2004/05/10(月) [n年前の日記]
#4 [movie] _ZIP-FM INTERNET RADIO featuring CASSHERN
紀里谷和明監督へのインタビュー記事(音声)。最後のあたり、27:30ぐらいからの、業界を目指してる人達へ向けた発言内容がちょっといいなと思った。この人、結構熱い。かもしれん。この熱気は、ちょっとわかる。ような気も。それにしても、企画当初から『紙芝居』の選択肢も頭の片隅に置いてたとは。完全に実写畑の人だったら、その選択肢が存在してることにも気づかないのでは。やはり、アニメで育った世代ならではかしら。…あ。原作がアニメだったっけ。そりゃ『紙芝居』の選択肢にも気づくか。ギャフン。
_(via 映画「キャシャーン」よくある質問と答え)
<ネタバレあり、かも。
◎ それはさておき :
気になったところが。
今回のポスプロ(?)で使った機材なんて、1台10万円のコンピュータを秋葉原で買ってきて、皆で組み立てて使ったんです。30台ぐらい並べて。そんなの、そこらへんの大学の研究室に置いてあるコンピュータのほうがよっぽど凄いわけです。だから、大学の映画研究会とかそういうところでも、この映画作れるんですよね。やろうと思えば。ハードの値段だけじゃなく、ソフトの値段も言わないと。個人がPCで映像制作を試みる際、一番ネックになるのは、ハードよりソフトの入手だと思うので。 *1 それと、大学が所有・利用してる古びた機材より、秋葉原で買ってきた最新PCのほうが速そうな気もする。
*1: Adobe Photoshop が10万。Adobe After Effects が10万。3D Studio MAX が50万。…あとは何が必要だろう。とりあえず、その手の作業を行うにあたって、おそらく最低限必要であろうソフトを揃えるだけでも70万。もっとも学生さんならアカデミーパックが選べるから、半額ぐらいで入手できそう。…半額であっても、貧乏学生では手が出ないだろうけど。…でも、逆に、『たった数十万でプロ並みの環境が揃う』という見方もあるだろうし。それらを導入することで将来得られるであろう利益を考えると、投資としては安いほうなのかな。いや、わからんけど。…なんにせよ、ハードよりソフトを揃えるほうが大変じゃないかと思うわけで。…どうして監督さんはソフトについて触れないのでせう。なんだかそのあたり、ソフトウェア業界にとって、色んな問題を内包してる気もしますよ。
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以上です。