2005/08/07(日) [n年前の日記]
#9 [anime] ライダーヒビキ、「すごいバイクにも乗れるようになったのです」の回
「乗れるようになったのです」って台詞が出てきちゃうこと自体、すごい気もする。やっぱりアマゾン、なのかしら。
各所がエロい。すね毛だらけの男の足を女性の舌が這いずり回る。さすが、石田監督、なのか? それとも役者さんの発案かしら。何にせよ、違った意味でも怪しさが出ていて、グー。
浴衣姿にはやられた。これは怖い。シリーズを通して怪人役をやってもらっていることで、より効果が高まってる感も。上手いなぁ。
ラスト近くの、人間形態の怪人役の人の演技。木の葉っぱを指でくるくる回した後、ライダーヒビキのカットを挟んで、猫のように木の幹に飛んでしがみつく流れに感心。人間らしい振舞いの直後に動物らしい振舞いを見せることで、人のようでありながら人ではないものを、見る側に印象付けてる、ような気が。さらに、その二つの動作をそのまま繋いでいないところがミソかもしれないと。別のカットを挟んで見せることで、撮影も楽になるだろうし、構成(?)もより引き立つだろうしで。効果が高まったであろう気もしたり。 *1
各所がエロい。すね毛だらけの男の足を女性の舌が這いずり回る。さすが、石田監督、なのか? それとも役者さんの発案かしら。何にせよ、違った意味でも怪しさが出ていて、グー。
浴衣姿にはやられた。これは怖い。シリーズを通して怪人役をやってもらっていることで、より効果が高まってる感も。上手いなぁ。
ラスト近くの、人間形態の怪人役の人の演技。木の葉っぱを指でくるくる回した後、ライダーヒビキのカットを挟んで、猫のように木の幹に飛んでしがみつく流れに感心。人間らしい振舞いの直後に動物らしい振舞いを見せることで、人のようでありながら人ではないものを、見る側に印象付けてる、ような気が。さらに、その二つの動作をそのまま繋いでいないところがミソかもしれないと。別のカットを挟んで見せることで、撮影も楽になるだろうし、構成(?)もより引き立つだろうしで。効果が高まったであろう気もしたり。 *1
◎ 「これは紅が必要だな」という台詞がさりげなく入ってることに感心 :
玩具を売るために、二段変身や新アイテムの登場を要求される、特撮ヒーロー番組というジャンルではあるけれど。ライダーヒビキの場合、アギト・龍騎・555とは違って、それら新アイテムが登場するための前触れを入れたり、登場後に「何故それが必要なのか」を説明してるあたりに感心したり。勝手な想像だけど、たぶんプロデューサーのポリシーが違うのだろうな。
*2
*1: 各動作がそれほど奇抜な動きでもないので、繋いで見せてしまっては、なんだかちと弱い。カットがバラバラになってるほうが、各動作を観客がはっきり認識したうえで、脳内で繋いで、ある種の印象を感じ取るのだろうと。…という風に書くと、「俺は特別な印象を受けなかったぞ」と、他の視聴者から言われそうでもあるけど。はっきりとした、明確なものを、視聴者に与える必要があるシーンでもないわけで。あいまいな、ぼんやりとした気味悪さを与えられたら ―― 見ていてなんとなく居心地の悪さを感じていたら、それで成功だろうと。たぶんそれが、「和風」の怖さじゃなかろうか。
*2: アギト・龍騎・555は、白倉Pが関わってる作品。新アイテムの登場に関して、前触れもなければ、理由付けもされないし、後になって再登場もしない。故に、「出せばいいんだろ。出せば。…チッ」みたいなヤケクソっぽい雰囲気というか、あるいはビジネスライクな冷めた雰囲気を、本放映当時、自分は感じてしまったり。…かといって、それらアイテムをヘナヘナな見せ方で流してしまうわけでもなく。「出すからにはカッコよく見せてやる」「客を驚かせてやる」とでも思っているのか、こちらがビックリしてしまう凝った画面・予想できない流れを、いきなり出してくるあたり面白かった。
ライダーヒビキは、高寺Pが関わってる作品。新アイテム登場にあたり、脚本レベルで、「どうやって作ってるのか」「何故それが必要になるのか」を必ず解説してる。そのため、「玩具を売る」という目的を果たすべく振舞いつつも、本編にそれらアイテムを組み込むことで作品世界を広げることにも貢献している。が、本編中で、突如それらアイテムが出現・活躍するわけではないので、アギト〜555に比べると、ビックリ度は若干低目かもしれず。
個人的には、後者のほうが好みではあったり。おそらく後者のほうが、実践は難しいことだろうと思ったりもするし。
ただ、どちらのポリシーもアリだよな、とも。作品内容には絡んでこないけど、最低限、視聴者が欲しくなるような見せ方をちゃんと工夫するのも。作品と一体化させることで、視聴者が欲しくなるよう誘導していくのも。どちらも肯定されてしかるべき。
要するに、「どっちも見せ方が上手いなぁ」「プロだなぁ」と感心させられた場面が多いと。それだけの話ですが。
*2: アギト・龍騎・555は、白倉Pが関わってる作品。新アイテムの登場に関して、前触れもなければ、理由付けもされないし、後になって再登場もしない。故に、「出せばいいんだろ。出せば。…チッ」みたいなヤケクソっぽい雰囲気というか、あるいはビジネスライクな冷めた雰囲気を、本放映当時、自分は感じてしまったり。…かといって、それらアイテムをヘナヘナな見せ方で流してしまうわけでもなく。「出すからにはカッコよく見せてやる」「客を驚かせてやる」とでも思っているのか、こちらがビックリしてしまう凝った画面・予想できない流れを、いきなり出してくるあたり面白かった。
ライダーヒビキは、高寺Pが関わってる作品。新アイテム登場にあたり、脚本レベルで、「どうやって作ってるのか」「何故それが必要になるのか」を必ず解説してる。そのため、「玩具を売る」という目的を果たすべく振舞いつつも、本編にそれらアイテムを組み込むことで作品世界を広げることにも貢献している。が、本編中で、突如それらアイテムが出現・活躍するわけではないので、アギト〜555に比べると、ビックリ度は若干低目かもしれず。
個人的には、後者のほうが好みではあったり。おそらく後者のほうが、実践は難しいことだろうと思ったりもするし。
ただ、どちらのポリシーもアリだよな、とも。作品内容には絡んでこないけど、最低限、視聴者が欲しくなるような見せ方をちゃんと工夫するのも。作品と一体化させることで、視聴者が欲しくなるよう誘導していくのも。どちらも肯定されてしかるべき。
要するに、「どっちも見せ方が上手いなぁ」「プロだなぁ」と感心させられた場面が多いと。それだけの話ですが。
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以上です。