mieki256's diary



2007/11/08(木) [n年前の日記]

#1 [zatta] _asahi.com:「正解はCMのあと」は逆効果 視聴者86%「不愉快」 - 文化・芸能

売り手の思惑ばかりを優先してるうちに、顧客がどんな印象を持つかについて想像を巡らす能力を失ってしまった、のかもしれないなぁ。>TV放送関係者。(via Y氏のmixi日記)

ゲーム開発もどこか似たようなところがあるような気がしてきた。 :

プログラム作成→デバッグを繰り返してるうちに、お客さんがそのゲームに持つであろう第一印象とか、お客さんにとっての適切な難易度とか、見失ってしまうときが頻繁にあって。「こんなに工夫してるのだからコレは絶対に面白いはずだ」とか、酷くなると「これを面白いと思わないほうがおかしい」とか。作る側の思い入れ・思い込みが強固になり過ぎてしまい、お客さんの気持ちが想像できなくなってしまう。みたいな。で、そのへんを打開するために、そのゲームを見たことない人達を連れてきてプレイしてもらったり、ゲーセンに置いて様子を伺ったり、とかアレコレを。客の反応を見て判断するのが妥当であらうと。

件の記事の最後のあたりの、民放関係者の反応からすると、ゲーム業界のそういうアレコレと比較して、かなり意識が遅れてる感じもしたり。

いや、待てよ。CMの流し方が効果的か否かと、TV局として商売になるかならないかには、これといった関係がないだろうから、そのへん無頓着であっても問題ないのか。ぶっちゃけ彼等は、「視聴者は客ではない」ぐらいのことを思っていても別におかしくないよなとも。TV局にとっての「お客様」は、スポンサーだろうしなぁ…。

考えてみれば、ゲームだってそういうところがあるか。下請けで作るときなどは、お客さんがどう感じるかより、発注会社の担当者さんがどんな印象を持つかのほうが優先されてしまう…ときもあるし。TV番組も、実際作ってるのはえてして下請け会社だろうから、視聴者がどう思うかより、発注した会社・担当者がどう思うかのほうが優先されるよな。で、そういうときに、「山場CM」は、「ウチはこんなに工夫してるんですよ」とアピールするのに役立つのだろうと。

もしかすると、作り手とお客さんの間に会社がいくつも入ってくると、えてして歪みが大きくなっていくのだらうか。

以上です。

過去ログ表示

Prev - 2007/11 - Next
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリで表示

検索機能は Namazu for hns で提供されています。(詳細指定/ヘルプ


注意: 現在使用の日記自動生成システムは Version 2.19.6 です。
公開されている日記自動生成システムは Version 2.19.5 です。

Powered by hns-2.19.6, HyperNikkiSystem Project