2005/03/23(水) [n年前の日記]
#1 [zatta] _「ニート」は約85万人、10年前から27%増・内閣府
定義が変わってしまったらしい。
_(via 切込隊長BLOG 〜 俺様キングダム)
さておき、仮にそれが本当の話だと仮定して。巣を壊したり水を流したり等、蟻にとっての緊急事態を用意した時、怠け者の2割がどんな動きをするのかが気になる。急に動き始めたら、緊急時用の労働力だったということだろうし。そうでなければ…。仮に食料が少なくなった場合はどうなるんだろう。集団全体がまんべんなく餓死していくのか。それとも、働かない蟻だけが餓死していくのか。…ふと、「火垂るの墓」の冒頭シーンを思い出してしまった。蟻にとってはあんな感じの状況なんだろうか。
「火垂るの墓」を思い出したところで、疑問が。太平洋戦争の終戦直後あたりで、餓死した人口はどのくらいだったんだろう。その地域の全人口の、ちょうど2割ぐらいだったとしたら…なんだか怖いかも。
◎ 恥ずかしながらそもそもちゃんとした定義すら知らなかったので検索 :
_はてなダイアリー - ニートとは
_ひきこもり・ニートの定義
_寄らばニートの陰 (その 1)
_寄らばニートの陰 (その 2)
直訳すると「就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人」。英国で名づけられた。すると、将来の「主婦」を目指していることを建前にしている「見習い」の人達、あるいは既に実質主婦である人達も、ニートに含めることになった、ということかしら。
学術的・行政的定義:
学生でもなく、就業者でもなく、求職「活動」もしておらず、主婦(主夫)でもない、という者をさす。
注意点:
「フリーター」はニートに含まれない。また、就業意欲があっても求職活動していなければ「ニート」になる。
_ひきこもり・ニートの定義
ニートは「NotinEducation,EmploymentorTraining」の頭文字(NEET)からの造語で、非労働力人口のうち、15〜34歳の未婚で、職業訓練も含め、学校に通わず、家事や家業の手伝いもしていない者と定義されます。そしてさらに、4つに分類されます。漠然と1種類の属性なのかと思ってたけど。更に4種類に分類できるのか。恥ずかしながら知りませんでした。 *1 が、たしかに実質2つかも。2つに分けた上で、更にその片方を3つに分けるのが正解なのかしら。…別に正解があるわけでもないか。対策検討にあたって思考しやすくするための分類作業だろうし。
? ヤンキー型 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
? ひきこもり型 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
? 立ちすくみ型 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ
? つまずき型 いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ
この分類は4つにわけているようで、私が思うに実質2つにしか分けていません。下3つは環境によって変わってくるだけで、性質は同じだからです。学校で自信をなくすか、面接で自信をなくすか、会社で自信をなくすかの違いだけで、3つとも自信喪失型には変わりありません。
_寄らばニートの陰 (その 1)
イギリスにおける NEET とは、就職せず、学校に行かず、職業訓練も受けない10代の若者を指す。日本で言うなら、「不良」が最も近いイメージなのだ。〜(中略)〜イギリスでは就業経験がなくても18才になれば失業手当が給付されることもあり、義務教育終了後から失業者認定がされるまでの間をどのようにつなぐのか、というのが政策的な焦点になっていたりする。
これに対し、日本版ニートの定義は、15〜34歳の非労働力のうち通学も家事もしていない無業者、というものだ。さらに、多くの場合、親に子供を養う余裕があることが前提とされる。
このような全く異なる現象を、なぜ「ニート」と名づける必要があったのか。
_寄らばニートの陰 (その 2)
日本版「ニート」の定義は出自からして曖昧である。それゆえか、紹介者の定義を超えて単語が一人歩きを始めている。皆が自己にとって都合の良いように「ニート」を解釈しているのが現実だ。
伝播してゆく過程で、言葉の意味は変質していく。社会的側面はそぎ落とされ、増殖するのは、ニートは個人の問題、というテーゼばかりだ。
皆が各個の「俺ニート」について語っている状態では、とても議論にはならない。良い指摘があったとしても、埋没して見つからない。ふむ…。
◎ _ニートと働かないアリ :
働き者の代名詞的存在であるアリの集団を観察するとまったく働かないアリがいるということが研究によって分かっている。どうやって調べたんだろう。蟻の個体なんてどれも同じように見えそうだし、数えるのも大変そうだけど…。何かテクニックがあるのだろうか。
北海道大学農学研究科の研究によると、カドフシアリという小型のアリを5カ月にわたり観察したところ、巣の中でじっとしていたり、自分の体をなめるばかりで、自分のエサさえほかのアリからもらっているアリが全体の1〜2割いることが分かった。
さらに、働くアリの中にもよく働くアリと普通に働くアリがいて、働かないアリ、普通に働くアリ、よく働くアリの比率は2:6:2になるそうだ。そして、よく働くアリだけを抽出して集団をつくると、よく働くアリ100%になるかと思えばさにあらず、ちゃんと2:6:2の比率になる。また、働かないアリの集団を抽出しても、全員働かないかといえば、やはり2:6:2の比率になるのだという。
さておき、仮にそれが本当の話だと仮定して。巣を壊したり水を流したり等、蟻にとっての緊急事態を用意した時、怠け者の2割がどんな動きをするのかが気になる。急に動き始めたら、緊急時用の労働力だったということだろうし。そうでなければ…。仮に食料が少なくなった場合はどうなるんだろう。集団全体がまんべんなく餓死していくのか。それとも、働かない蟻だけが餓死していくのか。…ふと、「火垂るの墓」の冒頭シーンを思い出してしまった。蟻にとってはあんな感じの状況なんだろうか。
「火垂るの墓」を思い出したところで、疑問が。太平洋戦争の終戦直後あたりで、餓死した人口はどのくらいだったんだろう。その地域の全人口の、ちょうど2割ぐらいだったとしたら…なんだか怖いかも。
◎ _ジャミル・ニート :
間違えた。
*2
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以上です。
なんて福祉国家なんだろう。
> なんて福祉国家なんだろう。
ガーン。
その見方はちょっと衝撃的でした。そうか。言われてみれば。うーん。