mieki256's diary



2006/01/12(木) [n年前の日記]

#6 [digital] アルバート・ヒューボ - 頭部のみ人間を模した二足歩行ロボットと、それを嘲笑する人々に対して覚えてしまった違和感

_たぶんいきてました カンニングはれ〜てんです_アルバート・ヒューボ なる韓国製ロボットの存在を知り、興味がわいたので検索。

_頭部は米国製 と知り、考え込んでしまった。
エルボトヒュボ頭部分を製作した所はアメリカハリウッドの特殊效果専門個人ベンチャー企業であるデイビドヘンスンであることで確認された.韓国科学技術院(KAIST) ヒューマノイドロボット研究センター(ヒュボラップ)がデイビドヘンスンサに注文製作した.

マスコミが伝えない 韓国 より

ハリウッド産か。うーむ。

日本も、 _「アクトロイド」 という、人間を模したロボットを作ってたりするけれど。その出来を見ると「アルバート・ヒューボ」を笑えない。やはりそのあたり、 _「不気味の谷」 という問題がたしかに存在してる。

「アルバート・ヒューボ」の話を聞いたとき、「さては韓国も不気味の谷を飛び越えるべくチャレンジを始めているのか」「日本はまだその問題について、有効な解決策を見つけていないから、下手するとその分野ではサクッと追い抜かれるかもなぁ」と思ったが。しかしそれが、ハリウッド陣営の手によるものであったとなると。つまりは、「不気味の谷」という問題に関して、二足歩行ロボットという点ではノーマーク(?)だった米国が、アッサリと日本や韓国を抜き去ってしまう可能性が出てきてしまった・その可能性を明らかにした一例が「アルバート・ヒューボ」と言えるのかもしれない。というあたりで考え込んでしまったり。

ASIMOにしても、未だ高度な自立行動ができるほどの知能は備えていない。ソフト面の改善はこれからだし。「ASIMOは走った」と言うが、それでもまだ、人間の生活の中に溶けこめるロボットの開発としては、ヨチヨチ歩きどころか、ハイハイを始めたかどうかの段階に過ぎないのではないかと想像するわけで。

で。そういう状況下で「ASIMOのほうが出来がいい」と他国製ロボットを笑ってる人達を見かけてちと呆れたりもして。 *1 長いスパンで見ればさほどの差異はないのに、優位性があるかのように錯覚して嘲笑するなどまるで小学生の言動ではないか。いつから君達はそんな嘆かわしい民族に成り果てたのか。さては君達、日本人じゃなくて、実は韓国人じゃないのか。<そういう発言自体が問題では。…でもまあ、細部ばかりに着目するあたりいかにも日本人らしい反応だったりするのかもしれんのか。あるいは単に、「ウチの子はもう『パパ』『ママ』を喋ったのよ」「オタクのお子さんはまだ喋ってないのかしら?」等に近い感情なのであらうか。

要するに。どこの国でもいいので早くマルチを作っていただきたいと。<結局はソレかよ。

STAR WARSに登場するロボットが100点だとしたら、マルチは何点ぐらいになるんでせうか。例えば、転ぶときにも「萌え」を感じさせる転び方をするのであらうと。めっちゃ難易度高そう。「不気味の谷」を飛び越えた上に「萌え」の領域まで突入。うーん。実現が遠いことだけは判ります…。

_これぞ日本ならではのロボット? 「鬼婆ロボット」 | Excite エキサイト : ニュース :

_黒塚劇場に怖い鬼婆参上!

こんなマルチは嫌です! 断固拒否したい! こんなのが転校生として現れて「はわわ〜」じゃなくて「ヒッヒッヒー」とか言い始めたら登校拒否したい! 図書室で遭遇したら踵を返して脱兎のごとく逃げ出したい! 遊園地の観覧車でこんなのと二人きりになったら飛び降ります! つーか先輩からお札でも貰っておかないと危険が危ないですな。

が、これはこれで不気味の谷を逆手に取った成功例でもあったりするのであらうか。わからんけど。

さておき。韓国を笑えんというか、日本も韓国と違う意味で同水準ではなかろうか。そんな気がしてきた。

*1: いや、この件について韓国人の性質を笑ってる人達が大半ではあるのだけど。中には勘違い・変な尻馬の乗り方をして笑ってる人が居るあたりが気になる。

以上です。

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