2005/02/18(金) [n年前の日記]
#3 [pc] _なにかと話題の「Lenovo」PCを中国で買ってみた
ある都市では、正規版のWindows XPを扱う店が一件もない、ということもあるので
まず店員に親切に言われたのが「Windows XP入れとく?」 この意味するところは「代金はフリー=海賊版入れるよ」となる。フリーで使えるLinuxがここまで無視されるというのは、やはりデスクトップ用途での使い勝手に難ありということなのだろうか。それとも最新ハードへの対応が難しいあたりがネックなのだろうか。 _(via ◆めっつぉ:スクウェア&デジタルニュース 2005/02/18の項)
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以上です。
手元に頼れるマニュアルがないと初心者にはつらい。
ちなみに私が住んでいる超田舎ではLinux本は一切置いていない。
雑誌を買うだけのために車を1時間は走らせる必要がある。
(須賀川から福島市に買出しに行くイメージ)
> ・起動中、英語の表記がずらずら出てくるのが恐怖。
日本語ですら意味不明の専門用語にはついていけない初心者。
ましてや英語でハード情報やらソフトのロードが終わったとか
サービスが立ち上がったとか表示されても、それはただ恐怖感を与えるだけ。
アメリカ人相手にいきなり英会話してたじろぐな、とはいえない。
> ・ソフトのインストールやアンインストールの統一的な手段が確立されていない
ソースからコンパイルなんてもってのほか。
tarボールも問題外。
rpmでやっとDOS並。
Linuxそのもののインストールしたことがある人ですら、
それ以外のアプリをインストールした事がない人は多いと思う。
ダウンロードしてきたら、GUI上で自動解凍→setupクリックで後は全自動。
初心者はこれですら限界ぎりぎり。
> ・OSとの対話が少ないのでオペレーションが正しいか危険かが分かりにくい。
DOSの時代であっても、
「ooooの操作を開始いたしますか?(Y/N)」
「xxxxを処理しています・・・」
「ooooの操作を完了いたしました」
「何かキーを押してください」
と会話していたのに、
Linuxはまだまだ会話が少ない。
ずいぶんよくなったけど、lsやらpsコマンドをたたかないと
うまく行ったかどうかがわからないようでは初心者はついてこれない。
> ・ゾンビになる事が多い。
いいか悪いかはおいといて、
Windowsはアプリが死ぬと
「不正な処理が発生いたしました」
とかいってちゃんとダイイングメッセージ残して行ったり、
「(応答なし)」
といって、植物状態になった事が見て分かる。
Linuxはゾンビになって抜け殻だけ生きていたり、
GUI上でごみとして生き残るとこれに対する対処方法が分かりにくい。
> ・日本語変換がおバカ
なまじFreeWnnとcannaが入っているおかげで
LinuxのIMEのおばかさ加減が際立ってしまう。
是非はともかく、見た目と操作方法をMS-IMEと同じにすべき。
キーボードショートカットだけでしか立ち上げられない日本語変換は
初心者には無理。
なぜならば、PCの初心者向け教室では、Windowsですら、
「右下の「あ」をクリックして全角英数を選んでください」
これでアルファベットが入力できます」
と教えるから。
マウスオペレーションで日本語のON/OFFができないと問題外。
ちょっと慣れてきた人がようやくalt+半角/全角を使えるようになる。
> ・プレインストールソフトが何をするためのソフトなのか分かりにくい。
Linuxの文化なのかどうか走らないけどgxxxxとgがつけばGUI用?
とか知る人ぞ知る暗黙のルールが多すぎ。
一太郎とかはがきプリントとかそういう名前になるだけでも
イメージがかなり違うかなり違う。
gimpっていわれても何のソフトだか分からないひともペイントブラシなら分かる。
> ・ハングアップしたときは電源を切る(もしくはリセット)のが初心者。
このときLinuxは致命的に耐久力がない。下手すると再インストールする羽目に。
せめて自動的にスキャンディスクして安心感を与えてほしい。
Windowsは意外とちゃんと再起動できる。
WindowsがLinuxに比べてもろいと言うのはもはや昔の話。
長時間運用以外の面ではWindowsのほうが耐久力がある。
> ・見た目が地味
GNOME、KDEはWin95並。
カスタマイズできるよ、なんて初心者に言っちゃダメ。
初心者は「カスタマイズ」の意味を知らない。
自分で変えられるよ、なんていっちゃダメ。
GNOMEもKDEも、その変更する画面にたどり着くまでが大変すぎ。
Windowsのコントロールパネルは実は意外とよくできている。
(WinXPのコントロールパネルは改悪だと思うけど、
コントロールパネルで受け持つ部分が肥大化しすぎたので難しいところ)
ま、車のAT車=Windows、MT車=Linuxって言うところでしょう。
車好き以外の普通の人はAT車買いますよね。
なるほど納得。
列挙すると、これは選ばれるはずがない、という気持ちにすらなりますな。
どうやら、Linuxの実装状況に起因してる問題と、
Linuxを取り巻く環境に起因してる問題と、2つの側面がありそうですね。
AT車とMT車に喩えてはありますが、
実際には、その差はもっと大きいでしょうね…。
この場合、MT車は無料で入手できるけど、AT車は盗難品なわけだから。
もっとも、「選ばれない理由」を眺めれば、
無料のMT車より、盗難品のAT車が選ばれるのも仕方ないのかもなぁ…
乗りこなせないのでは、無料だとしても意味が無いのだろうし。