mieki256's diary



2006/01/02(月) [n年前の日記]

#1 [tv] ライダー555、パラダイスロストを見た

井上脚本+田崎演出。結構面白い。CG関係は、かなりグッド。脚本レベルでも各所の見せ場を強く意識してるのがよく判る。

企画とか時間の長さを考えると仕方ないのだけど。TV版を見ていない人には判らないような作りになってるあたりがなんだかもったいない気もしたり。でも、TV版の視聴者へのサービスが最優先されるべき作品だから仕方ないよなぁ。

手を繋ぐといったモチーフ?が繰り返し使われてるところに感心。最初は友人として、次は見知らぬ者同士として、最後は種族の違う者同士として。ただ、種族の違いを乗り越えて、といったあたりの見せ方が弱かった気もしたり。ヒロイン側が「乗り越える」ところを見せなきゃいけないと思うのだけど、そのへんあまり気を使わずに流してしまった印象が。もっとも、そういう細かいところで悩んでいたら井上脚本の爆速ぶりは得られないのだろうとも想像するし。TV版を見てれば補完できるだろうとの考えがあるのかもしれんと想像したりもして。

仮面舞踏会の見せ方は、非常に惜しいと思った。シチュエーションだけを聞けばとてもヨサゲなのだけど、画で見るとそれほど印象的なシーンになってなかった。TV版でギターの回担当時に、特撮ヒーローモノらしからぬ映像を見せた田崎監督だから、件の素材との相性は良いだろうと思ったのだけど。うーむ。

ラスト前のバトルシーンと、仮面舞踏会を重ね合わせるような見せ方ができたら面白かったかもしれないとなんとなく思ったりもして。人間側の舞踏会と、オルフェノク側の舞踏会。仮面をつけた者同士が、フレームの中で流れるように動くという点では共通性があるわけだし。舞踏会で見せたステップやターンのカットを、アクションシーンの中でもリピートしたりとか。敵のボスに「舞え」「踊れ」とか台詞で言わせたりとか。舞踏会の中で印象的なカットを作って、それをラストでリピートしたりとか。…とかそんなことを思ったのだけど、もしかすると、舞踏と武闘でかけてあったのだろうかってそれじゃ駄洒落か。

余談。変身シーン。 :

直前に流れていたアバレンジャー映画版も含め、見ていて気がついたのだけど。走りながらの変身シーンは戦隊シリーズもライダー555も当たり前のようにやってるなと。格別、ライダー剣で技術革新が起きたわけではなさそう。が、画面をフラッシュさせずとも変身できるのは、やはりライダー剣から、ということになりそうだなとも思った。

#2 [movie] 「マッハ!」を見た

弟が、「帰省してもどうせ暇だろうし」と予測してDVDを借りてきていたので、一緒に見せてもらったり。

凄過ぎる。よくまあ、やれたもんだなぁ。

メイキング映像も見たけれど。スタッフが、「外国の映画ほど予算はかけられないが〜」と、何度もコメントしてたのが気になった。どうやらタイの映画業界は、「貧乏」というコンプレックスを抱えているらしい。なんだか日本の特撮業界・アニメ業界みたいだなと。

練習の時点で、本番と同じカット割りをしているあたりに驚いた。そこまで含めて練習・テストしないと、あの画面は作れない ―― それだけ緻密な作り方をしているということだろうか。撮影時の風景も流れたけど、カットの始まりが後ろにふらついてるアクションから始まっていたあたりにも驚いた。直前のカットで前から殴られているから、次のカットでは後ろにふらついていないといけないわけで。あの手のアクションシーンはそういった細部についても考えながら撮影しないといかんのだなと。

監督さんが工科系大学の建築学科卒らしく。何故、建築学科…。あちらでは、工科系出身 = 映画を作ることが可能なぐらいに恵まれた層、なのだろうか。だとしたら、日本と逆なのかもしれんなぁ。…いや、もしかすると、未だ映画関係専門の教育機関が存在してないだけかもしれんか。

以上、1 日分です。

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