mieki256's diary



2006/03/11() [n年前の日記]

#7 [anime] サヴァイブとかナノマシンとかサバイバル云々についてつらつらと

思ったことをメモ。

∀ガンダムの月光蝶。 :

サヴァイブの「ナノマシン吹き飛びシーン」を思い返してるうちに、∀ガンダムの月光蝶を思い出したり。アレもナノマシンだったっけ。

ナノマシンって目に見えるものなんだろうか。

さておき。月光蝶はビジュアル先行型な予感があるのだけど、サヴァイブのソレは、「脚本に書かれてたからそのままコンテに描いた」等、おそらく月光蝶とは順番が逆な予感も。であれば見た目シオシオなのは当たり前かもしれん。その画に対する作り手の取り組み方・接し方からして違うわけだし。

サヴァイブのナノマシンって :

『北斗の拳』の気合い・オーラとか、『幻魔大戦』のオーラとか、『地球へ…』の超能力表現とか、そのへんになっちゃってるよなと思った。

そうか。北斗神拳はナノマシンで(以下略。ていうか北斗の拳にナノマシン云々なんて要らないのと同様、黒やピンクのオーラを放出するサヴァイブも、もはやナノマシンだのコンピュータだのはいらん状況になりつつあるような。洗脳なんて秘孔つかれたことにすりゃええねん。カオルだかいう人も、10〜20mジャンプしてるらしいし。

サバイバルものの面白さ = 知恵が見られるあたりかなと。 :

たとえば、目の前に問題が発生して、それを人間側が知恵によって打開していく・解決までのロジックが提示されるあたりが、サバイバルものの面白さだったりするのかな、と想像したりもするのだけど。や、単にドタバタしてるだけで解決しちゃう作品もあるだろうけど。

そういうところに、超能力を登場させちゃいかんのではと思ったりもする。知恵がどうこうは関係なくなって、気合いだけで問題解決しかねない。要するに『なんでもあり』になってしまう。

どうせ『なんでもあり』なら、Gガンダム並みに大暴れしてくれたほうが面白そうだなと。や、未来少年コナンぐらいでもいいけど。と書いたところで気がついた。サヴァイブのヒロインは、つまりラナに相当…あまり関係ないか。

でも、そのへん言い始めると1stガンダムあたりも否定しなきゃいけなくなりそうな。「エスパー出したら世界観ぶち壊しだから、監督の方針に反対した」みたいなことを安彦氏あたりがどこかで言ってた記憶も。

結局のところ自分の中には :

理想の『サヴァイブ』があるのかも。

自分、サヴァイブの最初の頃、細目くんが手を血だらけにして木の棒で火をおこそうとしてメガネっ娘が泣いてるシーンで「ダメだこりゃ」と視聴をやめちゃったんだけど。自分が見たかったのは、やり始めて手が痛くなった途端に「この方法じゃない」と登場人物が気がついて、ふとした拍子にレンズで火をおこす方法を見つける、的光景だったのかもしれないなと。…もっとも、細目くんが手を血だらけにしたのは、キャラの性格やプレッシャーの強さを描写するほうに針を振ったからで。知恵どうこう以前にキャラの内面を描いて視聴者の感情移入を呼ぶことで作品として成立させようとしてた、のだろうとも思えるわけで。元々狙いが別のところにある作品、なのだな。

それとは別に。何かというと難解っぽい感じのする用語をただ単に羅列して視聴者であろう子供たちを煙に巻こうとするかのようなシーンも散見されてそのへん気になったりもする。正面から子供たちと向き合って解説してやる、という意思・姿勢が感じられないというか。図を入れて解説する等、映像的に解説する方法はちゃんとあると思うんだけど。いや、台詞で、「要するに○○が○○するようなもんやな」等、比喩を用いて解説してるところはたまに見られるのだけど。演出・コンテに関しては、「工夫してるな」「頭を働かせながら作ってるな」と思わせてくれるところがないのがちょっと。…そのあたり、動画枚数削減を追及した紙芝居的作品のコンテのほうが、まだ頭を使って作ってるような。

なんにせよ、「登場人物が驚いたり泣いたり喚いたり走ったりさえしてれば視聴者であろう子供たちは感動してくれるのだ」とスタッフが考えてるなら。何もこんな状況設定の上で作らんでもいいのではないか、と思ってしまったりもする。カードバトルやらせたり海賊王になるんだと叫ばせるほうがよほど盛り上がるのではなかろうか。

まあ、この素材・設定・企画でこういう作りになっちゃったのはもったいないな、という話でしかないのですけど。

素材云々で言えば、江口寿志原案と言われるキャラデザを生かせてないのももったいない感じもしたり。 _NHK公式サイト のイラストがソレだとすれば、特にハワードがもったいない。このダンディ(?)な見た目であの性格、だったらなぁ…。

以上です。

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