mieki256's diary



2006/12/11(月) [n年前の日記]

#1 [web] _反撃するフィルタ --- Filters That Fight Back

この戦いはどこに向かうだろうか。

「スパムへの対策」で述べた様に、私は結局のところ 全てはURLに帰着すると思っている。メールではない、Webこそがspamを もたらしているのだ。ほとんど全てのspamは、 業者にコンタクトする何らかの方法を持っており、 大抵の場合、それはURLだ [2]。 ここが、フィルタ開発者がこれから注力すべき場所だ。 spam業者にとってもっとも変えることが難しいものだからだ。

Filters That Fight Back より

spamがサイトで待っているのだとしたら、 フィルタがそこまで見に行けばいいじゃないか。 フィルタリングアルゴリズムはほとんどそのまま、サイトの内容を判定するのにも 使える。 death2spamを開発している Richard Jowseyは既に、判定の難しいケースに関してこの方法を使いはじめ、 非常にうまくいっていると報告している。

Filters That Fight Back より

私がWill Filters Kill Spam? で述べたように、spam中の全てのURLを辿ることにはおもしろい副作用がある。 もし、広く使われているメールクライアントがspamフィルタリングにこの手法を 採り入れたら、spam業者のサーバには大量のリクエストが殺到することになる。 考えれば考えるほど、これは良いアイディアに思えてくる。 ただおもしろいというだけではない。spam業者に対する明確な反撃として これ以上のものはないんじゃないかと思うんだ。

そこで私は、spamフィルタの開発者に対して、追加機能を提案したい。 「懲罰」モード、すなわち、もしオンにされたら、spam容疑のあるメッセージの 全てのURLを、ユーザが指定した回数だけ取ってくるようにするんだ [4]。

Filters That Fight Back より


以上です。

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