2006/03/26(日) [n年前の日記]
#4 [web] _「Winnyを禁止しても,根本的な解決にはならない」---米Symantecのマネージャ:ITpro
「『Winny(ウィニー)を使ってはいけない』と言うのは容易だが,禁止させても根本的な解決にはならない。別のアプリケーションを悪用する脅威が出現すれば,同じことを繰り返すことになる。
ネットを利用することのリスクをユーザーが認識し,セキュリティ・レベルの向上に努めることのほうが重要だ」
米Symantec Security ResponseのEMEA(欧州・中東・アフリカ)およびJAPAC(日本・アジア・太平洋)地域担当シニアマネージャであるKevin Hogan氏は3月17日,ITproの取材に対して,最近の「Winny問題」について専門家の立場からコメントした
「脅威が出現するたびに,悪用されるアプリケーションを禁止することは現実的ではない。つまり,『アプリケーションの禁止』は,“対処法のテンプレート”にはなりえない。それよりも,全体のセキュリティ・レベルを上げて,どのようなアプリケーションを突く脅威が出現しても対応できるようにすることのほうが重要だ」(Hogan氏)
そのためには,「インターネットを利用する以上,ウイルス感染などのリスクが存在することをユーザーが認識することが第一。“無防備”なユーザーはいまだに多い」(Hogan氏)。
_Timeserverのブログ - Winny対策についてマスコミと政治家と警察は勘違いしてる
_高木浩光@自宅の日記 - 次は「汝のcacheを開いて鏡に映して見よ」と国民に呼びかけてはどうか
_ITmedia エンタープライズ:「Winny使わないで」と安倍官房長官
7.名無しさん(2006-03-23T14:29:45+09:00)なるほど。となると、Winny作者が、Winnyを改良・公開さえできれば、「わかってないのにWinnyを使ってる人」のWinnyはどんどん使えなくなっていくから、被害はこんなにも広がらなかった、ということなのかな。
winnyは基本的にVer監視があるのでVerUPした場合、旧Verのノードが収束していくものと考えられますがね。
やっぱり、Winny改良の機会を作者から取り上げた『京都府警』が、被害を広げ、世間を混乱させた功労者(?)なのだなぁ。
でもまあ、Winnyどうこうとは関係なく、根本的な対策とやらを行える人を増やすために、こういう騒ぎはどこかの時点で必要だったのかもしれん。…もっとも、根本的な対策を行う知恵を多くの人が得て終わるのか、それら対策の知恵をえることを「面倒だから」の一言で放棄して、何もかもオープンな世界の誕生に近づいていくのか、それは判らんのだけど。
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以上です。