ見せようがない。

きっと連載で疲労困憊してたんだろう、頭が回らなくなってたんだろう、このへんが限界だったんだろう。そのように勝手に想像して同情したりもするわけですが。しかし…もったいない。実にもったいない。

でもまあ、全体を眺めれば面白い作品だと思うので、そのくらい大目に見て楽しんでやれよ>俺、という気もしますが。でも…やっぱり…もったいないなあ…。

いやね…何せ、りんというキャラが、とにかく可愛かったので! 何も引っ掛かるところもなく、「りんちゃん、良かったねえ。良かったねえ」と手放しで喜んでやれる、そんなラストを見たかったわけですよ! でも、これじゃダメなんだ。ダイキチが「もちろん」と吐いた瞬間に、自分が「可愛いなあ、可愛いなあ」と愛でてきたりんちゃんは、作品世界の消滅と誕生に巻き込まれて消滅してしまったのであります。嗚呼、俺のりんが! いや、俺のじゃねえ! ダイキチのか! 何にせよ、そりゃねえよ…。

まあ、そこまで入れ込んでしまうほどに、それまでのりんちゃんは可愛かったということで、やっぱりこの作品は破壊力があるなと。うむ。また読み返すとしよう。ダイキチがあの台詞を吐く直前まで読んで、そしてまた第1巻から読み返す! ループを作ってやる! そのループの中で、あの可愛らしかったりんちゃんは永遠に生き続けるんだ! ってなんかおかしいぞ俺! 入れ込み過ぎだぞ俺!

というわけで絶賛オススメなんですよ、「うさぎドロップ」。…ダイキチがあの台詞を吐くまではな!

どうしてこんなに、このあたりに拘るのかと言うと。 :

自分がモヤモヤと夢想してた時も、このあたりは障害になるよな、と予想していたからで。

独身男性が幼女を引き取るというシチュエーションを見せるにあたって、一番楽な設定は、「親戚だから」という設定じゃないか、とは自分も思ってたのです。親戚なんだから、引き取っても世間様から後ろ指をさされる場面は少ないだろう。親戚なんだから、どこで出会わせるかも考えやすいだろう。そんな風に安直?に考えた。

でも、そういうラストに持っていく際には、親戚設定は障害になるよな、と。

なので、その解決策も、いくつか考えていた。と思う。たしかそのはず。
  • A. 少女漫画的解決策。「血は繋がっていませんでした! だからオッケー!」にしちゃう。でもこれは「あー、またか」「ありがちありがち」「出たよ御都合主義」「血が繋がってないだけで本当に大丈夫なの? 法的に問題が残ってるんじゃないの? ちゃんと調べてみた?」等々の問題が。
  • B. エロ漫画的解決策。「当人達が幸せなら、それでいいじゃん。法律? んなの知らねえよ」にしちゃう。でもこれは、世間様から後ろ指をさされる。後味が悪い。反社会的。背徳的。それを避けるためには、「そういう家族のあり方も、もしかしたらアリなのか…?」と読者が悩んじゃうぐらい、そこに至る過程をキッチリ作り込まないといけない。そのへんが薄っぺらいと、シチュエーションだけ羅列してハイ終わりの16ページぐらいのエロ漫画と違いが無くなってしまう。
  • C. ホームドラマ的解決策。そういうラストは綺麗さっぱり諦める。「お父さん、今まで育ててくれてありがとう。今日、私はお嫁に行きます」的な。これなら誰にでも見せられる話になる。どこにお嫁?に出しても恥ずかしくないラストになる、はず。

でも…。

C.はねえよなと。例えば、源氏物語のソレは、今の日本の感覚からすると犯罪的だけど、その犯罪的なところに惹かれるからアレじゃないのかと。やっぱりそういうラストにするからこそ、アレがソレだよなと。でも、「御都合主義」と思われるのもアレだし、「なんて反道徳的なモノを描いてるんだ!」と糾弾されるのもアレだし。

であれば、スタート地点で苦労するしかない。

スタート地点で楽をしちゃうから、ダメなんだ。親戚設定は禁止。それを使っちゃダメ。あくまで、赤の他人の独身男性と幼女が一緒に暮らし始める、という設定をどうにかしてでっち上げる。「そういう状況に遭遇したら、そういう展開になるのは自然だよな、自分がその立場だったらやっぱり引き取るし、周りも認めるわ」と読んだ人がすんなり思うぐらいに工夫した設定を。…これは難しい。何か思いつきますか? 自分はダメだった。スタート地点すら作れないのでは、本編なんかとても作れないんじゃないか。そして、挫折。

で。今になって考えると、例えば「よつばと!」は、ソレをクリアした作品の一つなんだなと思ったりもするわけで。いや、当時、読んでなかったから、そんなやり方があるとは気付かなかったし、そもそも連載が始まってたのかどうかすら知らないのだけど。

「よつばと!」の上手いところは…。
  • 引き取る経緯を描かず、引き取ってから随分経ったであろう時期から、いきなり描き始めている。
  • 引き取った経緯をぼやかしている。
スタート地点を全然描いてない。そこが上手い。と思うのです。いや、裏設定は最初からちゃんとあるのだろうと想像はしているけれど。

このあたり、「経緯なんてどうでもいいじゃないか」「そういう人間関係がそこにある、ということが最重要。それさえあれば話は作れる」と割り切った賢さがあるように思える。もしかすると、「どうしてそうなったのか」ではなく、「こういうキャラが居るのだ」「こういうキャラがこういうことをするのだ」だけで読者を楽しませてしまう、4コマ漫画というジャンルで活躍してみせた作家さんならではの卓逸したセンスがあるのかもと。だからそこに辿り着けるのかも、と思うのだけど。

何にせよ、「よつばと!」方式ではないやり方で、その手の初期設定と、そういうラストを繋げるためには、
  • スタート地点で手抜きをして、ラスト近辺でどツボにハマる。
  • スタート地点で苦労して、ラスト近辺はスムーズに進める。
このどちらかだろう…といったところまでは、こんな自分でも予想してたわけで。

「うさぎドロップ」は前者でしょう。そして予想通り、ラスト近辺で苦労してた。自分は、「ああ、その手があったのか」と感心したかったのだけど…。予想範囲の中の A になって、しかも、Aにするための準備が抜けてるようにも見えた。自分には分からなかった正解が見れるかもと期待していたけど、どうも途中で計算ミスをしている誤答が出てきてしまったような、そんな印象を受けて、うーん、となったわけで。

そんなモヤモヤがまだ残ってるので、そのあたりの設定だの繋げ方に、なんだか拘ってしまう自分なのでした。

この記事へのツッコミ

Re: 「うさぎドロップ」のラストのあたりを読んでガッカリした理由についてメモ by 鮭缶    2015/03/31 15:03
はじめまして。
MZ-731懐かしいですね、私も使っていました。

うる星やつらは送り出す側としての立場にいました。
うる星やつらを例にしてとると作品の内容は作る前に担当との話し合いで決められていました。読者からのアンケートとかPTAとかを意識して内容を決めるのです。
ラムのほうが人気があったのでしのぶの出番は少なくなりました。
ここらへんの事については少年サンデーグラフイックに描かれています。

うさぎドロップも連載だったので編集の意向に沿って作られたもので作者にとっては不本意であったかもしれません。

エロ漫画ばかり描いている人でも本人の意向ではなくはじめの担当者がたまたまエロを描かせて、それが続いているという人もいるそうです。

2011/09/03() [n年前の日記]

#1 [comic] うさぎドロップをまだ読み返してる

高い買い物だったので、元を取らないと、みたいな。元って何だ? てな気もするけど。

2011/09/04() [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 選挙に行ってきた

市議会選挙。震災で延期されてた。たまたまお袋さんが外出するところだったので、車に同乗させてもらって公会堂まで。

2011/09/05(月) [n年前の日記]

#1 [anime] うさぎドロップアニメ版5話を見たのだけど

やっぱりアニメ版を見た後で原作を読むのがベストだなと再認識。原作を先に読んでしまうと脳内に理想の映像が出来てしまって、ツライ…。「えー、これは端折り過ぎだろ」とか「キャラの心情が全然分からねえじゃん」とか気に入らないところが多々出てきてしまって実にツライ。

アニメ版を見ていてなんとなく思ったけれど。どうやら、キャラのモノローグを徹底的に排除して映像化する、という方針がありそうな気がした。原作は、少女マンガやレディースコミックの文法で作られているので、キャラの心情・苦悩を逐一モノローグを使って細かく解説するやり方が積極的に使われている。なので、アニメ版でそのあたりをバッサリ削除してしまうと、その時々でそのキャラが一体何を考えていたのか、何について悩んでいたのか、そういった情報が視聴者にまったく伝わってこない。ただ、その代わり、キャラの会話のみが延々と続く映像になっているので、キャラ達の振舞いを傍からボーッと眺めているような感覚で視聴することになる。つまり、パッと見はリアルっぽくなる、のであろうと自分は捉えているわけだけど。

モノローグ多用、モノローグ排除、どちらを選ぶかは、実はどうでもいい。問題は、モノローグ排除に伴って失われた、「その時キャラが何を考えていたのか」という、読者・視聴者への情報開示を、別の方法で実現しようという意思が全く見られなかったこと。

モノローグが無くても、最低限、「キャラがその時何かを悩んでいる・考え込んでいる、らしい」ということぐらいは、振舞いなり台詞なりを原作のソレから積極的に改変していくことで充分伝えられるはず。だが、そういう工夫がアニメ版にはまったく見られない。各キャラの行動も、台詞も、原作とほぼ同じ。トレースに近い。しかし、心情解説はバッサリ省かれている。

個人的には、それじゃダメじゃないかなー、と思う。漫画におけるキャラの心情解説は、読者がキャラに感情移入していくための呼び水。そこを省いてしまったら、見る側の感情移入を誘えない。感情移入を誘えない娯楽コンテンツはマズい。娯楽コンテンツにならないだろう…。例えば石川賢の漫画のように展開でグイグイ引っ張るタイプならともかく、キャラの心情変化を見せることが肝になってるこの手のジャンルの作品で、それはマズかろうと。

このあたり、作り手の属性によるのかな、と邪推したりもする。例えば、少女マンガの類をほとんど読んだことが無い人にとっては、モノローグはただひたすらウザいもの、としか思えないのかもしれない。だからバッサリ削除してやろう、という判断になったのかもしれないと。でも、モノローグのそれぞれは、無駄に挿入されているわけじゃない。ここでキャラがこういうことを悩んでると教えておかないと、後で出てくる行動が読者にとって理解できない、等々、ある種シリーズ構成にすら絡んできたりもする。…そういうところまでちゃんと考えたうえで、モノローグ排除を選択したのか? 排除したことで失われたモノを一切補完しようとしないのは何故ですか? とスタッフに問いたい気分になったわけで。

要するに…ちゃんと原作を読み込んだ上で作ってるのかなあ、なんだか怪しいなあ、と。

でもまあ、 そういう割り切り方もアリなのかもしれないのでアレですが。特に後者は…個人的にアリ。一点豪華主義は自分も好き。そこはバッチリクリアできている・原作より随分可愛らしく見えてるし。だったら、まあいいのかなあ、という気も。

2011/09/06(火) [n年前の日記]

#1 [comic][anime] うさぎドロップについてメモ

気が付いたことや、妄想をメモ。

うさドロアニメ版5話で感心したところ。 :

原作では、ダイキチが大人用包丁でジャガイモの切り方を実演していたのだけど、アニメ版は子供用包丁で実演していて。りんがこれから作業をするのだから、りんが使う包丁で実演したほうがいいだろう、とダイキチは瞬時に考えたのかもしれない、と読むことができるシーンになってる。ような気がして感心した。

ジャガイモの切り方一つであっても、りんのことを思いやって振舞うダイキチの姿。そう捉えるとなんだか胸が熱くなりませんか。…いや、そこまで意識して改変したわけじゃないのかもしれないけど。このほうが流れが自然だろうと思って変えただけかもしれないけど。結果的には、ダイキチのそういうソレが垣間見えるようなシーンになったので、良かったのではないかと。

うさぎドロップを宮崎駿が演出したらどうなるかと妄想。 :

なんとなく妄想。

りんの母親が「わからない」と言った次の瞬間、
  1. ダイキチの髪の毛が総毛立ち
  2. 大口を開けて何か喋ろうとするが、グッと言葉を飲み込んで
  3. 少しうつむき
  4. こぶしをギュッと握る
みたいなソレになるのかなと妄想。少なくとも髪の毛は絶対に逆立つ!…ような気がする。宮崎キャラは怒りを感じると大体そういう反応をする。…モノローグを使ってキャラの心情を説明しないなら、そういう見せ方を積極的にしていかないといかんような気がする。上のような見せ方をすることで、
  1. 「あ、ダイキチが怒ってる! 怒りゲージ、スゲー上がってる!」
  2. 「おお、堪えた。大人だな、ダイキチ」
  3. 「何か考え込み始めたぞ…」
  4. 「ん? 何か決意した?」
と見てる側に想像させる。みたいな。

でも、こんな見せ方をしていたら、脚本もコンテも作業時間がかかってしょうがない上に、尺が伸びていくような気がする。…それでジブリ作品は、いつもスケジュール的に大変だったり、制作中に尺がどんどん伸びていったりするのか。なるほど。なんだか納得。

一々モノローグで説明するより、髪の毛が逆立つほうが、尺は短くなるような気もする。一瞬で「あ、怒ってる」と伝わるし。それがどういう種類の怒りなのかは伝わらないので、複雑な気持ちを抱えながら怒ってる場合はモノローグを使ったほうが良いのかもしれないけど。

2011/09/08(木) [n年前の日記]

#1 [prog] Windows7 64bitでNTEmacsって動かせるのだろうか

自分でコンパイルしてバイナリを作らないといかんのだろうか。だとしたら面倒だな…。

とりあえず代わり?に、Komodo Edit 6 をインストールしてみたり。起動が鬼のように遅いけど。

2011/09/09(金) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 録画してたアニメを消化中

BSデジタルが視聴できるようになって録画本数が増えてしまい、どんどん消化していかないとHDD容量が…。うーん。

2011/09/10() [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 自宅サーバ止めてました

雷が鳴ったので、17:20-19:15まで自宅サーバ止めてました。申し訳ないです。

「バシン」という感じの雷が鳴ってビビりました…。

2011/09/11() [n年前の日記]

#1 [anime] 平成ライダー、凄いなあ

ロケットライダーの1話と2話を視聴。勢いがあるなあ…。役者さんの演技だけがアレだけど。オーズの人の安定感を見てしまった後だと…。まあ、役者さんは今後グングン育ってくれるはずだからアレだけど。それにしても、月面の1/6の重力を表現しようと努力していたあたりが素晴らしいなと。最初から映像にすることを諦めたりしないその姿勢に、なんだか目頭が熱く…。

ちょっと前にオーズの最終回も視聴してたのでその感想もメモ。展開に感心した。平成ライダーシリーズの最終回は、予算もスケジュールも無く、更に次の企画でスタッフも取られ、なんだか悲しい出来になってしまう印象があったのだけど。都市の上空に巨大なソレが出現するわ、空中戦はするわ、役者をワイヤーで吊るわ、おそらくかなり厳しい状況だろうに、よくぞここまで、みたいな。その進化ぶり・発展ぶり・スタッフの心意気に、なんだか目頭が熱く…。

2011/09/12(月) [n年前の日記]

#1 [ruby] Rubyで不具合が色々

Google 検索の結果を open-uri や net/http で取得して処理をするRubyスクリプトを書こうとしたのだけど。ENOMEM なるエラーが出てしまう。巷にあるサンプル通りにやっている・open(url).read.display みたいな行しか書いてないのに…。

どうも Windows版 Ruby 1.8.7 p330 には、そういう不具合があるらしい。pik という、バージョンを切り替えて使えるツール?をインストールした後、1.9.2 p270 をインストールしてそちらでスクリプトを動かしてみたらエラーが出なかった。

しかし今度は、1.9.2上で sanitize というモジュール?が動かない。「msvcrt-ruby191.dll がねえよ」と文句を言われる。

1.9.2 をインストールしたフォルダを眺めてみたら msvcr100-ruby191.dll というファイルがあったので試しに msvcrt-ruby191.dll にリネームコピーしてみたが、実行すると盛大なエラーが。うーん。

1.8.7 上でも sanitize を gem install sanitize してみて試してみたら、今度はエラーが出ない状態で処理ができた。…なんでやねん。

2011/09/13(火) [n年前の日記]

#1 [anime] 魔法少女まどかマギカ1〜4話を視聴

妹が珍しくアニメのDVDを借りてきたそうで、せっかくだから自分も見せてもらったり。

なるほど。これは面白い。人気が出たのも分かるような気がする。

結界の中の映像表現が興味深かった。最近のアニメではこんな映像もOKなのかと感心。どんなツールを使って作ってるんだろう。セルシスあたりのツールでも作れるのかしら。それとも After Effects あたりなのかしら。

2011/09/14(水) [n年前の日記]

#1 [pc] Windows7機の反応が遅くなってる気がする

HDDへのアクセス速度が遅くなってるのだろうか…。

2011/09/15(木) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] ちと大きめの地震

震度3の揺れだったけど、揺れてる時間が結構長かった。また3/11のようになるのかと不安に。

2011/09/17() [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 煙草を買いにコンビニへ

わざわざメモするぐらい全然外出をしてないです。

2011/09/18() [n年前の日記]

#1 [cg_tools] blender2.59をインストール

2.59が出ていたらしいのでインストール。環境変数PATHの先頭にPython3.2インストールディレクトリを追加してからblenderを起動するバッチファイルもコピー。

ユーザホームディレクトリ?をどこで設定しているのかが分からない。レジストリを参照しているのだろうか。regedit で調べてみたら、Win7 64bitの場合、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\BlenderFoundation
に、Home_Dir と Install_Dir という項目があるようで、そこに設定がされている、ように見えるが、はたしてコレを参照しているのかどうか。

#2 [pc] Win7 64bitにNTEmacsを入れてみた

以下のサイト・blogからバイナリをDLさせていただいたり。ありがたや。

_NTEmacs 22BASE (日本語インライン変換 & 半透明)
_NTEmacs
_NINE GENERATIONS: Emacs (NTEmacs) 23.1 をWindows 7上で少し快適に使う - Part.2

どれも動きました。本当にありがたや。

ついでにVimも入れてみた。 :

_ソフトウェア ? KaoriYa から 7.3.315 (2011/09/16) 版をDLさせていただいたり。

以前DLして Win7 64bit 上で試したときは、たしかウインドウサイズを変更…だったかな…とにかく何か操作をすると不正終了してしまって使えなかった記憶があるのだけど。もしかすると設定ファイルがまずいのかもと気づいて、環境変数 HOME 以下の _gvimrc やら _viminfo* やら _vimrc やら vim と関係ありそうなファイルを全部削除してから、今回DLした版で gvim.exe を実行してみたところ、ちゃんと動いてくれた模様。

_GVimのウィンドウサイズを保存・復元したい - present を _gvimrc にコピペさせてもらった。チョー便利です。ありがたや。

vi も、慣れれば手離せなくなるんだろうけど。あふと同様、ワンキーでアレコレ操作ができるという思想だから、どのキーがどの機能なのかを覚えてしまえば、脳と直結しているかのような使い勝手が得られるのだろうけど。いかんせんキーを覚えるのが大変な印象があって少し触って投げ出して操作を忘れてまたたまに少し触って投げ出して、を繰り返している始末。

#3 [cg_tools] マップエディタを少し試したり

_Tiled Map Editor なるマップエディタをDLして少し試用したり。Tiled Qt というアプリ名なんだろうか。よくわからない。とにかく、Windows版とMac版が用意されてたり、Java版が用意されていたりで、使える環境が多いマップエディタらしい。

2011/09/19(月) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 地震で目が覚めた

いつまで続くんだろう…。

#2 [prog] RubyでXMLファイルを処理したり

_Tiled Map Editor (Tiled Qt) というマップエディタで保存したデータを Ruby で処理して扱いやすいテキストデータの形にしようかと。

_「Tiled Map Editor」の.tmxファイルを配列に変換 - 強火で進め という記事を参考にして、Ruby で書き直し。REXMLというモジュールが使えるらしい。

_XML処理 REXMLの使い方 - プログラムメモ
_REXML:RubyによるXML処理 - japan.internet.com

Tiled Qt の標準設定では、配置データ部分は zlib で圧縮したものを base64 に変換したデータらしいので、base64 でデコード、かつ、解凍するように。

_RubyでBase64 - 今日覚えたこと
_Rubyist Magazine - 標準添付ライブラリ紹介 【第 11 回】 zlib

Tiled Qt は、何も配置していない箇所を 0番として扱い、配置していくタイルセットの最初の番号を1番として扱っているらしい。タイルセットの最初の番号は0番にして、かつ、その番号は空セル(?)にしておきたいので、そのように変換して修正。と言っても配置セル番号が0より大きければ -1 するだけだったり。

とりあえず、それっぽい形で出力できた。

使ってる画像データとセル配置データの関連付けをどうしたものか。…手作業でテーブル作って対応させるのでもいいかな。そもそも、まずは出力したデータが正しく表示できるか確認するほうが先か…。、

2011/09/20(火) [n年前の日記]

#1 [cg_tools] モーフィングソフトを色々試した

前にも試したような気がするけど。なんとなく。

_WinMorph 3.01_Magic Morph 1.95_FotoMorph 13.2.6 を試してみたり。

_Magic Morph はシェアウェアと書いてあるのだけど、本家サイト?に飛んだら、「Free Download」と書いてあった。パッと見では、お値段らしいものも書いてない。フリーソフトになったのか、それともDLしたのは体験版なんだろうか。よくわからず。

とりあえず3つとも、Windows7 64bit上で動いてくれた。使い勝手は…どれも同じような感じ。

制御点を指定するのが面倒臭い。自動化できないものか。と思ったけど、完全に異質な画像を使う場合もあるだろうから、自動化しようにも無理なのだろうな。

#2 [pc] 親父さんからPC相談

親父さんが友人から質問を受けたのだとか。Photoshop Elements を使ってスキャナから写真を読み取ろうとするとHDD容量が無いと文句を言われてしまうとかなんとか。

「ごみ箱を空にする」「ディスククリーンアップをしてみる」「CCleanerで一時ファイルを掃除する」を順に試してみるのはどうかとアドバイスした。が、解決しなかったようで。親父さんが友人の家に直接行って様子を見てきたらしい。

で。どうも外付けHDDに直接保存しようとするとエラーが出る状態だったそうで。一旦Cドライブに保存してから、エクスプローラで外付けHDDにファイルコピーすると問題が無いのだとか。更に、Cドライブも外付けHDDも空き容量には余裕があるのだとか。

報告を聞いて、どうしてそういう不具合が起きるのだろうと首を捻っていたが、ふと気が付いた。Photoshop Elements のバージョンを尋ねたら、バージョン2だった。…たぶん、アプリが古過ぎて、大容量のHDDに対してアクセスしようとすると空き容量を正しく取得できない・容量が少ないHDDと勘違いしてしまうのではないか。そういう不具合事例を以前Web上で見かけた気がする。

自分が以前使ってた Painter 5 前後も、メモリをたくさん載せると「メモリが足りません」と文句を言って動かなかったし。おそらく、そういうことだろう…。当時の開発者が想定していたメモリサイズ or HDD容量よりも大きい値が返ってくると、オーバーフローでも起こして小さい容量であるかのように勘違いしてしまうに違いない。と思う。たぶん。

そんな不具合、一般的なユーザさんは分からんわい。まだまだ、PCは、色々と面倒臭いなと。

2011/09/21(水) [n年前の日記]

#1 [anime] 魔法少女まどか☆マギカ5〜10話を鑑賞

妹が以下略。

いかん。10話を見て、いい歳して泣いてしまった。自分、エロゲのDESIREをプレイしてグッと来てからというもの、この手の設定とシチュエーションが大好きなもので。

10話の最後に OP曲が流れて、そこでようやく 歌詞の内容が主人公ではなく黒髪の娘のほうのソレを指していたことに気づき、また感動。ガンダムOOの2期の最終話で OP曲の歌詞と本編映像がシンクロしていて「おおっ」と思ったことがあるけど。それより強力なソレ。かなりグッときた。

1話につき1つぐらいのペースでヘビーな設定を開示しているあたりが上手いなと感心。そういう構成のせいか、全然飽きない。続きが気になってしまう。

何はともあれ、これはアニメ史に残る名作なのではないかと思う次第。

#2 [nitijyou] 台風が凄い

夜になるにつれて風雨が凄いことに。直撃コース。東京のほうも凄いことになってるらしいが…。

てっきり福島も、どんどん凄いことになるかと重いきや。どうもPM10:00頃には雨もやんで、虫が鳴いている状態に。

しかし、須賀川市内の仮設住宅は床上浸水したらしい。…携帯にも、自分の住んでいる地域ではなかったけど、避難勧告メールが届いた。あんな着信音は初めて聞いた。DcCoMoの携帯には届いたけど、家族が使ってるau携帯には避難勧告メールが届かなかったらしい。さすがDoCoMo、なのだろうか…?

2011/09/22(木) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 自転車で買い物に

朝方は雨が止んでいたので、自転車で買い物に。リオンドールやロックタウンのあたりは水没してるだろうと思ったので、ヨークベニマルまで。

帰りに雨が降ってきた。時間的余裕があれば台風の被害状況を目にしておきたいと思ったのだけど。ちと無理っぽいので急いで帰宅。

ロックタウンはともかく、リオンドールは開店してたらしい。一部の道路は通行止めだったそうだけど。

#2 [prog] DXRubyのテスト中

640x480のウインドウで、BGを4枚ほど出してスクロールさせてみたところ、60FPSは出てるけど負荷率が10%ほど。CPUは、Core2DuoE8400(3.0GHz)。GPU は、NVIDIA 9800GTGE。速いのか遅いのかよく分からず。

BGのタイルを32x32ドットにしているけど、もっと大きなタイルにすれば速くなるのだろうか? 地形アタリと対応するBGは、地形アタリのソレを反映した見た目にしないといけないので、細かく分割せざるを得ないだろうけど。奥に描画する、見た目だけのBGはもっと大きく分割したほうがいいのだろうか…。

抜き・空白の部分も毎回描画しているのかどうかが気になる。本来は描画しなくてもいいはずだが…。タイルの0番は必ず抜き・空白として扱う、みたいな描画オプションがあれば負荷軽減になるのかもしれないけど。

仮で表示するBG画像の作成について悩む。ビル街の夜景っぽいものを描きたいのだけど、いきなりドットエディタを起動してドットを打っても全然それっぽくならない。実際の写真を加工してビルのパーツを作って、等ができればいいのだろうけど、ライセンス上は何の制限もない写真素材なんてまず存在してないし。参考にしながら自分で描いていくしかないのだろうな…。

2011/09/23(金) [n年前の日記]

#1 [prog] Python+PILで画像を縮小

単純に2倍拡大した画像を、単純に1/2のサイズに縮小するために、Python 2.6.6 + PIL を使用。通常のCGソフトだと画質をそれなりに維持するためにもっと複雑な処理・アルゴリズムを使って拡大縮小をしてしまうので、欲しい画像が得られないだろうと推測したわけで。

以下が、フォルダ内にあるpng画像を1/2のサイズにしてbmpで保存し直すスクリプト。
import os
import sys
import glob
import Image

in_dir = '..\\640x480\\'
in_ext = '*.png'
out_ext = '.bmp'

# フォルダ内の全ての画像ファイルに対して処理を行う
for infile in glob.glob(in_dir + in_ext):
    filename, ext = os.path.splitext(infile) # フォルダ名+ファイル名、と、拡張子に分けておく
    
    im = Image.open(infile) # 画像を開く
    src_pix = im.load() # 各ピクセルにアクセスしやすくするための準備
    
    src_w, src_h = im.size # 画像の縦横幅を取得
    dst_w = src_w / 2
    dst_h = src_h / 2
    print "%s %s : w,h=%d,%d -> %d,%d" % (filename, ext, src_w, src_h, dst_w, dst_h)

    dst_im = Image.new('RGB', (dst_w, dst_h)) # 新規画像作成
    dst_pix = dst_im.load()

    # 出力先画像の全ピクセルに対して処理
    for y in range(dst_h):
        for x in range(dst_w):
            dst_pix[x,y] = src_pix[x*2, y*2]

    # 新規画像を保存
    outfile = filename + '_half' + out_ext
    dst_im.save(outfile, "BMP")
無駄な部分はあるけど求める画像は得られたから良し。

2011/09/24() [n年前の日記]

#1 [anime] 怪盗天使ツインエンジェルの最終話を視聴

「爆発を我慢したんだ!」にとにかく感動した。アニメ史に残る名台詞だと思う。…残してどうするのだ。

決戦の場が 宇宙なわけだけど。そこに到達するまでの流れも感動、かつ反省。この作品を甘く見てた。これは凄い。こういうの好きです。バカアニメはこうあるべき。

#2 [prog] DXRuby勉強中

BGスクロール処理部分を別ファイルに分けてみたり。Rubyのクラスの書き方を勉強、みたいな。クラス変数とインスタンス変数の違い・使い分けの仕方が今一つよくわからない。

irbも少し調べた。 :

irbを有効活用したいのだけど…。履歴を再利用する方法が分からない。一般的にこの手のソレは、カーソルキーの上下で呼び出せるものだが。

C-p や C-n で呼び出せるらしい。知らなかった。

~/.irbrc に色々書いておくと機能が増えるらしい。Windowsの場合はどこに .irbrc を保存すべきかよく分からず。…とりあえず、環境変数 HOME で指定されているフォルダに置いておけばいいのかな?

2011/09/25() [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 夜中に緊急地震警報

最近滅多になかったのだけど、夜中の3:00頃に鳴り始めた。来たか、と思ったが、これが意外と揺れない。もしかすると、同時に2ヶ所で揺れたとかそういうアレなんだろうか。

#2 [nitijyou] 焼却施設についての説明会に行ってきた

下宿公会堂で、PM01:00から、須賀川市の焼却施設の現状についての説明会が。お袋さんと一緒に行ってきた。

自分が住んでいる須賀川市下宿には、須賀川市のごみ焼却施設があって。頭が痛いことに、すぐ近くに小学校と保育園もあるという。非常にマズイ状態。

説明会場ががらんとしてたら絶望するしかないかな、と思いながら行ってみたけど、かなりギッチリ詰まるぐらいに、たくさんの人が来ていた。安心した。皆、ちゃんと不安に感じてるらしい。

説明会に来たのは、須賀川市衛生センターの所長さんと以下2人の合計3人。町内会長さんの話では、須賀川市環境課の担当者にも説明会への出席を要求したけど、拒否されてしまったとのこと。…やっぱり逃げたんだろうな。いやまあ、担当者だって何もわからないのだろうと想像はしてるけど。

ちなみに、KFB福島放送の取材も来ていた。

説明会で話された内容を、ざっくりとまとめると。 とりあえず、センター所長さんからは、自分達もとにかく困ってるのです、みたいな話しか聞けなかった。今までこういう対策をしてきたとか、これからこういう対策をする予定とか、そういう話は一切無し。 *1

説明会の途中で、住民側が怒鳴る場面も何度かあった。 *2

1時間半〜2時間ほど居たけれど、何かしら満足がいく話を何も聞けなかったと思ってる方がほとんど、な雰囲気。皆、苦笑、もしくは陰鬱な表情で帰って行った。

いかんせん、各家庭も必ずゴミを出しているわけで…。燃やすな、というわけにもいかないし、しかし燃やせばこのあたり一帯が汚染されていくし。どうしたらいいんだろう。

とりあえずこのままでは、須賀川市中の放射性物質を集めて、このあたり一帯に撒き直している状態だろうし。あと数年〜数十年、何の対策もせず今まで通りに呑気に燃やしてたら、下宿一帯を人工的にホットスポットにしてしまうのではあるまいか。特に、柏木小学校と、隣接してる保育園が不安。幼児や小学生に放射線を浴びせ続けるのはマズ過ぎるだろう。

余談。 :

バグフィルターで99.9%のセシウムを除去できるという話は、ちと胡散臭いらしい。 _放射性物質汚染の瓦礫を焼却処理する環境省の脆弱な根拠 によると、科学的なデータ・具体的な数値を出した調査結果すらなく、国立環境研究所という組織で非公開の会議をして、そういう話だけがポンと出てきた、という状況なのだとか。

どうしたもんか。

*1: でもまあ、今こういう状況、と説明してくれるだけでも、まだマシなのかもしれない。それすらしない場面もありそうだし。
*2: 怒鳴ってみても、説明会に来ているのは市の職員というわけではないだろうから、意味が無いような気もした。肝心なところに、怒りや嘆きが伝わっていかない。

2011/09/26(月) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 昨日の説明会のソレをまとめたり

LibreOffice Writer上で記述。一応説明会の時にメモを取っていたのだけど、結構間違えてメモしている気がする。とりあえずお袋さんに渡してチェックしてもらうことに。

2011/09/27(火) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 自転車で買い物に

親父さんの電動自転車を借りて、コンビニで煙草を、ロックタウン内のドラッグストアでお菓子を、ケイヨーD2でセンサー付きLEDライトその他を購入。

ケイヨーD2から帰ってくる途中、電動自転車の電池の残りが1目盛りに。この調子だと、コレ以上の距離は無理かもしれん…。

回生ブレーキが効いているわけでもないのに、途中でべダルが妙に重くなったりするあたりが気になる。何が起きているんだろうか。

#2 [nitijyou] 自転車の後ろかごが届いた

電動自転車につけて荷物を載せられる量を増やしたいと前々から思っていたので、数日前にネット通販で取り外しも可能な自転車用後ろかごを購入。買い物から帰宅したら届いていた。OGK RB-007B2-DB。4,515円。色はブラウン。

固定用の金属板が2枚、ビスが4本ほど袋に入っていたが。固定用の台のほうには金属板が1枚しかついておらず、どうやって固定すればいいのかと首を捻る。簡単な説明書が1枚入っているだけでも違うのだが…それすら入ってない…。まあ、たぶんこうだろうという感じでつけてみたけど。

後になって気付いたが、サイト上で取扱説明書がPDF形式で公開されてた。想像したとおりの取り付け方だった。一安心。

見た目はいかにもな買い物かごっぽいソレなのでアレだけど、プラスチック製なので強度については不安が残る。

2011/09/28(水) [n年前の日記]

#1 [prog] DXRubyでアクションゲームの雛形っぽいものを作成中

地形アタリとの処理が面倒臭い。大昔に作ったことはあるけれど、どうやって実装したのだったか…。

とりあえず、床と壁のアタリ判定・補正処理は作った。ジャンプすると天井に突っ込んで補正されて凄いことになる。天井とのアタリ処理も作らないと…。

#2 [nitijyou] 階段のところにセンサー付きLEDライトを固定した

_RITEX ASL-030 。センサー付きLEDライトでありながら、いざという時は台から取り外して懐中電灯としても使える。ケイヨーD2で、1,480円…だったかしら。

本当は玄関近くに設置したかったのだけど、台のサイズが結構大きくて場所が無く。天井につけることはできるけど、それではいざという時に懐中電灯として使えない。妹から、階段の途中にその手のライトが欲しいと言われたので、仕方なく階段の途中に設置。…階段にはちゃんとライトがあるんだけどなあ。

2011/09/29(木) [n年前の日記]

#1 [nitijyou] 首が痛い

寝ても改善せず。なんだろう。

#2 [pc] PowerDVD 11 Ultra DL版を購入

SOURCENEXTの通販サイト上で、期間限定で5,980円という値段で売られていた。パッケージ版だと安くても1万円以上するので、これは買わないとアレかなあと。 *1

Windows7 Pro 64ビット版上で、PowerDVD 7 BD対応版をアンインストールしてから、インストールしたが、これと言った問題は起きなかった。…いや、起動時に画像タグを選択したらフリーズしちゃったけど。

アップスケーリング機能にかなり期待していたのだけど。さほど劇的な画質向上は見られなかった印象。自分、ちと期待し過ぎてた模様。

ブルーレイの再生も確認してみたいが、一枚もソフトを持ってないわけで。…そのうち何かしら入手しないといかんなあ。

疑似3D表示も試してみたり。たしかに、なんとなく3Dに見える。もちろん、ちゃんとした立体視映像ではないけれど。どういう処理をしているんだろうか。
*1: ちなみにクレジットカード払いで支払い。自分のは、ちゃんとした?クレジットカードじゃなくて、楽天デビットカードをクレジットカードのような感じで使うソレだけど。この支払い方法は、部屋から出ずに支払いできて便利だな、と実感した。

2011/09/30(金) [n年前の日記]

#1 [prog] 地形アタリ処理をリファクタリング中

地形マップと、マップ用画像を大幅に変更したので、地形アタリコードを定数定義にしたり等。

#2 [prog] Rubyでテーブルジャンプをするにはどう記述したらいいのか

アタリコードが 0x00〜0x1f まであって、それぞれについて処理内容を変えたい。

一般的には case 〜 when 〜 end を使って書くのがフツーだろうけど。調べてみたら Ruby の場合、 case 〜 when 〜 end は if 文の羅列になるらしい。…最悪。比較要素が多くて、後のほうでヒットしたら、処理が遅くなるではないか。もちろん、柔軟な比較判定が出来るというメリットはあるだろうけど、処理速度的にはあまり褒められたものじゃない。

こういう場合はテーブルジャンプで処理するのが妥当なはず。しかし、書き方が分からない。関数テーブル? メソッドテーブル? を作って処理を呼ぶような形にしたいのだが。

変数のスコープもよくわからない。 :

if 〜 end の中で宣言?した変数は、その中でのみ有効なのかと思いきや、外部に出ても有効らしい。…しっくりこない。これでは、使い捨ての変数に確保した領域がどんどん無意味に溜まっていくのでは。…メソッドを抜けたタイミングで全部解放されるから気にしなくてもいいのだろうか。そのへん、よくわからん。

以上、30 日分です。

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