mieki256's diary



2005/03/16(水) [n年前の日記]

#2 [cg_tools] _グリーンバックのバックには

_THE MAKING OF AGITO から。照明さんのお仕事の一つとして、グリーンバックへの照明が紹介されてた。
合成カットの「ヌケ」をよくして、クォリティを高めるためには、

1. グリーンバック/ブルーバックの色をムラなく均一に。
2. かつ、被写体にバックの色が回り込まないように。
3. かつ、被写体の照明はリアルに。

の3条件をクリアする必要があります。被写体とバックとの距離が充分に稼げれば、さほど問題はないのです。ただし、広大な撮影現場と、巨大なバックが必須。そんな理想的な環境なんて、めったにありません。
なるほど…。ていうか、ブルーバックじゃなくてグリーンバックなのだな。

_一番の誤算は、超巨大なグリーンバックが、予想以上に風にあおられること :

ライダー龍騎2話、7重合成シーンの撮影こぼれ話。ここでもグリーンバックだったのか。

余談。以前読んだ記事なのだけど、何故かブルーバックだと思い込んでた ―― 頭の中に残ってた“画像イメージ”もブルーバックだったわけで。人間の記憶ってつくづく怪しいな。色を丸々間違えて覚えてたとは。なんだか怖くなってきた。

さておき。撮影風景を見る限りライトをあててるようには見えない…。太陽光を当てて均一さを得ているのかと思ったけど、人物の影の向きを見る限りそういうわけでもなさそう。アレかな。「被写体とバックとの距離が充分に稼げれば」の条件を満たしてるのかな。あるいは、龍騎制作時、グリーンバックの材質なり、もしくはマスク作成処理なり、何かしら技術革新があったのだろうか。でも、わずか1年で変化があったとは思えないし…。たまたまライトを当ててない撮影風景の画像なのかしら。

_Professional Video Solutions - ウルトラマンネクサスの事例を紹介・その1 :

_その2_その3_その4 。 板野一郎氏のコメントも少し載ってる。ここでもグリーンバックだった。

それにしても、画像を見る限り、合成してるようには全く見えない。 _ノイズの加味でマッチング云々 とある。スゴイや…。

この記事へのツッコミ

Re: グリーンバックのバックには by otsune    2005/03/17 08:22
昔のフィルム時代のカラーキーはブルーバックだったのですが。
・CCDカメラの特性でRGBのG解像度が高い(YCrCb系)
・白人の目は青い
などの理由でグリーンバックになったとか。
そういえば邦画の写楽とかでも、和室の色合いに合わせるためにグリーンバックにしてたかなぁ。
最近はグリーンバックが主流だから、最新のキーイングソフトもグリーンのほうが良く抜けるはず。
Re: グリーンバックのバックには by mieki256    2005/03/18 18:58
> CCDカメラの特性

あ! そうか、なるほど…。
記録フォーマット(?)の特性かと思ってたけど、
そもそもセンサ部の特性故、だったのですね。

http://allabout.co.jp/computer/digitalcamera/closeup/CU20040315A/index2.htm
たしかにGのほうが素子(?)が多そう。
すると、デジカメで静止画を撮影する際も、
グリーンバックのほうがいいのか…。

> 白人の目は青い

ああ! それは全く気がつきませんでした。
そうか。そういう問題もあるのか…
服の色とかは変えられるけど、目の色までは変えづらいですね。
納得であります。なるほどなぁ…

以上です。

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