mieki256's diary



2005/03/09(水) [n年前の日記]

#5 [cg_tools] ということでGIMPでアニメGIFを作ってみたりして

GIMPで作ったアニメGIF
こんな感じ。中華キャノンのプラモデルを撮影して、GIMPでシコシコと。800Kbyteぐらいあってちょっとアレだけど。

ちゅーか、素材を撮影したの、 _何ヶ月前やねん。 ちなみに _こんな感じで撮影してた模様。

でもまあ、 _「お店に安いじゅんでカメラがならんでいると、いちばん安いところから25cmのあたりにならんでいるカメラ」 *1 と、フリーのグラフィックツールでこのぐらいは遊べるということで。なんとなく満足。

ヘボヘボなアニメGIFではあっても、作業してるうちにいくつか気づいた点があるので、以下にメモ。

アニメと実写は、たぶん違う :

最初、商業アニメと同様、「背景は1コマ撮り(?)」「手前のオブジェクトは(基本的には)3コマ撮り(?)」で作ってみたのだけど。実際やってみると、どうにも不自然で、全く見れたものではなく。結局、全フレームでオブジェクトを動かしてしまったり。 *2

どうして不自然だったのか考えたのだけど。…手前のオブジェクトがプラモデルだったからではないかと。

動いてるオブジェクトが、現実に存在してる物体の質感に近ければ近いほど、見る側は、日常生活と同じ動き=フルアニメを求めてしまうのかもしれない。と、そんなことを思ったり。 *3

もっとも、元々アニメだってフルアニメだったわけで。途中でリミテッドアニメが主流になって、そういう映像に慣れちゃっただけ、かも。例えば、3DCGアニメや実写であっても、アニメのような動きをする商品が延々と市場に流れ続ければ、こういった不自然さもなくなってくるのかもしれない。…まあ、そういう展開はありえないだろうけど。

素材撮影の段階が重要 :

マスクを作りやすくするために、青い画用紙を背景にして、ブルーバック撮影の真似事をしながら素材を撮影したのだけど。結局、選択領域を一つ一つマウスで描き直してた気がする。青部分の明度・彩度等にバラつきがあり過ぎて、色選択だけではほとんど使い物にならず…。

色んな素材をCGで合成することで、たしかに色々な表現ができるのだけど。素材のマスクをサクッと作れる方法を知ってないと、そのへん厳しいのだなと。合成して、画面が出来ていく様子を見るのは楽しいけど。マスクを作ってるだけの作業は全然楽しくないッス…。

動いてしまえば光源の向きは結構気にならないかも :

素材の光源はめちゃくちゃなのだけど。こうして見てみると、結構気にならないものだなと。ただ、複数の素材が合成された場合は、さすがに光源の違いが悪影響を及ぼす可能性が高そうな予感。

onionskinがないと話にならない :

GIMP 1.2.5 + GAP で主に作業をしたのだけど。GIMP 2.x.x と違って、GIMP 1.2.5 には onionskin がなくて。仕方ないので、フレームを行ったり来たりしながら作業したり…。とにかく動きがつけにくかった。ということで、onionskin機能は、こういう遊びをする上でも必須だなと思ったり。

こうなってくると、Win版GIMP 2.x.x で GAP を使うとDOS窓がパカパカ開くのが致命的かも。2.x.x じゃないと onionskin は無い。けど、Win版GIMP 2.x.x は GAP自体が使えない。…そのことでGIMPは随分と損をしてるようにも思う。UIの統合云々より、そっちのほうをまずはどうにかしてほしい気も…。

と思ったけど、そもそもGAPを使う人なんか居ないか。いや待て。GAPが使えないから、GAPを使う人が居ないのだったりして。Linux環境ではたしかに使えるけど、そもそもLinuxユーザよりWindowsユーザのほうが、この手の遊びにチャレンジしてくれそうな印象もあるわけで。必要性をさほど感じてないLinuxユーザはGAPを問題なく使えて、でも、そもそも必要性を感じてないから使うことも少なくて。あったらあったで触ってみたいと思ってるWindowsユーザは、GAPを使えない…という図式が仮にあったとしたら、やっぱり損をしてるような気も。

つーかフツーはFLASHを使うか(爆) 特にWindowsユーザならそっちを選びそう。わざわざGAPを使って遊びたいと思う人なんか居ないよな…。

ん? もしかすると、GAP が FLASH の swfデータを吐き出す機能を持ってたら、Windowsユーザから、「ギブミー、GAP!」という声がめっちゃ上がるのだろうか。と、バカ妄想。

*1: Canon PowerShot A300。
*2: と言っても、全フレーム分の素材を撮影したわけではなくて。拡大縮小を使ったり、座標を変えたり、そのぐらい。
*3: ふと思い出したのが、低コストで作成されたという3DCGアニメ「Alice」。以前鑑賞したとき、冒頭のあたりで不自然さを感じたことが。件の作品は、3DCGの質感だけど、どうも3コマ撮りで人物等を動かしてた感じで。<ちと自信はないけど。…ということで、やはり、質感が現実に近づけば近づくほど、動きに必要なコマ数も増えていくのかも。

以上です。

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