mieki256's diary



2005/10/08() [n年前の日記]

#4 [anime] ウルトラマンマックス、イフの回

素晴らしい。東京大空襲その他を連想させる惨状。視力を失ったが故に怪獣の前に立てる幼女。ラストはおおよそ予想がつくにも関わらず、また各カットの仕上がりは記号の域を出ていないにも関わらず、シチュエーションと映像美ですっかり感心させられてしまった。脚本も演出も素晴らしい。これは名作かもしれん。

冒頭の科特隊の攻撃は唐突な感も。しかし前半と後半の対比を作り出すことを考えると、最初は科特隊が考えなしに攻撃しないといかんわけで。まあ、毎回様々なトホホぶり・幼稚な行動を見せるマックスの科特隊だからしょうがない、という解釈でもOKなのかもしれんけど。

_[産経新聞 ENAK 10月号]「ウルトラマンマックス」 鬼才・三池が挑む :

「ゼブラーマン」の監督さんだったのか。うーむ。スゴイ監督さんだ…。でも、脚本からしてスゴイ気もする。 *1

_ウルトラマンマックス - 1/25特撮班の部屋 :

こんなblogがあったのか。 _セットの写真 を見てるとクラクラしてくる。大変な作業だ…。

_バード1号攻撃型が、本番中にピアノ線が切れて落ちてしまい、ミニチュアが大破 したらしい。
その為、急遽、CGのカットに切り替わる。(ちなみに、ミニチュア飛行機1機の制作期間は、大きさや機能にもよるが、現在マックスで使用されている90cmほどのものならば、2ヶ月くらいかかる。したがって、この後、1号攻撃型は、2ヶ月間撮影出来なくなると同時に完成までの間、全てCGで表現されることになる)

ウルトラマンマックス: 第2回【4月8日〜:放送第1・2話撮影】 より

4月頃の話らしいから、今はもうミニチュアも出来上がって撮影可能になってるのだろうけど。本当に大変な作業だなぁ…。 *2

*1: 「燃えさかる街」なんてシーンを新人脚本家が書いちゃったら即座にお払い箱になりそうな。特撮番組って、昔は落とし穴のシーンを書くだけで「アニメに行け」と言われる世界だったらしいし。それを考えると、きっと特別扱いしてもらえる偉い脚本家さんなのだろう。あるいは監督が特別扱いなのか。
*2: これだけ大変なら「落とし穴」すら許されないのも判る気がする。逆に、今作のスタッフはずいぶんと意欲的・精力的な姿勢で制作に臨んでると言えるのかもしれない。

以上です。

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