mieki256's diary



2019/12/12(木) [n年前の日記]

#1 [windows][prog] Git for Windowsをアップグレードした

Windows版の git に関して色々なセキュリティホールが見つかったから更新すべし、という記事を目にしたので、この際アップグレード。環境は Windows10 x64 1903。

今までインストールしてあった版が、32bit版なのか、64bit版なのか、分からなくて悩んだり。日記を検索してもメモが出てこない。が、Evernote上で、64bit版をインストールしてみた、的メモを発見。なら、今回も 64bit版を入れておくか…。問題が出たら、その時は 32bit版をインストールし直そう…。

Git-2.24.1.2-64-bit.exe をDLしてインストール。インストール時のオプションは、基本的にデフォルトのものを選んでいったけど、改行コードの変換に関しては、チェックアウト時は無変換、コミット時はCRLFをLFに変換する設定を選んだ。とメモ。

#2 [windows] Windows10 を1903から1909にアップグレードした

Windows10 1909 は、1903 とほとんど中身が変わらないという記事を目にして、だったら更新してみるかと…。

スタート → 設定 → 更新とセキュリティ、を選んだら、1909 に更新するためのリンクが表示されていた。

クリックしてみたところ、数分で更新できてしまった模様。早いな…。再起動したら、1909 になっていた。なるほど…たしかにほとんど違いはないっぽい…。

#3 [anime][neta][zatta] 小説家は優秀な人材を見るとまずは嫉妬しちゃう人種だったりするのかもしれない

思考メモ。

TVアニメ「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです! 」をチラ見していたら、ちょっと気になるシーンがあった。母と娘が科学者、という設定らしいのだけど、娘がとても優秀過ぎて、次々に新発明・新発見をするものだから、母親が娘に嫉妬して、冷たく当たって、結果、娘は心を病んでしまう、というシーンで。

それを見ていて、自分は首を捻ってしまった。妙な設定だなと。

本当に、研究が上手く進まずに心底苦しんでる人物であれば、問題を解決してくれる優秀な人材が出現した際、喜ぶことはあっても嫉妬して冷たく当たるなどありえないのではないか。娘キャラを、その後アレしてソレするために用意された、話の都合上必要な暗い過去設定ではあろうけど、それにしたって不自然過ぎやしないか。

ただ、そう思った直後に、ちょっと考え込んでしまった。件の設定は、もしかすると小説家という職業からくる発想なのではなかろうか。いやまあ、小説家に限らないとは思うけど。他の職業でもあり得ることかもしれないけれど。

このあたり、昔メモした、世の中には「仲間を増やしたい職業」と「仲間を減らしたい職業」の2種類がある、てな話に近いのかもしれない。

小説家さんというのは、自分が散々苦労して頭を悩ませていた問題を、周囲の人がサクッと片づけてくれてめっちゃ助かった、という場面に遭遇すること自体が無さそうだよなと。基本的に、一人でコツコツと書いていく作業だろうし。更に、もし、自分の能力を上回る優秀な人が周囲に居たら、その人に仕事を取られて、自分が干されてしまう可能性が高い。

なので、優秀な人が身近で出てきたら ―― しかもそれが年下なら、まずはとにかく嫉妬するでしょ、それが当たり前でしょ、などと自然と考えてしまうのかもしれんなあ、と。

だけど、自分の場合はプログラマーだったから、そのへん真逆で。

実装しなきゃいけない仕様が目の前にたくさんある。どう実装すればいいのか悩む難問もチラホラ混ざってる。さて、困ったぞ。しかし、チーム内に優秀な方が居てくれて、ガンガン実装を進めていってくれた。これはもう、とにかく感謝しかないわけで。

また、チームに所属してない優秀な方に対しても、生じる気持ちは同様で。同じフロアに居る方々と喫煙所で雑談しつつ、ちょっと実装面の質問をしたら、目から鱗が落ちるアドバイスを貰えて助かったことが何度もあった。なので、嫉妬云々なんて冗談でしょうと。只々ありがたい、よくぞここに居てくれた、そう思うのがフツーじゃないのと。

嫉妬なんてものは、そもそも仕事でさほど苦労していない暇人だから持てる感情ではないのか、とすら思ったりもして。猫の手も借りたい、誰でもいいから助けてほしい、そんな気持ちになるようなキツイ状況に遭遇してないし、助けてもらって肩の荷がどっと下りた体験が無いから、そんな感情が呑気に湧くのだろうと。

でも、そのあたり、もしかすると、おそらく職業によるのだろうなと…。

例えば、集団制作の場でスケジュール面が厳しいことになってるアニメーターさんなら、手伝ってくれる優秀なアニメーターを一人でも多く欲しがるだろうけど。しかし、これが漫画家さんなら、自分より上手い漫画家さんが一人でも多く業界から消えてほしいと願うだろうし。どちらも絵描きさんという属性は同じなのに、従事してる職業によって優秀な人材に対する気持ちが変わってきてしまう。

てなわけで、自分は件の設定を不自然と感じてしまったけれど、違う職業の人が眺めたら、実に自然でリアリティのある設定に見えるのかもしれないなあ…などとぼんやり思ったりもしたのでした。とメモ。

オチは無いです。思考メモです。

「嫉妬です」と言い切ることの健やかさ。 :

これはもう全然違う話だけど。「嫉妬」と言えば富野監督だよなと…。若い監督に対して、「コレは嫉妬です」「彼は僕にとってライバルです」と言い切るアレ。「叩き潰してやる」「見てろよコンチクショー」等々の発言も含めて、アレは上手いなあと。ある種の健康法じゃないのかなあ、と。

他者の作品について言及しているうちに、なんだかもやもやと生じた妙な気持ちについて、ひとまず言葉にして言い切ってしまう。正体不明の何かを抱え続けるより、ちょっとぐらい間違っていてもいいから、つまりお前はコレだよな、正体を突き止めたぞ、俺は分かってんだぞ、という扱いにする。そうすることで、気分がスッキリするところがありそうだよなと。

しかも、それらの発言で、自分の気持ちを客観視できてる賢い自分、というキャラをその場で造形できる。本心をさらけ出してくれてるようにも見えるので、聞き手も笑う。ライバル宣言されちゃった相手も、「光栄です」と言い出す。発言した当人も、その周囲も、心を健やかに保つテクニック、のような気もするわけで。さすが演出家。

もっとも、誰でも繰り出せるものではないのだろうなと…。言葉の力について、悩み続け、工夫し続けてきた富野監督だからこそ、会得できた秘技なのではないかしらん。素人がおいそれと真似できる気はしない…。

以上、1 日分です。

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