2005/08/27(土) [n年前の日記]
#5 [pc] 久々にPC98のソフトを動かしてみたり
NEC の PC98 ですが。
掃除してたら PC98 の同人ソフトを見つけて思わず懐かしくなってしまったので。それもあって、WinXP に 3mode FDD のドライバを入れたり。でも、結局使わなかった。そもそも同人ソフトを動かすという興味が途中で無くなってしまって。
とりあえず、操作関連をメモ。
掃除してたら PC98 の同人ソフトを見つけて思わず懐かしくなってしまったので。それもあって、WinXP に 3mode FDD のドライバを入れたり。でも、結局使わなかった。そもそも同人ソフトを動かすという興味が途中で無くなってしまって。
とりあえず、操作関連をメモ。
◎ dcu → fdi 変換 :
誰から貰ったのか忘れたけど、PC98 用のソフトが入った CD-ROM が何故か手元にあって。中身を覗いてなかったけど、せっかくだから覗いてみたり。… .dcu なる拡張子のファイルばかり。なんだこりゃ? …なるほど。.dcu = FDイメージにつく拡張子らしい。各種PC98エミュレータで動かすためには、.fdi に変換しないといけない。
◎ _Virtual Floppy Image Converter - 各種ディスクイメージ変換ツール :
FDイメージを変換できるらしい。動作環境にWinXPは書かれてないけど、一応自分のWinXP環境でも、.dcu → .fdi 変換は動いた。
◎ MLD :
PC98用には、そっち系ソフトの画像を閲覧できる、というか吸出しができる MLD というツールがあった。…けど今は配布されてないらしい。幻のツールですかな。さておき、該当ツールがPC98の実機から持ってきたHDDイメージ(.hdi)に残ってたので、これまた懐かしくなって試しに動かしてみたり。…使い方を完全に忘れてる。説明文書を見ながら指定。
例えば、A.DL1、B.DL1、C.DL1 というファイルの中身を閲覧したかったら、
他にも色々オプションがあるらしい。
ファイル中の特定の画像のみ連続して表示することもできる。
例えば、A.DL1、B.DL1、C.DL1 というファイルの中身を閲覧したかったら、
MLD -dl1 *.DL1という感じで使うらしい。「-dl1」は、「.DL1形式の画像だ」と指定するためのオプション。
他にも色々オプションがあるらしい。
オプション | 機能 |
---|---|
-c | 画像を一枚表示するたび、画面クリア |
-k | 画像を一枚表示するたび、キーボード待ち |
-save | 画像を一枚表示するたびに、.mag 形式で保存 |
-disp | ファイル情報等表示 |
ファイル中の特定の画像のみ連続して表示することもできる。
MLD -dl1 A.DL1,3,5,8ファイルの後ろに「,」で区切って番号を指定する。上記の例の場合、A.DL1 中の画像を、3番目、5番目、8番目、と表示する指定。背景画像の上にキャラが被さることで出来上がるような画像は、これを使うことで得られる、らしい。
◎ まあ、「懐かしいなぁ」で、終わってしまったのだけど。というのも :
PC98のDOSは操作がシンドイから、とても長時間触っていられない。TAB補完してくれないから一々ファイル名を打ち込まなくちゃいけないし。かといって、FD に代表されるファイラーの使い方はすっかり忘れてるうえに、ファイラー上からソフトを動かすとメモリが足りなくて動かないし。<基本的にDOSのメモリは640KByteしかないから。よくもまあ、こんなもので仕事をしてたもんだと…。
*1
◎ どうしてbash上ではファイラーが発達しなかったのかなんとなく判った気もしたり :
CUIというと、UNIX系OSのbash等を思い出すのだけど。あちらではファイラーがほとんど使われてなくて。
*2
何故なのだろうと不思議だったけど…。要するに、UNIX系OS上で使うShellは、中途半端に使えるモノとして ―― そこそこ各種補完をしてくれるから、なのかしらと。PC98のDOSのように、あるいは、PC98と同様にファイラーがいくつか登場したX68000のように、CUIでの操作があまりにあんまりだと、そのぶんファイラーが発達するのかも。
個人的には、ファイラーがあるならそれを使ったほうが健全(?)のような気もする。既に、そこに、ファイル名があるのだから、わざわざ手で打ち込みなおさなくても、メニュー選択と同様にカーソルキーでソレを選べばいいのではなかろうかと。
そんなことを考えていて、ふと疑問に思ったり。dir、あるいは ls に似ていながらも、そういう操作を実現するコマンドってないものだろうか。ファイル一覧を表示したあと、カーソルキーで該当ファイルを選択すれば、選択したファイル名が現在のカーソル位置に挿入されるとか。
TAB補完を使ったほうが速いのか。[0-9A-Za-z]のキーを押すだけで確定されていくもんなぁ。キーボードを見なくても、どこに何のキーがあるか、ちゃんと判ってる人達ばかりが使う…そんなOS・Shellであろうし。カーソルキーを連打するより、[0-9A-Za-z」を押したほうが早い。
いや、TAB補完であっても、ポップアップで候補のファイル名が縦に複数表示されるほうが判りやすい気もする。横一列に並ぶより、縦に並んだほうが判りやすいのでは。…ポップアップした部分を記憶しておいて、もう一度画面を書き直すのが面倒なのか。今現在画面全体にどういった文字を表示しているか、バッファに記録しておかないと書き戻せないだろうし。
個人的には、ファイラーがあるならそれを使ったほうが健全(?)のような気もする。既に、そこに、ファイル名があるのだから、わざわざ手で打ち込みなおさなくても、メニュー選択と同様にカーソルキーでソレを選べばいいのではなかろうかと。
そんなことを考えていて、ふと疑問に思ったり。dir、あるいは ls に似ていながらも、そういう操作を実現するコマンドってないものだろうか。ファイル一覧を表示したあと、カーソルキーで該当ファイルを選択すれば、選択したファイル名が現在のカーソル位置に挿入されるとか。
TAB補完を使ったほうが速いのか。[0-9A-Za-z]のキーを押すだけで確定されていくもんなぁ。キーボードを見なくても、どこに何のキーがあるか、ちゃんと判ってる人達ばかりが使う…そんなOS・Shellであろうし。カーソルキーを連打するより、[0-9A-Za-z」を押したほうが早い。
いや、TAB補完であっても、ポップアップで候補のファイル名が縦に複数表示されるほうが判りやすい気もする。横一列に並ぶより、縦に並んだほうが判りやすいのでは。…ポップアップした部分を記憶しておいて、もう一度画面を書き直すのが面倒なのか。今現在画面全体にどういった文字を表示しているか、バッファに記録しておかないと書き戻せないだろうし。
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以上です。
それだけでなく、補完の使えないシェルであってもDOSで言うワイルドカード機能が強力で、正規表現が使えるのでファイラーのようなものが発達しなかったのでしょうね。ワイルドカード自体もUNIX系シェルはシェルが展開してくれるのでプログラム側で展開する必要がないのに対し、DOSプログラムは自前で展開しなくてはならなかったことも関係あるかも?
また、プロンプトから一行プログラムを入力して実行というのもよくやりますので、かえって邪魔になりそう。ということもあるかと。
> ワイルドカード機能が強力・正規表現が使える
> 一行プログラムを入力して実行というのもよくやる
なるほど。
それらを鑑みると、件の文化圏にファイラーが普及しなかったのは必然、
という感すら。なるほどなぁ。
逆に言うと、
UNIX系OSで各種shellを使う人間は、それらを駆使してこそ初心者脱出、
なのかもですな。