2005/12/10(土) [n年前の日記]
#6 [anime] 「アリーテ姫」を見た
数日前にNHK-BSで流れてたのだけど。ビデオ録画してたものをようやく見れた。
素晴らしい…。これは名作。どのへんがどうとは言語化して説明しにくいのだけど。とにかく名作。
非常に怖い作品ではあるなと思った。台詞どころか、各所のシーンがグサグサと胸に突き刺さる。真綿で首を絞められるというのはこういう感じなのかもしれん。そういう種類の怖さが底にあるような気がした。 *1 にしても、言葉ではなく状況説明の映像だけで、ここまでメッセージ性を込められるとは。素晴らしい。こういう作品は大好き。
青空ではない青空が、なんだか興味深かったり。基本的に原色を使ってないあたりが面白い。ラスト近辺との対比を狙っての色彩設計なのかしら。いや、スタッフロールのあたりも灰色の青空だけど。
魔法使いと旅をする展開を想像してたけど外れた。それじゃ自立にならんのだろうな。どこにでもあるおとぎ話になってしまう。
スタッフロールの途中で、塔の部屋で眠ってるお姫様の図が1カットだけ入ったら、余韻の中身が全く変わってしまいそうだなとなんとなく思ったり。
魔法と科学の距離感が面白い。遺伝子、人工衛星、ロケット、太陽電池、電子回路、コンピュータ、等々が「魔法」と呼ばれる世界。しかし、たしかに魔法としか呼べないものも同時に存在する世界。なかなか面白い設定だなと感心したり。
素晴らしい…。これは名作。どのへんがどうとは言語化して説明しにくいのだけど。とにかく名作。
非常に怖い作品ではあるなと思った。台詞どころか、各所のシーンがグサグサと胸に突き刺さる。真綿で首を絞められるというのはこういう感じなのかもしれん。そういう種類の怖さが底にあるような気がした。 *1 にしても、言葉ではなく状況説明の映像だけで、ここまでメッセージ性を込められるとは。素晴らしい。こういう作品は大好き。
青空ではない青空が、なんだか興味深かったり。基本的に原色を使ってないあたりが面白い。ラスト近辺との対比を狙っての色彩設計なのかしら。いや、スタッフロールのあたりも灰色の青空だけど。
魔法使いと旅をする展開を想像してたけど外れた。それじゃ自立にならんのだろうな。どこにでもあるおとぎ話になってしまう。
スタッフロールの途中で、塔の部屋で眠ってるお姫様の図が1カットだけ入ったら、余韻の中身が全く変わってしまいそうだなとなんとなく思ったり。
魔法と科学の距離感が面白い。遺伝子、人工衛星、ロケット、太陽電池、電子回路、コンピュータ、等々が「魔法」と呼ばれる世界。しかし、たしかに魔法としか呼べないものも同時に存在する世界。なかなか面白い設定だなと感心したり。
*1: もちろんそれは、鑑賞者の現在の立場・状況によって違うはずで。目標を持って、一心不乱に、人生を謳歌してる人には、眠くてたるいだけの作品かもしれず。が、自分にとっては頭を抱えたくなるような種類のメッセージだったり。特に、最初のあたりで「作り手」に触れてるあたり、かなりキツかった。…「耳をすませば」がTV放映されると、2chは阿鼻叫喚の図になるけれど。その気持ちがなんとなく判ってしまったような。
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以上です。