mieki256's diary



2007/05/04(金) [n年前の日記]

#1 [digital] 「どんな顧客向けか」までメーカがお膳立てするのはどうなんだろう

ちと気になってたので検索したら、 _世界最薄!広角28mmズームレンズ搭載のお嬢様カメラ「FX30」 という記事に遭遇。
スタイリッシュな女性をメインターゲットにした「お嬢様カメラ」として

livedoor ニュース - 世界最薄!広角28mmズームレンズ搭載のお嬢様カメラ「FX30」 より

てことは、自分のようなダサいおじさんが買っちゃったら極めておかしいデジカメ、ってことですかね。軽量薄型・広角気味28mmレンズってことで気になってたんだけど。買っちゃいかんよと仰ってるわけですな、Panasonicとしては。…いやまあ、すぐ買える・買いたいというわけでもなくて、気になってたってだけの話なんだけど。

以下もやもやと。 :

どんなユーザ向けの製品なのかをメーカが勝手に決めるなよ、といいたい気もする。そんなレベルまでメーカが提示してユーザにグリグリと押し付けないとモノが売れない時代なのだ、ということなんだろうか。もっとも、結構前からそういう雰囲気はあるけれど。車なんかも、どんなユーザを対象にするのかガッチリ決めて設計してる・売ってるわけだし。

そこから漏れたユーザは相手にしない・無視する・買いづらい雰囲気を作るという方針は、商売として正解なんだろうか。…少数派を取りこぼすことによる損失より、多数派をどれだけガッチリ掴めるかのほうが、より多くの利益に繋がるというデータが実際にあったりなんかして、だから実行してる、てな状況があったりするのかなと想像したりもするんだけれど。実は逆に客足を遠ざけてたら笑い話だよな。…マーケティング戦略云々を考える専門の部署があったりするのであろう大企業で、さすがにソレはないか。

「こんな方にオススメです」の一文は、結構怖いものがあるな。そこからはみ出したユーザは、「俺には関係ない商品なのか」と思ってしまう可能性が。実はその「オススメ」判断が間違ってたらどうなるんだろう。

カタログをたくさん集め、ネットで情報を収集して、店頭で指名買いをするような顧客が昨今増えてきたという話も聞くのだけど。そういった購買層と、「オススメです」の一文は、相性はどうなんだろうな。まあ、自分で情報を収集して判断する顧客は、それら宣伝コピーごときで揺るがない判断力を持ってそうな気もするんだけど。

「お嬢様カメラ」という宣伝は、そのターゲットに対して本当に有効なのかな。そういう日本語をつけることで、本当に売れ行きは変わるのか? それが有効なら「おじさんカメラ」「おじいちゃんカメラ」「おばあちゃんカメラ」という宣伝も有効そうだが。「おじさんカメラ」は言葉の響きがマズイか。なら、「パパカメラ」とか。「パパ」はダメか。家族が居ることが前提になってしまう。独身の人はどうするんだ。…「ジェントルマンカメラ」「紳士カメラ」あたりならいいのかしら。で、薄型広角28mmの「紳士カメラ」をPanasonicは売ってないのでしょうか。一眼レフデジカメがそのあたりに相当するの? あんな重いもん持ち歩きたくないがな。

_ITmedia +D LifeStyle:“お嬢様”以外も使いたい、オシャレな手ブレ補正付広角ズームデジカメ「DMC-FX30」 :

ねえ。「お嬢様」に限定されたら色々困るよねえ。まずライターさんが困る。俺達レビューすら許されねえのかよ、みたいな。某IT戦士ぐらいしかレビューできなくなってしまうがな。…それはそれで読んでみたい気もするけれど。きっと各所で操作に(わざと)つまずいて「お嬢様への道は遠い」とやたらと愚痴る記事に。いや、逆にスイスイと操作して「これで私もお嬢様の資格は充分である」と自画自賛。とか。…いくらでも作りようがあるなぁ。うーむ。

#2 [anime] ルパン三世劇場版第一作を見た

マモー編。TVで流れてたので鑑賞。

面白いなぁ。ハッタリきかせまくり。作画は荒い・今のアニメのように綺麗じゃないけど、勢いを感じる。話は無茶苦茶な感もあるが、観客を驚かせることをとにかく優先してる感じでもあり。初の劇場版と言うことで気合い入れまくり、というか背伸び(?)しまくり。おそらくは、脚本・コンテの段階からして、TV版のソレとは違う何かがそこにはあったのだろうと想像できる。

各所で面白い見せ方が。 工夫に次ぐ工夫。あらゆる箇所で、観客をほんの少しでも驚かせてやろうという気概が見える。子供の頃はピンとこなかったけど。今見ると、これは名作だなと。スピリッツをビンビンに感じます。

冒頭の銭形の台詞、「生きていた…生きていやがった…ルパンは生きていやがった!」を聞いて、なんだかグッときてしまった。映画の冒頭で、ルパンは死ぬ。その状況は、ある種の比喩 ―― 当時のスタッフにとっても、もはや終わったキャラ・作品であるという認識だったことを示していたのではないかと想像したりもするのだけど。でもそうではなかった。ルパンは生きていた。あの頃のルパンは、まだ、生きていた。いや、劇場版のスタッフの手によって、生き返ってみせた。…さてはて、今はどうなんだろう。

クローンを作るたびに劣化コピーしていくというその設定も、ルパンと言うシリーズそのものと被るところがあって、妙な怖さを感じる。制作時期・時系列は逆のはずなのに。この作品は、予言の書なのか。当時のスタッフは、予言者だったのか。いや、TVシリーズ2期目において、既にそういう気配が見えていたが故の舞台設定・作品設定だった、というのは考えすぎか。コピーを繰り返し、輪郭すらぼやけてしまったマモー。何度も何度も作るが、成功例は極一部。ほとんどは失敗作。…ルパンシリーズそのものを表してるように見えてしょうがなかった。ルパンはマモーに死を与えることができたが、さて、ルパンに死を与えることができる人物は、今後現れるのだろうか。てなことをぼんやりと。

#3 [iappli] 遊び方画面の漢字を修正したバイナリをhsに送った

「牌」「パイ」が混在してたのを修正。プログラム側で描画してた部分なので、企画の方が作成してくれたテキストファイルと一致しない状態になっていた。うっかりしてました…。

画像表示や色についても指定できるフォーマット&描画ルーチンを作っておいたほうがいいのかもしれないな…。以前別タイトルでやっていたことはあるのだけれど。1行内に画像1つしか表示できない仕様で。複数画像を横方向に並べて表示できるような仕様じゃないとなぁ。…文字の中に埋め込もうとするからなかなか実装できないのかな。別途座標値を指定して表示できるようにしたほうが処理は楽だろうか。いや、それだと元テキスト作成が面倒だし。うーん。…htmlにして表示しちゃうというのはどうか。タグが入る分容量を圧迫するか。うーん。

以上、1 日分です。

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