2004/06/02(水) [n年前の日記]
#8 [zatta] そこに従事する万人がソレに興味を持つのは無理があるような気がしないでもない
「でも自分は絵が描きたいだけで、ゲーム作ることに興味ないんで」正直者ですな(笑)。嘘がつけない誠実タイプと見た。(-_☆)キラーン <モノは言いようだなぁ。
ゲーム会社で「ゲーム制作に興味なし」と新人が公言してしまうことは、社会性の欠落でしかないんですよ。思うことは構わないですよ。でも普通は口にしない。どうなんだろ。適材適所ができてないだけかもしれない。ハサミをトンカチの代わりに使おうとしたら、ハサミが曲がりそうになって、今まさに悲鳴をあげてる最中、かもしれん。<なんだその喩えは。…マニュアル制作とか、パッケージデザインとか、ムービー専門とか、直のゲーム制作とは微妙に異なる部署に回せないのかしら。甘いかな。
なんとなく思うのだけど。グラフィッカーやサウンドの人がゲームに興味を持っていることをデフォルトとして考えるのは危険ではないかという気も。美大や音大を出た人は、その能力を活かせる会社が少ないから。故に、絵なり、曲なりで、飯が食えるという一点で、その会社・職場・職業を希望するのはよくあることではないのかと勝手な想像。その人がゲームに興味を持っていたら、ラッキーというか、貴重品種というか。ある種のサラブレッド、エリートかもしれず。いや、実際はエリートだらけ、出来た人だらけな場所がほとんどですが。…という話は、既にどこかで書いてたかもしれないけど。…そもそも、ひょっとして、これって昔、g氏自身が言ってた話だろうか。<記憶が怪しい。
と思ったけど。プロ意識を持った人なら、『仕事』としてゲームのことを勉強するのが当たり前、という気もしてきた。つまり件の彼は、まだプロ意識が芽生えてないだけということかしらん。…何にせよ大変ですね、先輩は。(^^; …プロとして覚醒するための特効薬がこの世に存在しないものかしら。<ないものねだり。…そもそもg氏は、どのあたりでプロ意識に目覚めたのだらう。その体験は、彼の教育にプラスにはならないのであろうか。
そもそも、プロ意識ってなんだろう。なんのことなんだろう。
◎ 社会性=仮面? :
話がズレた。元々は『社会性』の話か。…ここでいう『社会性』とやらは、もしかして仮面を被ることなのかな。ゲームに興味がなくても興味があるふりをする。そんな仮面を彼に要求してるのだろうか。…なんだか危険な予感。いつか剥がれて周囲に被害を及ぼしそう。だったら最初から正直に言ってもらったほうが、周囲が対策を考えられる分、状況はマシな気も。…そんなことを、「自分をよく見せようとして、すぐバレるような嘘をつくな。どうして正直に言わない」と以前職場で何度も怒られてた自分などは思ってしまったりもして。
*1
仮面を被ったほうがいい時と、被らないほうがいい時があるし。その場に合わない仮面や、すぐに剥がれる仮面を被っても意味が無いし。それら仮面を選択する能力も、その能力を養うことも、社会適応性云々に含まれるのだろうな。…人間は面倒な生き物也。
仮面を被ったほうがいい時と、被らないほうがいい時があるし。その場に合わない仮面や、すぐに剥がれる仮面を被っても意味が無いし。それら仮面を選択する能力も、その能力を養うことも、社会適応性云々に含まれるのだろうな。…人間は面倒な生き物也。
◎ 絵を描ける人はいいな :
もっとも彼の場合はフリーとしての道は残されてるし、絵を描ける人はそういう道が必ず残ってるからいいよなぁ(sigh。と思ったけどPGも能力次第なのかしら。 *2
◎ 関係ないけど :
オイラと彼は似てるのだろうか。(・_・)? 自分じゃどこが似てるのかよくわからんのだが…。
この記事へのツッコミ
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以上です。
実は絵を描く職業ではなくて、動きを「絵」という手段で描く職業だと思うから。
もちろんキャラクターだけが好きで得意な人も沢山いますが、実家が金持ちでも無い限り就職先で選ぶのは不幸になると思ったり。
でしょう。
と一瞬思ったけど。そのサウンドの人は、もっと遠くを見てるんだよなぁ…。作業をこなして給料を貰うという状況だけを注視してる人と、更にその先 ―― 自分が関わった製品・商品が客の手元に届き、客がどんな気持ちになるか、そこまで想像してる人。
このへん、なんとなく、「マズローの欲求階層説」が関係してるような気がしないでもない。
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/hiroc/212
わあ。
身も蓋もないお話でございますね…。
> 実は絵を描く職業ではなくて、動きを「絵」という手段で描く職業だと思うから。
なるほど。そのあたり誤解されがちかもですな…。
最近、ゲーム業界出身のイラストレーターも結構居ますしねぇ。
それらの夢を持ってしまうのも仕方ない状況、かもしれん。(^^;
万年仕事募集中か。副業をやりたくてたまらないのだろうなぁ。
いっそ副業に専念させてあげたほうが、本人にとってはいいのかも。
下手にゲーム業界に引き止めてたら、後で副業が成功しなかったとき、
「会社に、どうでもいいくだらん作業を押し付けられて、
自分が修練を積む時間が足りなくなったのだ。
俺がイラストレーターとして成功しなかったのは、
あの会社の、あの先輩達のせいだ!」
と逆恨みされたり…。
どうだ! この見事なまでのマイナス方向の想像力は!
どんな事例も悪い方向に考えてみせるぞ!
負の電波放送なら俺にまかせろ!! (-_☆)キラーン <威張るなよ…
ソレの専任にしちゃうとか。や、今も作ってるのか知らないけど。
ふむふむ、確かに腕前は凄いですね。
この手の「歩がと」に成った人ってイラストレーターとか個人で活動
した方がよっぽどその人にとっては合っているかと思いますね〜。
自分に自信が無いんだったら、素直に組織に従うべきだし、
自己主張したいんだったら、どうぞご勝手にって所かと。
この手の人の教育任されたg氏の苦悩が辛いですね。
わ。ホントだ。
絵を見て更にビックリ。
思わず顎が外れそうなぐらい上手い人じゃないですか。
しかしこれだけ描けてもイラストレーターだけで食っていく事は
できないのですか…。つまりはそれだけ狭き門、ということなのか。
絵描きさんは、本当に厳しい環境に居るんだなと再確認であります。
ここは一つ、彼の為に黒歴史を発掘すべきだな。そして専任してもらう。
彼に、好きなものを好きなだけ描かせて、それを企業の商品にする。
ただ、全作品の作者名義は、とある人のになっちゃうけど。<オイ…
…なんだか、ファルコムで曲作ってた頃の
古代祐三氏の事例を思い出さないでもない… <オイオイ…
無理(爆) でも、HITしたらマズイのだろうか。
(と思ってしまうあたりに、自分の社会性の欠落があるのかも…)
…自分は彼を応援してるつもりでいるから、問題ないと思うのかもなぁ。
誰が見ても判るぐらいズバ抜けた特殊能力を持っている人だもの。
後は場の問題のような。どんな場があるかを知り、
どうやってそれを掴むのか、そのへんが課題でないのかなぁ。
というわけで彼が企画を出さないかと夢想する。
会社を利用して自分が好きなことだけできる場をせしめるのだ。
…言うは易しく、行うは難し、かなぁ。(;´Д`)
うん、まずいねえ。
可能性がある以上、一両日くらいに、
私の全発言を削除しようっと。
>というわけで彼が企画を出さないかと夢想する。
>会社を利用して自分が好きなことだけできる場をせしめるのだ。
一時期ゲーム会社の志望者の9割は企画職希望と言われ、
その人たちは企画職に幻想を持っていたわけですけど、
その企画幻想は既に崩壊していると思っていました。
しかしはたから見たら、未だ企画、クリエータ系(私的に最も嫌悪する言葉)が花形の職業なのかな?
とある一応ゲームというカテゴリーの中では著名人(興味ない人には誰それ?)のブログ。
>奴はILMで働くアーティスト。
>今考えている次のゲームの構想をぶつけてみる。
>なかなか話が盛りあがって、いい感じで膨らんだ。
>映画的な視点で創作し続けている人間の話は
>いつもいい影響を与えてくれる。
>
>その後、ゲームから映像業界に転向した
>とある友人と久しぶりに会う。
>これまた構想中のアイデアをぶつけてみると、
>話がどんどん膨らんだ。
>
>今、いろいろ考えてます。
>やりたいことが沢山あって、
>そのチャンスはきっと、手の届くところにあるのでしょう。
これをクリエータ(ペッ)ってスゴイなあと思うか、( ´_ゝ`)フーンと思うかで、認識の埋められない差がありそうですね。
ウイ。了解ス。
…こういうときにSNSが使えないかなぁ。と思うのだけど、
どうすりゃいいのかまだわからなかったりする。
アレかな。日記書いて範囲制限つけて、その中でカキコすればいいのかな。
> 企画云々
なんだか誤解されてるような気が(笑)
自分が言ってた話は、このへんの趣旨に近いんだと思う。たぶん。
http://slashdot.jp/articles/04/05/22/1726256.shtml?topic=31
それにしても。また一発だ…。実は狙ってるにゃ? ( ̄ー ̄)
クリエータ vs 職人の話かな、と思ったりもしたが、
子供達から見たらg氏もクリエータなんだよなぁ…
もしかすると、同じ位置に立ってるか否かによる
認識の違い云々の話なんだろうか。