mieki256's diary



2012/02/21(火) [n年前の日記]

#1 [zatta] エディタの良し悪しと義務教育方針ってなんか似ている

誰もがついつい何か言いたくなるあたりが似てる。何なんだろうコレ。

#2 [pc] 機能を呼び出す方法についてもやもやと

各ソフトが持っている機能を呼び出す際の種類について、なんとなくもやもやと考えてしまったのでメモ。ただの思考メモ。

メニュー方式。 :

メリット。
  • 目視で、どんな機能があるか知ることができる。
  • うろ覚えでも、メニューを辿っていけばなんとか見つかる。
  • 機能名を日本語化できる。これは結構重要だと思う。
デメリット。
  • 目的の機能を呼び出すまでに時間がかかる。階層化されてると更に時間がかかる。
  • 登録する項目については、分類が必須。意外と悩む。
  • 項目が増えると、どこに何があるのか分かりづらくなる。
  • 連続で呼び出しづらい。
  • メニューのデザインや実装にもよるが、作りがマズいとマウス操作が必要になる。
滅多に使わなくて、かつ、連続で呼び出さない機能を登録しておく分には、これが妥当であろう気がする。

ただ、脳内でコマンド名がはっきり思い浮かんでいるのに、メニューを辿っていく、その操作が面倒臭い。であれば、利用頻度でメニュー項目の並びを変えれば楽になるだろうか。しかし、メニュー内の位置で項目の場所を覚えてる時が多いから、かえって鬱陶しくなる時もあるし。

項目にアイコンがついていると分かりやすくならないか。しかし、全機能にアイコンを用意するのは、現実的には厳しい…。アイコン画像の自動生成とか無理だろうか。機能内容を示すアイコン、ではなくて、位置を認知しやすくするためだけのアイコンとでもいうか。そういう方向のアイコンデザインなら自動生成できないか。…ソレ、アイコンである必要があるのか? 別の視覚要素でも代用できそうな。htmlやcssを応用できないかしら。

MS-Officeもそうだけど、メニューの改善は、誰もが頭を悩ませている印象。とにかくメニューにしておけばいいのだ、という問題ではない。メニュー方式自体にデメリットがあるわけで。

ツールバー方式。 :

ツールバーなのかツールボタンなのか悩むけど。

メリット。
  • 目視で、どんな機能があるか、はっきりと分かる。
  • クリックすれば機能が働く。機能呼び出しが早い。
  • クリック連打すれば、連続で呼び出せる。
デメリット。
  • 一定の面積を占有するので項目数を増やしづらい。
  • えてしてマウス操作が必須。
時々思うんだけど。ツールバーにはえてして「開く」「保存」「印刷」のボタンがあるけれど。アレって本当に必要なのかな? ソフトの種類にもよるけれど、ファイルを一度開いたら、その後「開く」はあまり使わないような…。そして印刷も、そんなに頻繁にすることだろうか。保存だって…いや、これは頻繁に使ったほうがいいのか。何にせよ、利用頻度が少ない機能が、ドデーンと専用ボタンになって、そこの領域を常時占有してるのって、どうなんだろう。Webデザインの感覚で見ると、「特等席にこんなもん置くな」と怒られそうなレイアウトだったりしないか。

あの領域は、なんだかもったいない気がする。もっと有効活用できそうな気もするんだけど。

メニューで選んだ項目が、ツールバー上に溜まっていくのはどうか。最初の一発目はメニューを辿らないといかんけど、それ以後はツールバー上のボタンを押すだけで済む。しかしその場合、やっぱりアイコンの自動生成が必要になりそう。

ショートカットキー方式。 :

メリット。
  • いきなり機能を呼び出すことができる。呼び出し時間は最速。
  • キー割り当てにもよるが、連打することで、機能を連続して実行できる。
デメリット。
  • 人間が、割り当てを覚えていないと使えない。
  • どのキーに何が割り当てられてるか、忘れる。
  • どのキーに何が割り当てられているか、把握しづらい。
  • 割り当てられる数に限りがある。
頻繁に呼び出す機能を割り当てるなら、これがベストだろうか。

しかし、キー割り当てを忘れる・把握しづらいのは致命的。何かこう、割り当て一覧を、目視で瞬時に把握できる、上手い見せ方はないものか…。この手があったかと感動するような解決策、いや、レイアウトがありそうな気もするんだけど。

ツールバーと関連付けて使えないものか。連打できるという点は同じだし。

コマンド入力方式。 :

メリット。
  • 英語ができる人なら、機能名とコマンド名がほぼ一致しているので分かりやすい。
  • 際限なく機能を増やせる。
  • 補完が使える。
デメリット。
  • 英語ができない人には、コマンド名から機能内容を推測することができない。
  • コマンド名を忘れると機能が呼び出せない。
  • 打鍵数が増える。
emacs系はコレだけど。脳内で浮かんだ機能名を打ち込むと機能が使えるというのは、ある意味分かりやすい。大昔のコマンド入力型ADV、だよなと。

しかし時々、コマンド文字列を忘れてしまって困る。最近はWindows7のスタートメニューもそんな感じなので、ちと考え込んでしまう。補完が使えるとはいえ、最初の一文字すら思い出せないと途方に暮れる。

初心者に一番厳しいのがコレじゃないかと自分は思ってる。要するに、attach族になりやすい。何十年もattach族を放置し続けて、そこで浪費された時間を思うと、これは人類にとって計り知れない損失である。デゼニランドで先に進めなかった自分は心の底からそう思う。この方式は、根本的なところで問題を抱えている。

コマンド文字列を日本語化できたら、多少は違うのだろうか。でも、本家(英語圏)と日本語圏でコマンド文字列が異なると、各種ノウハウが応用できなくなりそう。コマンド文字列は、できるだけ英語圏に合わせておくほうが都合がいい。のだが。英単語はやっぱり分かりづらい。このへん、エイリアスの概念を流用できないものか。いや、それ以前に、日本語入力は打鍵数が多くなりがちだし。コマンド入力方式という時点で無駄に打鍵数が増えているのに、更に増やしてどうするのだという印象も。

他の呼び出し方のメリットを応用して、改善できないものか…。メニュー方式のいいとこ取りというか…。

ジェスチャ方式。 :

普段ブラウザ上で当たり前のように使っているのに、この方式を忘れてた。

メリット。
  • マウスから手を離さずに機能を呼び出せる。
  • 入力可能な領域が圧倒的に広い。どこでも機能を呼び出せる。
  • 動きと機能内容が一致した時は、分かりやすい。
デメリット。
  • キーボードで入力できない場合がほとんど。
  • 各段階で、4方向か8方向ぐらいしか入力できない。
  • 割り当てを忘れやすい。
  • 一部の割り当てを除いて、大半は連続して入力することが面倒。
割り当てを忘れやすいあたりは、ショートカットキーと似たものを感じる。

方式について、ポインティングデバイスを使って呼び出す場合と、キーボードを使って呼び出す場合で、分けて考えたほうがいいのだろうか。

何かいい手はないかなあ。 :

とにかく人間は、忘れっぽい。そのための補完機能、だったりするけれど、滅多に使わない機能は名前すら忘れるし。機能の存在すら忘れるよりはマシかもしれないけど。

ユーザ操作をカウントして、「この局面で、貴方が使いたい機能というと…コレですか?」と候補リストを出してくれる、とか? つまりは機能の絞り込みをコンピュータで自動化するという方針。なんだかGoogleっぽいけど。ひょっとして、IDEが目指すのはこのへんなのかな?

コンピュータで絞り込みができないなら、できることを人間に選ばせるしかない。そのためには、目視で把握しやすい、機能一覧表示を工夫する必要がある。それが思いつけば、ショートカットキーの一覧表示も改善されるはず。たった1ヶ所が改善されるだけで、他の色んな問題が一気に解決する。…が、そうそうアイデアが出てくるものでもなく。

ポイントは、「場所を覚える」という行為なのだろうか。コマンド文字列も、ずらりと表示すれば、「場所」に変化する。結局は、場所を覚えやすくするための改善が求められている…? 全ては2Dデザインの領域に持ち込んで考えることが可能? それとも逆に、全てをテキスト情報に変化させて扱ったほうが…?

何にせよ、このあたり、もっと分かりやすくて便利にできる余地があるように思えていて。このまま何も改善できず、数十年後も人類がattach族をやってたら悲し過ぎる。

#3 [windows][prog] NetBeans 7.1をインストール

NetBeans 7.1が出ていたみたいなので、7.0.1をアンインストールしてからインストール。

Ruby用のプラグインもインストール。以下の記事を参考にさせてもらった。ありがたや。

_NetBeans 7.1にRuby on Railsプラグインをインストールする手順 - Rails 雑感 - Ruby on Rails with OIAX
_NetBeans 7.1 で ruby on rails プラグインを利用する - ux00ffの日記

#4 [javascript] Komodo Edit 7 をインストール

Aptana Studio 3上で enchant,js の勉強をしようと思ったのだけど補完が効かず。他に何か使えそうな環境はないかなと。試しに _Komodo Edit 7 をインストール。

dabbrev相当は動いてるように見えるんだけど、うーん。だったらxyzzyで打っても同じなわけで、うーん。

#5 [comic] 「森薫拾遺集」を読んだ

妹が以下略。

数ページの読み切り作品や、各誌に書いた1ページイラストその他を集めた作品集。読んでいて、漫画の持つ力、漫画独特の表現力を思い知らされて、笑いながらも唸ってしまった。特に、エマがアニメ化された際に描かれたらしい、たった1ページの漫画に軽いショックを受けた。一言の台詞も無い。アニメを目にした原作者がのたうち回ってる様子が延々と描かれているだけ。なのに笑える。これを小説で再現できるだろうか。否。映像にしてこの面白さが伝わるだろうか。難しい。漫画以外でこの見せ方・伝え方は、おそらく無理ではあるまいか。たった1ページなのに、他ジャンルでは描けない。敵わんな、と思った。

つくづく、この作者は、漫画を描くために生まれてきたような人なのだなあ、と深く感心させられてしまった。素晴らしい…。

それと同時に、他の表現ジャンルは、これに近いことをどこまで実現できただろうかと不安にさせられた。

小説は、小説独自の表現を掴めている気がする。映画やドラマも、複合芸術ならではの見せ方を持っているような気がする。では、ゲームはどうか? 例えば、日本では、一般向け・成人向けも含めて、2D紙芝居ADVが山ほど作られてきたけれど。この表現は2D紙芝居ゲームならではだなあ、と感心してしまう見せ方をどの程度発明することができたのだろうか。昨今少しずつ数が増えているCGアニメは、CGアニメならではの見せ方をどれほど発見しつつあるのだろうか。それを考えると、漫画業界その他に比べ、コンピュータを通じて何かを表現しようとしてきた人達は…。いや、自分が気付いてないだけだろう。何かしら発芽はしているのだろう。そう思いたい。

以上、1 日分です。

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