2005/10/23(日) [n年前の日記]
#1 [web] _日本のネットワーク20年を振り返る〜スペシャルセッションレポート
_コメント欄
で、
ということで興味が湧いたので検索してみたら件の記事が。
というわけで、キビシー時代があったと。当時からしてみれば、今は夢のよう。
人間の耳で聞いて意味不明なものは暗号らしいです。という話を聞いて、ヒエーと。そこまで厳しかったのか。
ということで興味が湧いたので検索してみたら件の記事が。
まず、1975年に通信を始めた当時は「電話回線に電話以外の端末を電気的につないではいけない」という規制があり、そのため電話回線でパソコン通信を行なおうとすると、音響カプラ(300bps)で通信を行なうしかなかったという。
そして1984年にはJUNETが誕生するわけだが、これも当時東工大の助手だった村井氏が自分の出身校である慶大と東工大の間を電話回線で結んでネットワークの実験を行なっていたのを石田氏が聞きつけ、「2地点では単なる1:1の通信で面白くないが、3地点を結べばネットワークらしくなる」と言って東大をその中に参加させたのが始まりだと述べた上で、「このときに当時の郵政省に電子メールの件について聞きに行ったら、翌年に通信自由化を控えていたこともあってか『こっそりやるなら結構です』と言われた」とのエピソードを披露し、ようやく複数ホスト間の電子メールが使えるようになったとの苦労を語った。キビシー。
◎ _誰も教えてくれなかった海外ローミング :
外国に滞在する場合、そこの国のあらゆる法律に従わなければならない。厳しい。
小生が世界各国の法律をつぶさに把握している訳ではないが、日本の事情を考えればおのずと類推は可能である。たとえば「電話線に所轄機関の認定機器以外は接続してはならない」とか「電話線を通じて交換機などに被害を与えた場合は何らかの罰則規定が用意されていて、最悪の場合、逮捕ということもありうる」などは法律論としては常識の部類だろう。
この論法に従うなら、海外ローミングにおいて使用可能な「インターフェース」としては「音響カプラー」しか存在しないことになり、モデムですら「違法」である。PIPELINE より
◎ _インターネットとモラル/(コ)の業界のオキテ :
ところで、勝手に電話回線でコンピュータ通信をするのは法律違反であった。理由は、 コンピュータ通信の、あのピーピーガーガーという耳障りな音は、人間には理解できない 「暗号」である。そして、電話回線では暗号は送ってはならないことになっている。故に、 電話を使ってコンピュータ通信をするのは法律違反ということである。なるほど。
それなら、あのファックスは何だ、と思うのは私だけだろうか。あれもコンピュータ通 信と同様に、ピーピーガーガーの筈である。こちらのファックスに絵を入れると、絵が電 話線の中を通って相手のファックスから出てくる訳ではない。ピーピーガーガーという信 号になって相手に伝わり、相手のファックスがそれを解釈して紙に白黒の点で表示する。 だから、ファックスが良くて、コンピュータ通信が駄目というのは、役所の嫌がらせか、 国会議員の無知かが原因であろう。それとも利権だろうか。
コンピュータ通信の禁止は、全世界から馬鹿にされた。そして、日本のコンピュータ、 とくにソフトウェアの発展に大きな障害となり、その影響は今でも甚だしい。
というわけで、キビシー時代があったと。当時からしてみれば、今は夢のよう。
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以上です。