mieki256's diary



2012/06/15(金) [n年前の日記]

#1 [pc] A4tech X-718BK-J2を分解してみた

パッケージ横には「X-718BK-JP」と印刷されてるけど、形状からしてどう見ても「X-718BK-J2」だと思う。JP は旧型で、J2 は新型。

経緯。 :

買ってから半年でチャタリングが酷くなったので、まだ保証期間内(1年以内)だから交換してもらえる・分解する必要はないような気もするのだけど。

最初に届いた個体は、1週間もせずにチャタリングが酷くなったし。今回は半年でダメになったので、どうせ交換品が届いてもすぐに壊れるんじゃないか、と思えてきたわけで。だったら、自分で分解して、スイッチをまともなモノと交換して、長く使えるよう自助努力するしかないよなと。…代理店に連絡してもなかなか返信が来ない、てな話も某所のスレで見かけたし。そんなわけで、分解を試みたり。

A4tech X-718BK-JP は、ホイールクリックが軽いし、ホイール横の拡張ボタンに中クリックを割り当てるとますます快適になるので、3DCGソフト等、中ボタン(ホイールクリック)を多用する人にはオススメだった(過去形)けど。新型(J2)になってから、耐久性が一段と酷くなったような気がする。さりとて、こうして分解して、半田ごて握って、自分でスイッチ交換なんて…フツーやってられない。つまり、現行の設計・製造状態のままでは、残念ながら、誰にもオススメはできないマウスになったかなあ、という気がしてる。

他メーカが、中クリック(≒ホイールクリック)の軽さや押しやすさを、ちゃんと考えて作ってくれたら、わざわざこんな(?)マウスに執心せずに済むのだけど…。

分解後の写真。 :

分解の仕方だけど。裏面のシールを剥がすと、ネジ穴が見える。裏面の前のほうと、シールの下の、2つのネジで締まってる模様。しかし、ネジを外しても、パカッと割れない。30分ぐらい奮闘したけど割り方が分からず。ヤケになって破壊覚悟で無理矢理開いたので、未だに開き方が分からない。なんでこんな作りにするかな…。

とりあえず、写真を撮ってみたり。以下、X-718BK-J2 (新型)の分解写真。
X-718BK-J2、上面、側面、底面パーツ
上面、側面、底面パーツ。

X-718BK-J2、上面と側面
上面と側面パーツ。

X-718BK-J2、基板を上から見た図
基板を上から見た図。

X-718BK-J2、基板を斜めから見た図
基板を斜めから見た図。

X-718BK-J2、拡張ボタンのスイッチ。
拡張ボタンのスイッチ。

X-718BK-J2、上面と側面を裏から見た図。
上面と側面を裏から見た図。無駄におもりがネジ止めしてある。

X-718BK-J2、上面を裏から見た図。
上面を裏から見た図。

X-718BK-J2、側面パーツを裏から見た図。
側面パーツを裏から見た図。おもりが邪魔。

マイクロスイッチのメーカは、左右ボタンがTTC製。ホイールクリックと、ホイール横の拡張ボタンは、マークから察するにHUANO製。Omron製は使われてない。

マイクロスイッチの製造メーカについては、 _『これで君もデバイス厨』第1回 マウスのスイッチ編 | GLHF.jp という記事が大変参考になりました。ありがたや。

ついでだから、旧型であろう、X-718BK-JP も分解して中身を比べてみたり。…X-718BK-JP も、ネジ止めの仕方は同じだけど、こちらはすんなりパカッと割れた。なんでJ2は、こういう作りにしなかったんだ…?

以下、X-718BK-JP (旧型)の分解写真。
X-718BK-JP、底面、側面、上面パーツ
底面、側面、上面パーツ。

X-718BK-JP、基板の様子
基板の様子。

X-718BK-JP、スイッチ部拡大
スイッチ部拡大。

マイクロスイッチのメーカは、左右ボタンがHUANO製。ホイールクリックは、TTC製。ホイール横の拡張ボタンは、メーカ不明。ZHU? LZHU? と読める気もするが…。

時期によって、設計や、使ってる部品が違う可能性があるので、確実なことは言えないけれど。どうやら、旧型(JP)と新型(J2)では、マイクロスイッチに関して、製造メーカを逆にして配置したように見える。TTCは押す際の荷重が小さくて済むらしいので、クリックを軽くするために逆にしたのかもしれない。

しかし、旧型のほうは、チャタリングが起きた記憶はないわけで…。仮説だけど、HUANO製はクリックが重いけど、耐久性はまだマシで、TTC製はクリックが軽いけど、すぐに壊れるのではないか。…まあ、スイッチの個体差もあるのだろうから、なんとも言えないけど。

旧型と新型を並べてみた。左が旧型(JP)で、右が新型(j2)。
X-718BK-JP、J2の基板。
旧型(左)に比べて、新型(右)のほうが、コンデンサの数がちょっとだけ少ない。その代り、ケーブルのコネクタがちゃんとしたものになっている。

X-718BK-JP、J2の上面パーツ裏側。
上面パーツ裏側。気付いたのだけど、旧型は、マイクロスイッチと触れる部分にシールっぽい何かが貼ってある。もしかすると、クリック感の調整、あるいは、マイクロスイッチの耐久性を伸ばすための策、だったりはしないか…? プラスチックが直接触れる新型のほうが、スイッチにとっては厳しい…? わかんないけど。

X-718BK-JP、J2の側面パーツ裏側。
側面パーツ裏側。新型のほうが、柱っぽいものが増えてる。強度対策だろうか?

X-718BK-JP、J2の基板裏側。
基板裏側。旧型より新型のほうが、センサ部分が省スペースになっていることぐらいしか分からず。

マイクロスイッチを通販で注文した。 :

_ガラクタ陽電子脳 マイクロスイッチの交換
_マウス修理 | ophiuchus

上記の記事を参考に、 _マルツパーツ館WebShop なるお店で、OMRON D2F-01F を4個注文。ついでに、0.1μFのセラミックコンデンサも注文。万が一、スイッチ交換してもチャタリングが起きるようなら、コンデンサをつけてどうにか改善できないかな、と。

#2 [anime] スキップの動きについてもやもや

アニメにおいて、スキップの動きは難易度が高いのだろうか?

もしかすると、日本のアニメーターは、スキップが描けないんじゃないか、という気がしてきたり。一応頑張って、上記の例を思い出したけど。他に、スキップしてるカットをそれほど見かけた記憶が無い。自分が忘れてるだけ?

キャラが楽しい気分であること、浮かれていることを、記号として見せるなら、スキップは有用。暗い気持ちのキャラはスキップなんかしない。EVAのシンジがスキップしている風景はあまり想像できない。トムとジェリーのジェリーは、お調子者だから頻繁にスキップしそう。…直後、トムの仕掛けた罠にまんまと引っ掛かる展開すら目に浮かぶ。

でも、要求しても描けないアニメーターばかりなら、コンテ段階でスキップを入れることを禁止するしかない…。

スキップを使わなくても、キャラが楽しそうな感じを伝えるための逃げ道はいくらでもある。大判の止め絵で笑ってるキャラを描いてカメラを引いていくことでも伝えられなくはない。スキップが無くても、まあ、どうにかなる。

しかし、そんなことばかりしていると、アニメーターはますますスキップを描く機会に恵まれない。描きやすいソレばかり要求してたのでは、成長しない。成長してないから、怖くて要求できない。そんなループができてしまって、ずっと逃げてる作品ばかりになる。

MAJORのEDで、不自然なスキップを描いていたアニメーターさんは、その後、それらしいスキップを描けるようになったのだろうか…。今も描けないのだとしたら…。成長する気が無いアニメーターさんに難易度の高い課題を与えても無意味だし。成長しても、その後使う機会が訪れないなら、成長しても無意味だし。…日本製アニメは、その手の表現からひたすら逃げ続けるしかないのだろうか。

いやいや、アレは演出だ、ホントは皆フツーに描けるよ、あのキャラは運動音痴の設定だろ、だからわざとやったんだ、ということでしたらゴメンナサイ。

…考えてみると、日本人そのものが、そうそうスキップはしない気もしてきた。国民性の違いがアニメの動きにも表れる、という話なんだろうか。

スキップは文化、なのかな。 :

歩きや走りは、人間が生活していく上で必須の動き。人間という生物が、先天的に持っている動きだと思うのだけど。しかし、スキップは、別に出来なくても生きていける。あの動きは、後天的に学習するもので、ある意味、文化と密接に絡んだ動き、のような気もしてきた。

いや待て。なんば走りはどうなんだ? もしかして、走りも、先天的な動きではなく、後天的な動き ―― 文化によって変わってくる動きなのだろうか?

何にせよ、アニメにおいては、先天的な動きはまだ感覚的に掴めるが、後天的な動きは難易度が高い、ということがあったりしないのだろうかと。

あまり関係ないか。どんな動きも、描くのは難しいよな…。

以上、1 日分です。

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