2005/03/29(火) [n年前の日記]
#4 [tv] NHKを見てたら自動回転ドアの特集番組が流れてた
途中で気がついて見始めた。検索してみたら、『NHKスペシャル「安全の死角・六本木回転ドア事故」玄関や車、ドアが突如凶器となる瞬間』という番組の再放送らしい。
元々はオランダで発達した自動回転ドアの技術を、日本に持ち込んだときに、アルミ製から鉄製にしたことで数倍の重量になり、モーターを強化…重い上に強力なので、センサが反応しても止まらなくなったとか。…オランダの回転ドアは、ドア自体が1tを超えないので、センサに反応するとすぐ止まる。挟まれる部分にはゴム製?らしき部品もあって挟んだものを潰さない・巻き込まない。なんでも、挟んだとき・停止したときに○○cm等余裕ができるよう規格(?)も決まっているらしく。オランダ製の自動回転ドアの実演で、いきなり回転してるドアの中に手を入れていたので驚いた。それでも問題は起きず。本来、そこまでの安全性が必要だったわけで…。
日本側の開発会社の経営悪化?買収?吸収?合併?に伴って、オランダからの技術移転に携わった技術者が居なくなり、技術の思想 ―― 安全性のために必ずドアを軽くしなければならないという最も重要な思想が誰にも伝わらない・開発現場に残っていない状態だった、との解説が流れた。…なんとなく、技術者の価値を軽視する世相が問題の根底にあるような印象を受けたり。 *1
番組の最後、改良された自動回転ドアとして先端部分が折れる製品が紹介されてた。なるほど…。そういや自分も、壊れる材質で作れば、などと夢想してたけど。折れるほうがよほど実用的だなと感心。
元々はオランダで発達した自動回転ドアの技術を、日本に持ち込んだときに、アルミ製から鉄製にしたことで数倍の重量になり、モーターを強化…重い上に強力なので、センサが反応しても止まらなくなったとか。…オランダの回転ドアは、ドア自体が1tを超えないので、センサに反応するとすぐ止まる。挟まれる部分にはゴム製?らしき部品もあって挟んだものを潰さない・巻き込まない。なんでも、挟んだとき・停止したときに○○cm等余裕ができるよう規格(?)も決まっているらしく。オランダ製の自動回転ドアの実演で、いきなり回転してるドアの中に手を入れていたので驚いた。それでも問題は起きず。本来、そこまでの安全性が必要だったわけで…。
日本側の開発会社の経営悪化?買収?吸収?合併?に伴って、オランダからの技術移転に携わった技術者が居なくなり、技術の思想 ―― 安全性のために必ずドアを軽くしなければならないという最も重要な思想が誰にも伝わらない・開発現場に残っていない状態だった、との解説が流れた。…なんとなく、技術者の価値を軽視する世相が問題の根底にあるような印象を受けたり。 *1
番組の最後、改良された自動回転ドアとして先端部分が折れる製品が紹介されてた。なるほど…。そういや自分も、壊れる材質で作れば、などと夢想してたけど。折れるほうがよほど実用的だなと感心。
*1: とはいえ技術者を抱え続けるにはコストがかかるわけだし…。
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以上です。