2005/08/10(水) [n年前の日記]
#12 [zatta] 近所(須賀川市下宿近辺)にセブンイレブンができるらしいのだけど、その立地場所に関して「なんだかな」と思ってしまったり
今現在、
_近所に Family Mart がある
のだけど。
_その近く
に、セブンイレブンもできるらしく。最近工事をしていたり。
「なんだかな」と。
セブンイレブンが、道路の反対側だったら、北→南(郡山→須賀川)に車で走ったときに、すんなり入りやすい = 客を奪えるのだけど。でも、Family Mart と同じ側では…。
南→北(須賀川→郡山)に車で走ったときに、先に目につくのは Family Mart。つまり Family Mart の「おこぼれ」をセブンイレブンが取ることに。かといって、逆の向き(郡山→須賀川)で車が走ってきた場合、セブンイレブンは対向車線の向こう側、かつ、小山があって見通しの悪いカーブの内側にあるので、車を入れるのもとにかく一苦労だし、そもそもそこにコンビニがあることも気づかれにくい。…立地条件というものを、一体どこまで真剣に検討したのか、甚だ疑問だったり。
自分だったら、もう少し郡山方面に行った先… _滑川の近辺 に、なんとしても出店しますな。だって立地条件がいいもの。
もう少し考えて出店場所を選べば、皆がハッピーになれる状況だと思うのだけど。なのにどうして、わざわざ競争しなければならない場所に、しかも自分たちが不利になる場所に、出店しなきゃいけないのだろう。
得するように振舞うことができる場面で、わざわざ好き好んで損をするように振舞う人達を見ると、ゲンナリするのでした。…なんだかな。
「なんだかな」と。
セブンイレブンが、道路の反対側だったら、北→南(郡山→須賀川)に車で走ったときに、すんなり入りやすい = 客を奪えるのだけど。でも、Family Mart と同じ側では…。
南→北(須賀川→郡山)に車で走ったときに、先に目につくのは Family Mart。つまり Family Mart の「おこぼれ」をセブンイレブンが取ることに。かといって、逆の向き(郡山→須賀川)で車が走ってきた場合、セブンイレブンは対向車線の向こう側、かつ、小山があって見通しの悪いカーブの内側にあるので、車を入れるのもとにかく一苦労だし、そもそもそこにコンビニがあることも気づかれにくい。…立地条件というものを、一体どこまで真剣に検討したのか、甚だ疑問だったり。
自分だったら、もう少し郡山方面に行った先… _滑川の近辺 に、なんとしても出店しますな。だって立地条件がいいもの。
- 須賀川市下宿のコンビニと、安積永盛駅近くのコンビニの、ちょうど中間。その間に、コンビニはない。
- 近くに、清陵情報高校がある。
- 近くに、柏木小学校がある。
- 近くに、宮の森ニュータウンがある。
- 近くに、かしわぎニュータウンがある。
もう少し考えて出店場所を選べば、皆がハッピーになれる状況だと思うのだけど。なのにどうして、わざわざ競争しなければならない場所に、しかも自分たちが不利になる場所に、出店しなきゃいけないのだろう。
得するように振舞うことができる場面で、わざわざ好き好んで損をするように振舞う人達を見ると、ゲンナリするのでした。…なんだかな。
◎ という話を家族にしたら、どうやら農地法が絡んでる可能性もあるらしくて :
滑川近辺は、田んぼ = 農地が多い。故に、農地法が邪魔して、その近辺にはコンビニを作れない ―― コンビニを作るだけの土地を確保できないのかもしれないと。
それはそれで、釈然としない。
コンビニってのは、今となってはある種のインフラだろうと。例えば、郵政民営化だって、「コンビニで各種サービスが提供されてる現状があるから・そういう状況が期待できるから」云々の論が絡んでたりもする。
なのに、そのコンビニを作ることを、コンビニ云々とは全然関係ないジャンルの法律が邪魔をしてる。コンビニのない場所にコンビニを作ることで、つまりは民間の手によってインフラを整えることで、その地域に住む国民の生活が便利になるかもしれないのに。はるか昔に作られたのであろう法律 ―― 時代に即していない法律がそれを妨害してるのだとしたら。国民の生活が便利になる機会を、無意味に奪ってるとしたら。
結果、Family Mart と、セブンイレブンが、ウチの近所で、ある種の「戦争」を始めることに…。どちらか一方が負けて撤退するならまだマシで、下手すると両方疲弊して、両方とも撤退してしまうかもしれない。そうなったら、滑川近辺どころではなく、今まで問題がなかったウチの近所まで不便な状況になる。昔に逆戻り。いや、昔より悪い。昔は酒屋等があったけど、今はコンビニしかないのだから。それすら無くなったら困る。
「戦争」をする必要がないはずの場面で、昔の人が作ったルールが元で、そのルールを放置していたことで、新たに「戦争」が発生してしまう。…なんだかな。
それはそれで、釈然としない。
コンビニってのは、今となってはある種のインフラだろうと。例えば、郵政民営化だって、「コンビニで各種サービスが提供されてる現状があるから・そういう状況が期待できるから」云々の論が絡んでたりもする。
なのに、そのコンビニを作ることを、コンビニ云々とは全然関係ないジャンルの法律が邪魔をしてる。コンビニのない場所にコンビニを作ることで、つまりは民間の手によってインフラを整えることで、その地域に住む国民の生活が便利になるかもしれないのに。はるか昔に作られたのであろう法律 ―― 時代に即していない法律がそれを妨害してるのだとしたら。国民の生活が便利になる機会を、無意味に奪ってるとしたら。
結果、Family Mart と、セブンイレブンが、ウチの近所で、ある種の「戦争」を始めることに…。どちらか一方が負けて撤退するならまだマシで、下手すると両方疲弊して、両方とも撤退してしまうかもしれない。そうなったら、滑川近辺どころではなく、今まで問題がなかったウチの近所まで不便な状況になる。昔に逆戻り。いや、昔より悪い。昔は酒屋等があったけど、今はコンビニしかないのだから。それすら無くなったら困る。
「戦争」をする必要がないはずの場面で、昔の人が作ったルールが元で、そのルールを放置していたことで、新たに「戦争」が発生してしまう。…なんだかな。
この記事へのツッコミ
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以上です。
商業や流通はあまりよくわかりませんが…
大雑把にいえば、
業界ではファミマの方が格下なわけで、
トップのセブンが乗り込んできたっていうことは
セブン側としては
「戦争してでも乗っ取るべきいい場所」
という判断であり、かつ
「勝算がある」
ということだと思います。
あと、あの県道?を郡山方面に進んでいくと、
いけどもいけども「ファミリーマート」っていう
状態になってた様な記憶が・・・
そういう意味では、セブンじゃないと、
っっていう需要には応えやすいかと思います。
あの県道は横道にそれにくいので、
現ファミリーマートから4号へのアプローチのほかには
安積永盛駅付近で4号に抜ける道(安積街道だっけ?)と日大通りに抜ける道、
あとは49号との交差点しかないことを考えると、
商圏は案外南北に長い可能性があります。
> 滑川の近辺 に、なんとしても出店しますな。
そういう意味では、コンビニは「流通」を重視するといわれています。
私だったらあそこには出さないですね。
わざわざ「滑川店(仮)」のためだけに配送することになります。
新店舗の出店予定地なら4号からちょっと寄ればいい、
というぐらいですむのかもしれません。
あの県道がもっと交通量が多くて、
安積町あたりに既存店舗が1、2店舗あればいいかもしれませんが、
もしかすると、あの辺は郡山の本部が管理している可能性もあり、
須賀川はもしかすると、白河方面と一緒になって一つの本部なのかもしれませんし…
> ある種の「戦争」
パイが限られているので「敵失=味方の得点」なんですよね。
私が郡山いた頃もそうでしたが、
ミクロの町内レベルで見るとコンビニって「変態」するんですよね。
蝶やカブトムシみたいに。
例
無名の商店(卵)→ヤマザキ・スパー(幼虫)→ファミマ・ローソン(さなぎ)
→セブン(成虫)
↓
セーブオン(生存競争に敗れた虫)
> コンビニを作るだけの土地を確保できないのかもしれない
須賀川の農業事情わかりませんが、
うちのあたりは
「早く農地を手放したい」「農地転用して貸したい」
という人が多いです。
農業収入よりも、どこかのスーパーやコンビニ、チェーン店に
どーんと借りてもらった方が安定収入が得られますし、
最近のチェーン店は土地を買わずに借りることが多いようです。
(買うと税金がかかるとか店がつぶれたときに転売先を探すのが難しいらしい)
> コンビニってのは、今となってはある種のインフラ
そう思っちゃうのは都会人の論理です。
21世紀になって、わが田舎にもコンビニができましたが、
20世紀中、コンビニは存在しませんでした。
いまでもいわゆる「中心市街地」にはコンビニは存在しません。
すべていわゆるロードサイド。
小学生やお年寄りは最寄のコンビニにすらいけないでしょう。
ここで郵政の話をするつもりはありませんが
(ちなみに私は賛成派ですが)
こういう環境であればあるほど、「農業」が強い土地柄だったりします。
農業は、すべての基礎になる「インフラ」です。
でも、毎日の食べ物に高いお金=コストは払いたくありません。
農家には食料を安価に提供してもらわなければならないという
宿命を背負わせています。
だから、ごく一部を除けば農家はみんな貧乏なのです。
だから、農家を継ぐ人が居ない。
だから、新たに農家をやろうとする人が居ない。
農家じゃない人にとっては
農家に農業を辞めてもらっては困るのです。
そのため(?)にさまざまな制度や法律が存在します。
そういう意味で
> 農地法が邪魔して、その近辺にはコンビニを作れない
ということだと私は思います。
> かつ「勝算がある」
> 商圏は案外南北に長い可能性がある
なるほどなぁ…。
自分、昔の、田んぼばかりだった時期のイメージに引きずられて、
今現在商圏としてどうかという点を過小評価してる可能性もありそうですな。
セブン側にしてみたら勝負を仕掛けるに値する魅力的な圏かもしれんのか…
> 新店舗の出店予定地なら4号からちょっと寄ればいい
! 思わず膝を打ちました。そうか、そういう要素もあったか…。
> 須賀川はもしかすると、白河方面と一緒になって一つの本部なのかも
今日(ってもう昨日か)、件の場所を見てきたのですが、
立て札(?)に「郡山〜」の文字が見えましたので、
どうやら須賀川市下宿近辺は郡山の管轄らしいです。たぶん。
(ただ、須賀川市内の他の店舗も郡山の管轄なのかはわかりませんが…。
でも、佐川急便なども郡山の事務所? 配送センター? が
須賀川を担当してたりするので、おそらくはそういう区分分け…
…郡山が須賀川まで担当する事例が多いのかも、という気もしますです。)
> 「コンビニ」というインフラ、「農業」というインフラ
その土地にとって、どちらのインフラが重要なのか、
という話でもあるのでせうかねぇ…。いや、そういう話じゃないか。
コンビニの提供するサービスがこれだけ多岐に渡ると、
コンビニだけ特例扱いできんか、という感もあるんですよね…。
といっても前述の、
「商品を運ぶのが大変だから」「コスト的に釣り合わないから」
という障害があった場合は話は別ですわな。
商売なんだから儲からないと話にならんし。 (;´_`)
そのへん難しいですな…。
農地法の目的は判るです。
というのも、父方の実家も、母方の実家も、農家なので、
それにまつわる話はちょくちょく耳にするので。しかし、うーむ。
「農業を辞めてもらっては困る」のだけど、
現状では既に農業を本業にして食っていける状況ではなくて、
会社勤め等しながら休みの日に農作業してる現状で…
そうなると品質がどうとか量がどうとか、
生産物について市場から高評価をもらえる流れにもなりづらく、
さらに中国あたりから安い農作物がガンガン入ってくる状況もあって…
こりゃもう農業やらないほうがいいじゃないか、という話にもなるし、
親の苦労を見てるから子供は「農家は継がん」という話になってるし、
畑を耕すことも難しくなって土地は荒れちゃって、
もはや農地として使われてない土地がポツポツあるわけで。
さりとて別の何かに流用しようにも農地法(?)が壁となってアレなわけで…
…という話を耳にしてたりもするので、
「農地法(?)って理念と実態が既にかけ離れてないかしらん」
「もしかして、ただただ農家を苦しめる法律に化してないかしら」
という疑念も沸いたりするのでありました。
と言ってもきっちり農地法関連について調べたりしたわけでもないし、
代案・妙案があるわけでもないのでアレなんですけど…。
農業・農家って、どういう状況であれば理想的な状況なんでしょう…
自分にはそこからしてよーわからんとです…
ヒロシです…ヒロシです… <オイ。
> 「もしかして、ただただ農家を苦しめる法律に化してないかしら」
この辺は、競争原理になじまない分野であったり、
長らく政治介入している分野であったりするわけでして、
お国のお偉いさん方も「問題あり」という認識は高いらしいです。
ただ、70代より上の世代が「拒否反応」を示すという話を聞いたことがあります。
それは彼らが「農地解放への努力をしたのは我々だ」っていう自負があるのと、
「いま農地法を変えるとまた地主・小作関係に戻ってしまう」
という感覚があるのだそうです。
よってもって、彼らの影響力がなくなる10年後ぐらいには
農地法を変えることができるはず、という読みがあるらしいです。
> 農業・農家って、どういう状況であれば理想的な状況なんでしょう
これは絶対なくならない問題だと思います。
農産物は本来自給自足すべきもので、
そこに経済的な価値を求めにくいものだと思うからです。
同様なものとして家事労働や子育て、老人介護なども含まれるでしょう。
かつて、北野武が
「オレだったら自分の子供を4000円でベビーシッターに預けて、
他人の子供を5000円で預かる」
という話をしていました。
しかし、現実にこれをやってどうなるんでしょうか。
技術力なりカリスマ性で多少の差が出るでしょうけど、
基本的にはゼロサムゲームの世界じゃないかと思います。
農業も同じで本来は全員で作るべきものが
効率化のために分業した結果、
農家とそれ以外にの人に分かれてしまったのだと思います。
ところが非農家は経済の原則にのっとって
「利益」を追求できるようになっちゃったので
格差が生じてきているのだと思います。
私の持論としては
「理想は農家の公務員化」
です。
ただし、今の公務員のような高コストでは駄目です。
農家というハイリスクな部分を公的に補ってあげよう、
という意味での公務員化です。
が・・・しかし、実際に公務員化してしまったら
旧ソ連のような農業体制になるでしょうから、
おそらく効率がどんどん下がっていくでしょう。
世の中の奥様方が家事労働に対して賃金を求めたら
経済は絶対成り立たないでしょうし、
実際、老人介護の民間開放は経済的にはうまく回っていません。
これも厳しいい方をすれば
本来老人が自分でやるべき日常の生活活動を他人にやらせ、
その見返りとしてお金が発生するからです。
衣服の着替えや食事、入浴、トイレまで
市場化できないのと同じだと考えます。
あってもなくてもいいものが
「サービス」として付加価値がついて市場化するけど、
食べることに付加価値はつきにくい、ということでしょうか。
食べないわけには行きませんから農家は儲からないけど、
それを調理する人の中でも、付加価値をつける料理人は儲かる。
同じく調理する人でも家庭の主婦では付加価値がつかないから儲からない。
こういうことではないでしょうか。
> 「農地解放への努力をしたのは我々だ」っていう自負がある
> 彼らの影響力がなくなる10年後ぐらいには農地法を変えることができるはず
なるほどなぁ…。そういう状況もあるのですな。
とすると、そのうちガガガーッと変わってく時代が来る可能性があると。
興味深い話であります。
> 農業も同じで本来は全員で作るべきものが
> 効率化のために分業した結果
この一文に目ウロコでした。
分業そのものが現状を生み出すことに、どこかで繋がっていたのか…
ようは防衛費と同じような考えにすれば良いと。
占領国が小麦の供給先を植民地に求めるため、パン食普及活動をしたりするのも軍事活動だと考えれば分かりやすいです。
フランスはヨーロッパでもトップクラスの独立心が有る国ですが。
軍事に力をいれるのと同時に農業にも力を入れています。
農業をないがしろにしている超大国ってのが無いのも、軍事力の一種だと認識しているのだと想像したり。
おお、なかなか納得のいく考えですね。
まぁ、そこまで大仰に言わなくても
「危機管理の一種」であることには違わないと思いますし。
石油やLPGの備蓄と一緒ですね。
うお。また目ウロコな一文が…。
そういう視点は持ってなかったので唸ってしまいましたです。
ちなみにフランスは国内電気需要の80%(日本は約30%)を原子力発電に依存する原発大国だったりする。
教科書に書いてない国際政治 マガジンNo.207
『エネルギー外交とフランスの業績』
http://blog.mag2.com/m/log/0000071858/106164909?page=1#106164909
! すごい割合ですな…
でも、万が一戦争になったとき大丈夫なんだろうか。
日本じゃ、「北朝鮮が日本の原発にミサイル打ってくるぞ。ヤベエ!」
とか言ってた記憶も…。
日本のソレとフランスのソレは仕組みが違うのかしら?
もしやられたら、報復処置として相手国のミサイル発射基地を絨毯爆撃するしかありません。
そしたら全面戦争突入ですな。いくら何でもリスクが多過ぎて北もしないって。
せいぜいジャンボジェット機をハイジャックして原発に突入させて、
犯行をアルカイダのせいにするぐらい。
つーか、原子力空母や原子力潜水艦が戦場を行き来してる状況で、放射能漏れの心配してもなぁ。
わあ。
そういやそうか。なんだか根底からひっくり返ってしまったような。