mieki256's diary



2004/05/21(金) [n年前の日記]

#6 [pc] カセットテープ=フォルダ

年配のPCユーザから、各種相談を受ける機会があるのだけど。それらユーザにとって、フォルダ(=ディレクトリ)の利用が、壁になってる気がしてる。そこを過ぎるとファイル管理作業が一気に改善するのだけど。

以前は、「何故理解できないんだろう」と不思議だったのだけど。最近はなんとなく、フォルダを理解できないのがデフォルトではないのかという気がしてきた。理解できるほうが、特殊ではないのかと。

8bitPCの初期は、カセットテープにファイルを保存してた。当時は、カセットテープがフォルダだったとは言えないか。カセットテープが目の前にあれば、ファイルを何かにまとめて入れるという概念は、即座に認識・理解できる。目の前にソレがあれば、圧倒的に判り易い。

やがて、カセットテープからFDに、FDからHDDの時代になり、当時のPCユーザは喜んだ。これで、メディアをとっかえひっかえ入れ替える作業から解放されると。しかし、今のPCユーザのほとんどは、最初からHDDを使ってる。だから、フォルダが理解しにくいのではないか。自分達の世代は、幸い目の前に、手にとって認識できるソレがあったし、カセットテープがFDの中に、FDがHDDの中に入っていく様子を順々に眺めていたから、それ故理解できてるだけではないのか。

と思ったけど :

仮にそうだとしても、今のPCには、当時は無かった「アイコン」があるんだよな。手に取ることはできなくとも、アイコンという視覚情報によって、見た目で種類を確認できる。

ということは、単にアイコンのデザインが適切ではないだけかも。そもそも、今のフォルダのアイコンをいきなり見せられても、それが何かを入れるモノだなんて、理解できるだろうか。Windowsのエクスプローラ中に並ぶ、フォルダアイコンのデザイン。アレを、一般家庭の中に見つけることができるだろうか。

『箱』のほうがいいんじゃないか。空フォルダは、空箱。ファイルの入ってるフォルダは、紙が入ってる箱。そういうデザイン。もちろん、ファイルより大きく見せないといけない。箱と紙が同じ大きさなんて、リアルでの認識からは、かけ離れているし。

などと考えると、今のPCは、アイコンすら充分に活用できてるとは言えない状態なのかも。まだまだ工夫できるところがありそう。ではあるけど、ユーザレベルでは改善できない部分のようにも思う。

この記事へのツッコミ

Re: カセットテープ=フォルダ by otsune    2004/05/23 03:37
そもそも最初のMacはヒエラルキーファイルシステムじゃ無かったらしい。
MS-DOSにディレクトリの概念が出来たのもMS-DOS3.3ぐらいだっけか?
検索すればすぐわかるだろうけど。

今じゃPalmみたいにフォルダという概念をすてて、検索やらフィルターでファイルを扱うのが主流になりそげ

以上です。

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