2003/12/05(金) [n年前の日記]
#1 [pc][web] Sylpheed for Win32を入れてみた
Linux環境で使い始める前にWin環境で動作の具合を掴もうかと。しかし実行してみるといくつか気になる点が。
◎ mbox形式をインポートしてもサマリビューに反映されない :
ファイル→mboxファイルをインポート、でOE6のメールデータをインポートしたが、
*1
インポートしたはずのメールがサマリビュー(メール一覧)上に全く表示されない。マイドキュメント以下の Mail\inbox\ を覗くとそれらしいファイルが存在するのでインポート自体は出来てるらしいのだが。原因が判らないまま起動・終了を何度か繰り返していたらいつのまにか表示された。怪しい。
◎ 1ファイルずつしかインポートできないのだろうか :
mboxファイルインポートは1ファイルずつしか行えないのだろうか。取り込むべきファイルは100以上あるんだけど。どう考えても人間が手作業で行う作業じゃない。なんとかならんのか。いや、なんとかしないと>自分が。…どうせテキストファイルなんだから cat *.txt > hoge で一つにして読み込めばいいのか。試しにやってみた。上手く行ったように見える。が、本当に取りこぼし無く読めてるのかな。怪しい。
◎ サマリビューにおける未読メールの件名が正常表示されない :
メール受信後、あるいはインポート後、未読のままにしておくと件名が空白のまま。一度本文を表示させればその後は件名が正常表示されるのだけど。これでは件名からウイルス入りメール云々を判断する事すら難しい。もっともOEと違って、プレビューによる添付ファイル自動実行の可能性は少ないだろうから、中身なんか気にせずガンガンプレビュー(?)すればいいのかもしれない。とはいえ今までが今までだったので、まずは件名を確認してあからさまに怪しいのは削除、大丈夫そうなら本文を表示という流れで閲覧できないのはどうも不安。
マイドキュメント\ .sylpheed\sylpheedrc 中の、message_font、normal_font、bold_font、small_fontのあたりを弄ったら、件名やその他が日本語で表示された。つまりはフォントの問題らしい。未読メールの件名はbold_font、小さい文字はsmall_fontで表示するが、英字フォントが指定されてるので日本語が出ないということだろう。しかし、そこまで判明しながら残念な事に、boldとして利用できそうな日本語フォントがリストに出てこない。 *2 また、仮でRegular体を設定しても表示時の上下位置、あるいは上下幅がおかしいらしく文字の下部が消えてしまう。こんなところでもboldで悩まされるとは。トホホ。
色々探してるうちに、BDFをTTFに変換したというフォントを見つけた。Boldも揃ってるらしい。ありがたや。 _こちら から'BDF M+'と'BDF東雲'をDL・インストールして試行錯誤。結局、'BDF M+'のみで以下のような設定に。
.sylpheed\gtkrc
.sylpheed\sylpheedrc の message_font、normal_font、bold_font、small_font
gtkrcとsylpheedrcを修正する際に若干の注意点が。gtkrcはUTF-8、sylpheedrcはS-JISで記述しないといけないらしい。幸い今回は、gtkrc内に漢字を含む記述が無いので特に意識しないで済んだ。
マイドキュメント\ .sylpheed\sylpheedrc 中の、message_font、normal_font、bold_font、small_fontのあたりを弄ったら、件名やその他が日本語で表示された。つまりはフォントの問題らしい。未読メールの件名はbold_font、小さい文字はsmall_fontで表示するが、英字フォントが指定されてるので日本語が出ないということだろう。しかし、そこまで判明しながら残念な事に、boldとして利用できそうな日本語フォントがリストに出てこない。 *2 また、仮でRegular体を設定しても表示時の上下位置、あるいは上下幅がおかしいらしく文字の下部が消えてしまう。こんなところでもboldで悩まされるとは。トホホ。
色々探してるうちに、BDFをTTFに変換したというフォントを見つけた。Boldも揃ってるらしい。ありがたや。 _こちら から'BDF M+'と'BDF東雲'をDL・インストールして試行錯誤。結局、'BDF M+'のみで以下のような設定に。
.sylpheed\gtkrc
style "Sylpheed-Widget-font" { fontset = "-unknown-BDF M+-normal-r-normal-*-13-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-0" } class "GtkWidget" style "Sylpheed-Widget-font"
.sylpheed\sylpheedrc の message_font、normal_font、bold_font、small_font
message_font=-unknown-MS ゴシック-normal-r-normal-*-13-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-0 normal_font=-unknown-BDF M+-normal-r-normal-*-13-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-0,-*-*-medium-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,* bold_font=-unknown-BDF M+-bold-r-normal-*-13-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-0,-*-*-bold-r-normal--12-*-*-*-*-*-*-*,* small_font=-unknown-BDF M+-normal-r-normal-*-11-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-0,-*-*-medium-r-normal--10-*-*-*-*-*-*-*,*他のアプリのメニューフォントがMS UIゴシックなのに、このアプリだけM+だったりするのでなんだかしっくりこないが、件名その他が判読できないよりはるかにマシ。少なくともメール本文はMSゴシックを設定してるのでメールの読み易さはOEとほぼ同じだし。これでもいいかな。
gtkrcとsylpheedrcを修正する際に若干の注意点が。gtkrcはUTF-8、sylpheedrcはS-JISで記述しないといけないらしい。幸い今回は、gtkrc内に漢字を含む記述が無いので特に意識しないで済んだ。
◎ 直接関係はないけどGnuPG :
起動時に「GnuPGのバージョンが古いか、正しくインストールされてない」とエラーダイアログが出てくる。無視する設定も可能だし、暗号化云々を使う予定も特に無いのだが、エラーが出てるのを無視するのもなんだか嫌なのでGnuPGをインストール。…GnuPGのインストールのほうがよほど時間がかかった。レジストリを弄っても、c:\GnuPG\ に入れない限り gpg.exe 実行時にエラーが出るし。プログラムの中で直接デフォルトインストールフォルダ名でも記述してるのだろうか。それとも何か設定を間違えてるか>自分。何にせよ、Cドライブのルートにまたしてもフォルダが一つ増えてしまった。これもこれでかなり気持ち悪い。
◎ とりあえず :
こんなに面倒臭いんじゃ、OEからSylpheedへの乗換えはフツーありえないな…。
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#2 [pc][linux] BDF、TTC、TTF
MSGOTHIC.TTCからビットマップを抜き出して、boldに加工してから別フォントを作成して利用できないか、などと思って調べてたら参考になりそうなページを見つけたのでメモ。
_Windowsで BDFフォントを使う
_Windowsコンソールで BDFフォントを使う
_Linuxで TrueTypeフォントを使う
_Windowsで BDFフォントを使う
_Windowsコンソールで BDFフォントを使う
_Linuxで TrueTypeフォントを使う
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以上、1 日分です。