2006/04/16(日) [n年前の日記]
#10 [anime] _「ゲド戦記」監督日誌 - 第六十八回 「たいしたオヤジ」秘話
たとえば、私が戦艦のプラモデルを欲しがったとします。しかし、当時父は無名のアニメーターで、小遣いなんてほとんどくれません。それに不平を言うと、彼は、自分は子どもの頃、木を削っていかにおもしろく遊んだのか、ってことを実際にやってみせるわけです。そして、やってる途中から自分が夢中になってしまって、こちらにはやらせてくれない。
ある時、弟が「怪獣カードがほしい」と言い出しました。すると父は、「しょうがないなぁ」と、手近にあった紙に怪獣の絵を描きはじめたのですが、何かを作り出す人間ってのはアクションが違うなと思ったり。
にしても。会社で寝袋に入ってたら、木を削ることも怪獣の絵を描くこともできないはずで。しかし、宮崎駿監督がスタジオに泊り込んでるエピソードをどこかで目にした記憶もあり。…どういう時間の使い方をしてたんだろう。
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以上です。