mieki256's diary



2004/05/04(火) [n年前の日記]

#1 [game] _花ゆめとカプコンがタッグを組んだ『フルハウスキス』

_この記事 に妙なツッコミが入ったので首を捻ったら。「花ゆめ カプコン」でgoogle検索した際、件の記事が1番に出てきていたようで。…そりゃ怒るわ。恋愛ゲーに興味を持って検索したら、よりにもよって豪鬼が『ふぬぅん』だもの。googleダンスの悲喜こもごも。

とりあえず、件の記事にも公式サイトへのリンクを追記。これで、迷い込んできた人も、しっかり正確な情報を掴めると思うので、許してちょんまげ<どこの言葉だ。

それとも、恋愛シミュゲーに対して否定的立場を取ってる人間と思われてしまったのかな。如月さん萌えのマルチ萌えな過去を持つ自分でありますからそれは完全に誤解であります。同士よ(?)。

商品紹介ページならHTML版も置くべき、と思うのだけど :

怒ってるのがユーザさんなら、「事故とはいえ、変なもの見せちゃってゴメンね」って感じだけど。仮に関係者が怒ってるのだとしたら、「お前ちょっとココに座れ」と言いたい。公式サイトを画像+FLASHオンリーで構築しておきながら、テキストデータ主体で処理してるロボット型検索サイトにおいて上位に出てくる事を期待してるのだとしたらアホですよ。 _数日前からGoogleがFLASHデータにも対応した という事情もあったりはするんだけど、FLASHに対応してない検索サイトが他にもあるであろう事を考えたら、商品紹介ページはFLASH版のみならずHTML版も置かないと。…スタッフが大変な思いしながら2年もかけて作ってきた大切な商品を、最後の最後、宣伝の段階で技術的(なのか?)なヘマをして、それで逆ギレしてたらどうかと思うわけで。作るのも大事だけど、宣伝の仕方も大事。Webに関して無知故にちゃんとした宣伝(と言っちゃうのもどうかと思うが)をしてあげてないとしたらスタッフが可哀想。彼等の労苦をねぎらう意味でも、もう少し勉強してください。…と言いつつも仮に自分が関係者だったらユーザのふりして「このゲーム面白そうですね!」と宣伝カキコするであろう気もするのでユーザさんが怒ってるのは間違いないだろうけど(爆)

技術的云々などに注意しなくても、 _検索サイトにお金払えば 問題解決しそうな。それで収益上げてるのだろうし>検索サイト。

そもそも本当にFLASHデータ内のテキストは検索サイトに検出してもらえないのだろうか。…ちょっと調べてみないと。勉強しなきゃならないのは自分かも。

男性向けは不自由 :

件の記事に関して少し真面目な話。と言っても、その手のジャンルは、『ときメモ1』『センチ1』『ToHeart』しかプレイしたことがない上に、『ときメモGS』『アンジェリークシリーズ』に関しては妹がプレイしてる様子を後ろで少し眺めてた程度、しかも最近はゲーム自体全くプレイしたことがない自分なので、思いっきり外してるかもしれませんが。

件のタイトルに限った話ではなく、製品ジャンル全般に関しての話なのですが。女性向けのその手の製品に比べ、男性向けのその手の製品は、登場するキャラの年齢、及び姿形に関して、はるかに不自由ではなかろうかと。正直、妹の「アームストロング」発言を聞いたとき、衝撃を受けたのです。男性向け製品でその手の姿形をしたキャラをラインナップに入れるなぞありえないから。年齢にしてもそう。例えば男性向け製品では“おばさん”は出ない。“おばさん”キャラと言いつつ実際はどれもお姉さんキャラ。しかしこれが女性向け製品なら、ダンディな“おじさん”も出せてしまう・実際に出てるわけで。 *1 そこに気づいた時、男性向け製品に確固として存在するキャラ設定の不自由さ・狭さを認識してしまい愕然としたのと同時に、女性向け製品におけるキャラ設定の自由性・広大さを“予感”して、衝撃を受けてしまったわけで。

「何故細い男性ばかり〜」という疑問は、そういった衝撃を受けたが故に出てきた疑問。もしかすると制作者側は、本来不要な『壁』を作っていたのではないかという疑念が。女性ユーザは制作者側が考えるより、はるかに幅の広い設定を受容して楽しんでしまえる能力 ―― ある種の豊かさを持っているのかもしれないと。それ故の、「何故細い男性ばかり〜」という疑問・問いかけなのです。それはおそらく制作者側が無意識に作ってしまった『壁』の一つだった可能性はないだろうかと。本来そこには、もっと自由な選択肢があったのではなかったかと。 *2

現在の女性向け製品は、企画時期からしても、男性向けのソレをどこかで手本にしながら制作されているのではないかと想像したり。故に、美形キャラ・線の細いキャラのみ用意された製品が多いのかもしれないと思ったりもして。男性向け製品は、美人・線の細いキャラしか出てこないから、それら製品の傾向を踏襲したままでは、女性向け製品も似たようなキャラのラインナップになってしまう。 *3 …しかし、だとすれば、何か見落としてそうな気もするのです。この製品ジャンルにおいて今以上の商業的発展を望むなら、男性ユーザと女性ユーザの嗜好の違いを意識・認識して、製品企画なりキャラのラインナップなりに反映させていく必要があるのではないかと…

いや。女性ユーザの持つ、キャラへの許容度に対して、夢を見過ぎてる感もあるんですが>自分。

でも、 _『創世記』の「コバルト以前!」の回 を読むと、ひょっとして、という感も。現在の、女性向けのそれら製品が、男性向け製品をトレースしてる印象がどこか残っているあたり、少女小説で言えば「コバルト以前」 ―― 男性作家が少女向け小説雑誌に作品を提供していた時期に相当してはいないかと。この仮定が正しければ、この製品ジャンルにおいて、真に女性向けの『本物』が未だ潜んでる可能性はありえる。…潜んでるとして、誰が真っ先に『本物』の存在に気づき、製品化して富を得るのか。少女小説の歴史(?)と照らし合わせれば、あるいは少女漫画の歴史に照らし合わせれば、おそらくその『本物』は女性制作者にしか見出せないであろう感も。この製品ジャンルにおける _『24年組』 が、どこかに潜んでいるのではないか。そんな夢想もするのです。

てなことをぼんやり考えたり。もっとも、男性である自分は『本物』を見出せるはずがないので、これら仮定が正しかったとしても、儲け話にはありつけませんが(爆)

なんとなく、市場に出回ってる現行の女性向け製品が、女性スタッフの手により生み出されながらも、そこまで踏み込んでいない(?)以上、『本物』は、メーカとは異なる場所から出てきそうな感もあったり。例えば同人とか。…いや。この製品ジャンルは物量が必要になるから、同人から出てくるのは難しいだろうけど。…そう。ゲームの場合、小説や漫画と違って、膨大な開発リソースを必要とするのが難しいところで。おいそれと作品発表による実験・リサーチができない。故に、少女小説や少女漫画の歴史と重ねて考えるのは愚考ではないかとも思えるのですが。…なかなか難しいですな。うーん。

以上、現状を知らない人間の戯言・妄想でした。終わり。 *4

*1: エロゲーなら、途端に男性向け製品も自由奔放になるのですが。いや、姿形はともかく、年齢に関してはやはり不自由ですけど。
*2: もっとも、各キャラに対するユーザ側の印象について、しっかりとリサーチした結果、そういうラインナップになってる可能性もありそうですが。…実際はどのようにキャラ設定を決定していくのだろう。自分、そのへん全く知らなかったり。
*3: いや。単に少女漫画に登場する男性キャラの傾向を反映してるだけかも。…そっちのほうが可能性高そう。
*4: 時代は自分の思うところよりはるかに進んでるのではないかという不安も絶えずあったりするわけで。何せその手の情報は全然集めてないし>自分。

以上です。

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