mieki256's diary



2005/09/02(金) [n年前の日記]

#6 [pc] _1ボタンマウスであるべき理由 - [Mac OSの使い方]All About

_なぜマウスボタンがひとつなの?

要するに、作る側がコンテキストメニューのことまで考えなくて済む = テストが楽だからそうなってる、という話、らしい。

逐一メニューから辿れとは…なんだかな。まあ、そういう文句を言うと「ショートカットキーを使え」と言われるんだろうけど。「現在のマウスカーソル位置でメニューが出てきてそれを選ぶ」のと「ショートカットキーを漏らすことなく人間様の脳に叩き込めと強要する」のと、どっちがユーザにとって習得が早いのか、画面から目を逸らさずに使えるのか、と思わないでもない。

つーか件の記事は、「現在のマウスカーソル位置から離れた場所にある、特定の領域をポイント・クリックさせる」行為がどれだけユーザにストレスを与えるのか、そこからして判ってないんじゃないかという気も。8bitPCじゃあるまいし、マウスが使えるだけで「これは凄い」「これで画面のどこでもポイントできる」「マウスが使えるんだからメニューさえ置いとけばいいだろう」なんて時代は当の昔に終わってるやろと思うわけで。

「メニューを辿ってください。貴方のお望みのメニューはそれで出てきますよ」なんてユーザにのんびり要求してる時間的余裕なんか本来無いのだけど。何故なら、ユーザがメニューを開こうとするとき、ユーザの脳内には既にメニューがイメージされてるから。ユーザがはっきり意識してるかどうかは別として、「俺の頭の中では既にメニューが『見えている』のに、どうしてこんなに遠いところまでカーソルを動かして、しかもこんなに小さい領域をクリックしなきゃ実際に出てこないんだろう」というストレスを感じてる。そのGUIを提供してる側には、一刻の猶予(?)もないのよ、本当は。お客さんを待たせておきながら、というか苦行を強制しておきながら、「この方法にもいいところがある」とか悦に入ってる場合じゃないよな。そんな怠惰な商売(?)があるかいな。お隣のビルゲイツ商店ではお客さんを待たせてないというのに。

どれだけ少ない操作で ―― ポイントのシビアさや、マウスの余計な移動量を要求せずに、極力大味な操作で、画面上にそのメニューを出現させるのか。そこが操作するうえでの効率向上に関わってくるというのに…。しかもPCを操作する上で、数え切れないほど繰り返す基本の操作ですよ。右クリックに慣れた人から文句が出るのは当たり前。1ボタンマウスは「前時代的」ですがな。

とはいえ生まれて初めてマウスを握りGUIに触れる人にとっては1ボタンのほうがたしかにヨサゲ :

Windowsの操作で、左ボタンと右ボタンの使い分けで混乱してる初心者の図はよく見かけたし。“最悪でも”メニューを辿れば目的の機能に辿りつけるのに、そもそも「メニューを辿ればどうにかなる」ことすら知らないままの初心者の図もよく見かける。それを考えるとたしかに初心者向きというか、「前時代的」な状態にあるユーザに対しては、1ボタンマウスは適切だろうとも思えたり。

さておき。Macのアプリ自体が、右クリックメニュー・コンテキストメニューについて真面目に考えてない・作ってないのだとしたら、たしかに2ボタンマウスがあっても意味はナサゲかもなぁ。

_続・1 ボタンマウスであるべき理由 - 認知・判断・操作 :

パソコンに限らず、人間というものは、道具を使って作業する場合、目(あるいは耳や感触)で“操作する対象”を認知し、それらが置かれている状況を判断してから、はじめて操作を開始します。
それこそが、初心者と、中級・上級者の違いだろうと。マウスやキーボードというリアルワールドに存在するオブジェクトを「認知」「判断」するのが主だった状態から、画面上のメニューやボタン等を「認知」「判断」するのが主という状態にシフトしてくるわけで。そうなると、1ボタンにまつわる「操作」の煩雑さに疲れてくる、みたいな。たぶん。知らんけど。

まあ、今は _Mighty Mouse が出てる時代だし。前述の記事自体が数年前に書かれたものだし。Mac = 1ボタンがデフォルト、なんてのは過去の話だろうな…。が、古い Mac で仕事をしなきゃならない場合は、過去の話じゃないわけで。

_ワンボタンマウスの正しい持ち方 :

Windows とは持ち方が違うらしい。持ち方に関しては2ボタンマウス等より疲れにくいはず、との話。

以上です。

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