2005/07/11(月) [n年前の日記]
#1 [novel][anime] _赤毛のアン - 訳語の比較
_はてなダイアリー - 赤毛のアンとは
訳者によって、各単語・名称をどう訳すか、結構違うのだな…。「White Way of Delight」ってのは、アニメ版のOPで歌ってる「白い花の道」とかそのへんだろうか。「風のふるさと」とか、「終わらない花の波」「燃える雲」とかも原文でそれらしい記述があるのかしら。
自分が読んだのはどれなんだろう。小学校のときに読書感想文を書かされた記憶があるけれど。 *1
邦訳は、村岡花子訳「赤毛のアン」が有名だが、アニメ化の際に使用されたのは完訳である神山妙子?訳。「完訳」という記述に興味を持ったので検索。表題のページに辿りついた。
訳者によって、各単語・名称をどう訳すか、結構違うのだな…。「White Way of Delight」ってのは、アニメ版のOPで歌ってる「白い花の道」とかそのへんだろうか。「風のふるさと」とか、「終わらない花の波」「燃える雲」とかも原文でそれらしい記述があるのかしら。
◎ _赤毛のアン - Wikipedia :
(1954年) 村岡花子訳 - 日本にアンを普及させた名訳として知られているが、完訳ではなく所々に省略箇所がある。三笠書房、新潮文庫。
(1973年) 神山妙子 訳 - アニメ作品の底本となった訳。これも名訳だが絶版で入手困難。旺文社文庫、新学社文庫。なるほど。
◎ _赤毛のアンの本はどこの出版社の誰の訳がいいんでしょうか? :
定番は、新潮文庫の村岡花子訳です。発売以来50年近く、ずっと人気を保ってきました。興味深い。にしても色々あるんだなぁ…。
アニメのファンなら、旺文社文庫の神山妙子訳です。アニメはこの本を元にしているため、セリフがおんなじです。現在絶版ですが、学校や地域の大きい図書館にあるでしょう。
原書房の山本史郎訳。珍しく男性の訳者で、訳がかっとんでて面白い。村岡訳に親しんだ人には抵抗があるかも。解説が非常に細かくてよろしい。
角川文庫の中村佐喜子訳。村岡訳についで古い。
講談社の完訳クラシック、掛川恭子訳。装丁がきれいで良いと思う。
偕成社文庫の茅野美ど里訳。訳が丁寧で良い。
金の星社、きったかゆみえ訳。映画のスチールを使っているので、ミーガン・フォローズのファンの人にはいいかも。
集英社の松本侑子訳。文庫もあり。注釈が詳しいのが良いが本文は嫌いだ。
「赤毛のアン」は長いこと村岡花子訳がデファクトスタンダードになっていましたが、完訳ではありません。後半、特に物語の肝心要の部分がすっぽりと抜け落ちています。ガーン。
自分が読んだのはどれなんだろう。小学校のときに読書感想文を書かされた記憶があるけれど。 *1
◎ _Anne's story :
◎ _宮崎駿は「赤毛のアン」を嫌っていた :
*1: 全然関係ないけど。ウチには何故か「アンの青春」だったか、「アンの愛情」だったかもあって。…おそらく読んだのは「アンの愛情」かもしれず。「赤毛のアン」より、そっちのほうが好きだった。やっぱり少女漫画的なラブラブ展開がないと、読んでいて気合(?)も入らないというか…。
この記事へのツッコミ
[ ツッコミを読む(2) | ツッコむ ]
以上です。
----------
本編
「アンの青春」アンのアヴォンリーでの日常におこったお話
「アンの愛情」レドモンド大学4年間のお話
「アンの幸福」サマーサイドの中学校校長として教鞭をとることになったアン
「アンの夢の家」アンと、医師になったギルバートは果樹園で親しい人たちに祝福され結婚式をあげる。
「炉辺荘のアン」今や6人の子供達の母親となったアン。
「虹の谷のアン」アンの子供達の日常のお話
「アンの娘リラ」アンの末娘、リラが主人公
外伝
「アンの友達」短編12編
「アンをめぐる人々」短編15編
----------
http://www2.tomato.ne.jp/~aerith/annebooks/index.html
「ジョジョ」ほどでは無いにしろ、「銀英伝」か「トキメキトゥナイト」か!っていうぐらい連作じゃないですか!!
日本でいえば、コバルト文庫あたりの作品なんでしょうかねぇ。
と思ったけど、キャラクターが成長しておばあちゃんになるぐらいまで続く、
といった感じの作品は、日本では少ない気もするなぁ。
えてして、そのキャラの「旬の時期」しか書いてないような気もする。
あ。でも、たしかに、「ときめきトゥナイト」はそういう展開だったか。
かなり特殊な作品なのですな。