2005/08/11(木) [n年前の日記]
#17 [jiji] _なぜ、郵政公社を民営化するべきなのか?
“徳保メソッド”の実践で有名な、
*1
徳保氏の考察。
民主党が先の国会で郵政民営化法案に対案を出さず、反対するだけにとどまったのは、民主党の議員が民営化そのものに反対しているからではありません。民主党には構造改革推進派議員が大勢います。党内に旧自民党以上の路線対立があり、党の意見を集約できなかったので、「とりあえず自民党案には反対」という以上の政策を打ち出せなかったに過ぎません。政権を担えば何事かを決断せざるをえません。社民党系議員が少数派となっている状況から考えて、民主党政権も郵政民営化法案を出すのは間違いない。
では今回の選挙は無意味なのか? 私はそうは考えません。今、問われているのは国民の意識です。国民の支持を得て郵政が民営化されるのか、国民の意思に反して郵政が民営化されるのか。この分かれ道は、その先の大改革の成否に直結しています。
ようするに、国民はいつだって馬鹿で身勝手でした。国民の脅迫は常に本気だったから、もうこれ以上引き伸ばせないというギリギリの段階でようやく議員さんらは決断し、増税してきました。そのたびに国民はブチ切れ、増税を決定した政治家を次々と地獄の釜に放り込んできたのです。これが成熟社会に突入して以降30年間の政治状況です。
もう一度、書きます。なんだかスッキリした。メリットもデメリットも書いてあるし。首相官邸サイトに置いてあった、うそ臭いメリットばかり書いてあるパンフレットなどより、よほど納得できる内容。 _(via 読書記録ChangeLog)
郵政を民営化しても、国民生活の改善には寄与しません。ただし、将来の悲劇を緩和する一助にはなります。
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以上です。