2007/03/03(土) [n年前の日記]
#10 [cg_tools][web] FLASHデータの中にフォントのアウトラインを埋め込むとライセンス云々はどうなるんだろう
問題がありそうな気もする。メニューのボタンに文字を重ねたり、説明文を入れたりしたいのだけどなぁ。
_Microsoft Office 2003 に含まれている日本語フォント
_Office 2003 に含まれているフォント
_中には「HG-丸ゴシックM-PRO」や「HG-正楷書体-PRO」など、フォントライセンスの問題で埋め込み出来ないフォントもあります。
_HG系のフォントは、メーカーがPDFへの埋め込みを許可していませんので、PDFにフォントをエンベットすることはできません。
となると、FLASHで使うのもアウトなのか?
◎ _MS、HGフォントって何? :
代表的なのは、Officeに含まれている「HG」フォントです。リコーが作成したもので、実はMSフォントはマイクロソフトがリコーからラインセンスを受けて使用しているのです。両者に実質的な違いはありませんが、HGフォントには下図のように「行書体」や「ポップ体」など、MSフォントにはない種類の文字があります。こうしたフォントを使いこなすことで、より見栄えのいい文書の作成が可能になります。「MS〜」がリコーのフォントと言うのは知ってたけど。「HG〜」もリコーのフォントだったのか…。
_Microsoft Office 2003 に含まれている日本語フォント
_Office 2003 に含まれているフォント
_中には「HG-丸ゴシックM-PRO」や「HG-正楷書体-PRO」など、フォントライセンスの問題で埋め込み出来ないフォントもあります。
_HG系のフォントは、メーカーがPDFへの埋め込みを許可していませんので、PDFにフォントをエンベットすることはできません。
となると、FLASHで使うのもアウトなのか?
◎ _千都フォント - サポート - FAQ - ライセンス :
Q. ホームページ上にFlashを使って作ったコンテンツを掲載する場合、ライセンスはどうなりますか?こういうフォントもあるのか。というかコレが大多数なのだろうな。
A. Flashについては、現行の使用許諾の許諾範囲外ですので、ご利用いただけません。
◎ _マクロメディアとフォントワークスジャパン 日本語フォントに関するユーザーの利便性向上にむけ協力体制を強化 - 2004年10月22日付 :
これまでFlashコンテンツデザイナーや情報提供者は、日本語フォントを使用したFlashコンテンツについて、フォント制作会社との間で個別にライセンスの許諾範囲、料金などを調査、交渉を行う必要がありました。日本語フォントを含むFlashコンテンツの商用利用については、使用したフォントによりライセンス料金を課される場合があり、マクロメディアでは、そのような状況を明確にし、Flashデザイナーが安心して制作できる環境の整備を模索していました。やはり個別にライセンスを確認しないとダメなのか。
◎ _GAC なぜなにGAC - フォーラム - フォントの商用利用のライセンス :
WEB用に限りです。印刷用だとまた少し変わってきます。MS製品を購入することで入手できるフォントは使っちゃダメ、ってことか…。
ダイナフォント:
商用利用は基本的に可です。ただ、商品ロゴや企業ロゴ・外部サイトへの誘導を目的としたバナー等に使用する場合は別途ライセンス料が必要。
商用利用は下記URLフォントのみ使用可能。
http://www.dynacw.co.jp/license/outline/outline_fontface01.html
モリサワフォント:
商用利用可です。しかし商品ロゴや企業ロゴなどは別途ライセンスが必要っぽい。(未確認。モリサワパスポートのライセンス情報求む!)
マイクロソフトの日本語製品に添付されているフォント:
参考:http://www.microsoft.com/japan/legal/permission#font
日本語フォント商用利用不可。ベンダーへ要問い合わせ。
◎ _マイクロソフトの著作物の使用許諾と商標ガイドライン :
日本語のフォントに関しては、外部のフォントベンダーがすべてのフォントの開発に関わっています。そのため、各段階での著作権者の権利を守るため、マイクロソフトでは日本語フォントの使用許諾契約書で許諾される以外のご使用について、許諾を出さない方針です。フォントの再頒布や、お客様のソフトウェアでの使用等の権利処理については、日本語フォントのプロパティに表示される各フォントベンダーに直接お問い合わせください。
マイクロソフトのクリップアートギャラリーでは、お客様の私的使用のために、一連のアートワークを提供しています。マイクロソフトでは、一部のクリップアートについては第三者より使用許諾を受けているため、お客様による配布物等での使用を許諾できない場合があります。詳しい使用条件については、必ずご使用のクリップアートが含まれる製品に添付の使用許諾契約書 (EULA) をご確認ください。フォントはもちろん、MSのサイトで入手できるクリップアートも使っちゃダメなのか。…何のための素材公開なんだろう。素材コレクターを満足させるためだけに公開してるとか? 素材を眺めてニヤニヤできて、しかし、その素材を使うことなど絶対にない・何かを作ったりは絶対にしない、そういう人種しか嬉しくない現状であらうか。
◎ _GamDevPukiWiki - フォント :
◎ _ゲームに安心して使えるフォント探せ! (googleキャッシュ) :
420 :名前は開発中のものです。:2006/12/03(日) 04:14:01 ID:I2DvLBEdふむ。ほぼ全滅に近い。
>>415
Flashへの埋め込みは、静止テキストならばモリサワ、字游工房は可。
視覚デザイン研究所は自サイトに限り可。
イワタは検討中で許可は出てない。Fontwireのは不可だったはず。
ヒラギノは不可。
ダイナミックテキストはほぼすべて不可。
埋め込まなければ、システムにフォントがインスコされてない場合は
そのフォントでは表示されないから、単にフォントの希望を指定したってだけで
Flashに使ったとはいえないような。
◎ 結論。 :
OSの中に標準で入ってるフォントとか、Webページ作成用の有料フリー素材集の中に入ってるフォントとか、そういうのは一切合切、FLASHデータの中に混ぜられないと考えておいたほうが良さそう。ビットマップ化したものであってもアウトの場合がどうやら多いらしいので、そもそも使わないほうがヨサゲ。
ひどいのになると、印刷時に使うのもダメ、てのもあるみたいで困ってしまう。…体験版みたいな感じでその手のデータ集につっこんであるだけ、と思っといたほうがいいのかもしれん。>フォントデータ。
もちろん、ン万円〜ン百万円払えば商用利用もOK、になる場合もあるんだけど。個人・中小企業じゃそんな金は出せないだろうし。ゲーム1本売るたびに5〜20万円払わなきゃならない、なんて話もあって、うーん。
ひどいのになると、印刷時に使うのもダメ、てのもあるみたいで困ってしまう。…体験版みたいな感じでその手のデータ集につっこんであるだけ、と思っといたほうがいいのかもしれん。>フォントデータ。
もちろん、ン万円〜ン百万円払えば商用利用もOK、になる場合もあるんだけど。個人・中小企業じゃそんな金は出せないだろうし。ゲーム1本売るたびに5〜20万円払わなきゃならない、なんて話もあって、うーん。
この記事へのツッコミ
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以上です。
動画に使ったり印刷物に使ったりすることが多々あるので…
フォントの世界のライセンスってもうちょっとすっきりできないもんかなー
って毎回考えます。
ソフトウェアを使ってできたい成果物にまで権利を及ぼすソフトウェアって
余り無いような感じがするけど、
フォントってもうどうにもならないぐらい煩雑。
どうせ制限できないじゃんか、って思うこととか、
これは明らかに「金持ちからたくさん取ろう」っていうライセンスだったりと…
利用に関して別途料金が必要、という項目が想定してるのは、
やっぱり企業相手の場合、でしょうね…。
個人利用に限って、の範囲がアレなんだろうなぁ…。
無料配布のゲームを作ったときはどうなのか、
自分のサイトでFLASHゲーム・アニメを公開したときはどうなのか、
コミケで1,000円ぐらいで同人ゲームを売ったときはどうなのか…。
不特定多数の人に配布するといっても
儲かるどころか赤字になる場合もあるわけで、
そういう場面でも「ン万円払え」ってのはどうなんだろうと…。
もっとも、フォントを作った企業は、
そういう人達を相手にしても金を取れる見込みなんてないわけだから、
一律で「使用禁止」にするのも当たり前といえば当たり前なんですが。
自社の利益に繋がらない層なんぞ相手にしてられない。商売なんだし。
でもなぁ…。
どこかのフリーソフト作家さんが、
「このソフトでン百万円儲けたら、そのときは売り上げのン%を払え。
でも、その金額に達しないかぎりは、使用に関して制限なし。無料です」
てなライセンスを掲げてたのを読んだことがあるですが、
そういう感じにはできないものかと思うんですけどねぇ…。
とはよく言いますが…
> やっぱり企業相手の場合、でしょうね
良し悪しは別にして、
ここまで規定されると
> http://www.triox.co.jp/MusashinoFont_BusinessUseLicenseGuide.html
目が回りそうです。
ロゴも作るしビデオも作るしポスターも作るし
公共系の仕事もするし印刷物も作るし…
ワンソースマルチユースな仕事が多いのでこういうライセンスだと使う気が失せてしまう…
(実際に使ってませんが)
> 「このソフトでン百万円儲けたら、そのときは売り上げのン%を払え。
> でも、その金額に達しないかぎりは、使用に関して制限なし。無料です」
意義は分かるけど、結局自己申告だもんなぁ…