2004/04/22(木) [n年前の日記]
#2 [pc][vine] 親父さん旧PCにVine Linuxをインストール
放置してた親父さん旧PCをどうにかしようと。
◎ モニタを接続 :
モニタケーブルが短くて届かない。PCデスクとTVラックの隙間にフルタワーケースを押し込めて距離を稼いでどうにか接続。延長ケーブルでもあればな。
◎ BIOSアップデート :
M/B ASUS P2B-S のBIOSを最新の1014beta3 にアップデート。
*1
DOSの起動FDに、aflash.exe と 1014beta3のファイルをコピー。FDで起動 → afalsh.exe 起動。1を選んで現在のBIOSをFDに保存。2を選んで1014beta3のファイルを指定。滞りなく作業終了。
◎ CPU交換 :
ケースを隙間から引きずり出し、PenIII-500MHz と Celeron-700MHz + MSI MS-6905 Master(Socket370 → Slot1 変換下駄) を交換。…起動しない。BIOS画面すら出ない。ブザー音も鳴らない。M/B ASUS P2B-S上のFSBや倍率設定を弄ってみたり、
*2
CLRTCとやらのピンをショートさせてBIOS設定をクリアしてみるも変化無し。PenIII-500MHz を差し直すとちゃんと起動する。しかし、再度 Celeron-700MHz + MS-6905 Master を差し直しても起動せず。PCデスクとTVラックの隙間からケースを抜いてM/Bのピン設定を弄ってまた隙間に押し込めての繰り返し。…疲れた。ヘトヘト。諦めた。このM/BはPenIII 500MHzで動かすしかなさそう。
*3
それでも、今設置してるヘボサーバ機、無印 K6-200MHz の 2.5倍の速度だし。2.5倍といえば、赤い彗星までもう少し。そう考えると…なんだ!速いじゃないか!<無理してる。
◎ Vine Linux 2.6r4 インストール :
PenIII-500MHz に戻して、Vine Linux 2.6r4をインストール。特に問題なくインストールできた。NICも認識されてるので、apt-get update → apt-get upgrade を実行。滞りなく作業終了。後はサーバ機の設定を反映させる作業が残ってる。sshでログインできるだろうから、これからはモニタを繋げなくても、LANで繋がってさえいれば、メインPCのputtyからログインして作業ができるだろう。たぶん。
◎ CPU交換に失敗したのは電圧っぽい :
Celeron-700MHzが動かない理由についてもう少し調べてみた。PenII-500MHz(Katmai?)は2.00〜2.05V、Celeron-700MHz(Coppermine)は1.65v。そのへんかな。
*4
でも電圧関係は下駄でどうにかして…くれるのかどうかわからんな。…ああ、
_ダメみたいだ。
ASUS P2Bなど440BXマザーの初期のもので、CoppermineコアのPentium?やCeleronが動かないのは、Coppermineコアの必要とする1.80V未満の電圧を発生できないからです。CPUのコア電圧は、M/B側にある電圧コントローラICによって発生します。例えば、このときCPUから1.75Vの電圧を要求しても、1.80V以下は出せないので電源を入れてもCPUファンすら動きません。電圧コントローラICは、ATX電源コネクターの近くにあります。チップに印字されている型番はHIP6019CBになっているはずです。このチップでは1.8〜3.5Vに対応してます。電圧コントローラICのチップが、HIP6019BCBなら初期のM/Bではないのでコア電圧の問題はありません。「CB」か「BCB」のちがいを良く見てください。残念。手元の ASUS P2B-S には、HIP6004ACB が載ってる。更に、 _こちらの1999/11/27の項 で詳しく書かれてた。
こ奴のV-coreのDC-DCコンバーターには、「HIP6004ACB」が使われており、DatasheetのPDFを落としてみました。「HIP6004」シリーズには、「HIP6004ACB」「HIP6004CB」「HIP6004BCB(BCV)」と3種類あるようですが、肝心の「HIP6004ACB」は唯一1.8V以下の生成ができない様です。ですから、私のP6-DBUはCoppermineには対応していないと思われます。BIOSが対応していても、電圧が・・・・(T_T) 製造ロットによっては、「HIP6004CB」「HIP6004BCB(BCV)」が使われている可能性もありますのでお持ちの方は調べてみて下さい。こちらはV-core 1.3V〜3.5V対応です。なるほど。つまりこの ASUS P2B-S では Coppermine は電圧の問題で使えないということか。 _こちらのページ によると、 _PL-iP3 等のコア電圧生成機能つき下駄を使えば定格で動くと書いてあった。しかし、その手の下駄は安くても5千円ぐらいするし、今では入手不可に近いだろうし。
◎ 500MHz〜700MHzって :
中古PCだと1万円台ですな。下駄を買うより省スペースな中古PCでも買ったほうが、場所取らない・電気食わない・うるさくない、でいいかもしれず。…でも余ったPCはどうなる。自分、貧乏性なので、もったいない、何かに使ってやらねばと強迫観念が。
◎ 2005/04/08追記 :
カテゴリーの情報が足りなかったので「vine」を追記。
*1: 最初、
_ASUSのサイト
で入手した最新版BIOSが1012なのに、M/Bに入ってるBIOSが1013beta6だったので首を捻ったり。ASUSのサイトで「ベータ」にチェックを入れないとダメだったのだな。
*2: PenIII-500MHz は FSB100MHz x 5.0 。 Celeron-700MHz は FSB66MHz x 10.5 。そのあたりかと思ったけど違った。そもそも10.5倍設定なんて ASUS P2B-S には無いし。最高倍率の6.0倍ではダメか。CPU側は固定倍率なんだけどな。
*3: MSI の下駄と、ASUS の M/B という組み合わせがいかんのか。それとも Celeron-700MHz が死んでるか。
*4: ちなみに M/B ASUS P2B-S の Rev. は 1.03。
*2: PenIII-500MHz は FSB100MHz x 5.0 。 Celeron-700MHz は FSB66MHz x 10.5 。そのあたりかと思ったけど違った。そもそも10.5倍設定なんて ASUS P2B-S には無いし。最高倍率の6.0倍ではダメか。CPU側は固定倍率なんだけどな。
*3: MSI の下駄と、ASUS の M/B という組み合わせがいかんのか。それとも Celeron-700MHz が死んでるか。
*4: ちなみに M/B ASUS P2B-S の Rev. は 1.03。
この記事へのツッコミ
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以上です。
できないマザーは使えないとかいった記事が掲載され
てましたですね。
>下駄
確か持ってたと思い探してみたのですが見当たりません(汗)
> できないマザーは使えないとかいった記事が掲載され
> てましたですね。
なるほど。
自分のメインPCのM/BもSlot1なのですが、
そちらはCoppermineの電圧を発生できるものだったんで、
そのあたりの注意情報は完全スルー・覚えてませんでした。
今回初めて意識しましたですよ(爆)
> 下駄
価格や動作の確実性を考えると、もう少し頑張って
Socket370のM/B買っちゃうほうがいいような気もしますな。
もっとも今時は入手が難しいかもしれないけど…
そうなるとCeleron 1.4Gに正式対応したM/Bを
購入するのがベストですね。
そうなると新品では中々難しくなってきてます
ので急いだ方がいいかも〜
少し調べてみたんですが、今新品で売ってるSocket370 M/Bって
PC100/133SDRAMじゃなくてDDRのみ対応みたいですな…
メモリも新規購入になるからますます予算が。
等考えると、SocketAかSocket473に移行したほうが、という話に(爆)
こうして買い時を逃していくのでした (;´Д`)