2005/09/09(金) [n年前の日記]
#8 [web] _野蛮人の認知モデルによればWebページは自我の一部。よって「ディープリンク禁止」「無断リンク禁止」という風習が生まれる
なるほど…。
◎ _売られるために育てられる作品より、自由に生きる作品の方が幸せか :
「もういつ終了するか分からない」「長くは続けられない」「リンクするのでなく必要なら全文コピーしてほしい」といったことは、哲学や宗教ではなく、単純にサーバ負荷が高くなると、お金が払えなくなって続けられなくなる、ということなのだ。もっと露骨に言えば「無断コピーしてもらった方が、わたしは儲かる」(コストを削減できる)。ひるがえって、リンク等は勝手にしてくださいと明記してあるのに、リンクというこちらの帯域を食う行為をするうえに「リンクしていいですか。お返事ください」などとメールをよこして管理者らの時間を浪費させるのは、絶対に避けるべき行為だ。
ただしこれは心理的な面やスケールの要素もある問題で、「情報の作者として尊敬されたい」というモチベーションが「情報自体」を生かしたい気持ちを上回ると機能しない。図式的には「わたしが死んだらこの情報は利用できなくなります」という作者と作品の無理心中関係だ。なぜならその作者にとって作品は第一義的に自分の功名心を満たすためのものだから、そのこと自体は少しも悪くないが、結果としては、本人が死んでしまえば、その作者にとっての作品の第一義的な存在意義もなくなるわけだ。自分の生み出したコンテンツを自我から切り離して捉えることができるか、あるいは自我の一部として認識し続けるか。という話になるのかしら。
[ ツッコむ ]
以上です。