2005/08/31(水) [n年前の日記]
#5 [jiji] _Life is beautiful: 米国政府の「年次改革要望書」を読む
「年次改革要望書」は、日米双方の政府が、毎年、それぞれの国の企業が相手の国でビジネスをする場合の障壁になっている問題点を指摘し合い、相互に「市場開放」を進めようというために交換される文書である。
〜米国政府は米国資本の銀行や証券会社から、「郵便局の貯金業務が法律や税制の面で優遇を受けすぎており、かつ、日本国民が『郵便貯金は政府がバックにいるから100%安全だ』と思っているため公平な競争が阻害されている、なんとかしてくれ」というリクエストを受けていることが分かる。ここまではっきりと米から要求が出ていたのか…。 _(via del.icio.us/otsune)
◎ _Life is beautiful: 理科系人間にも分かる「小泉改革の本質」 :
今の日本が抱える一番の問題は、財政赤字である。支出が税収を大きく上回る状況を何年も続けて来たため、国債という形の大量の借金を抱える悲惨な状況になっているのだ。誰が考えても、この「支出が税収を上回る状況」は早急に解消すべきなのだが、それがとても難しいのである。
この問題の正しい解決方法は、その構造そのものを壊してしまうこと(=構造改革)にあるのだが、それがまた難しいのである。なぜなら、そういった構造を決める立場にいる政治家の多くが、同時に今の構造から多くの恩恵を受ける立場にあるからである。彼らとしては、構造改革をすることイコールその恩恵を失うこと、なので、当然のように構造改革に反対する抵抗勢力となるのである。
悲観論者は、「そんな状況では決して日本の国はまともにならないじゃないか」と嘆くかも知れないが、必ずしもそうではない。我々有権者には、『票』という武器がある。この武器を最大限に生かして、抵抗勢力を国会から追い出し、自分自身の目先の利益を犠牲にしてでも構造改革を進めてくれると信じるに値する政治家に票を投じれば良いのである。
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以上です。