mieki256's diary



2005/07/14(木) [n年前の日記]

#1 [anime] キャシャーン無用の街、子犬、スワニー愛の翼、ロボット子守唄を見た

キャシャーン無用の街。なんか色々と考えさせられる展開。感心してしまった。

子犬。なんというラスト。冒頭の石投げからしてただならぬ気配を感じたけど予想通り。しかしどうして昔のアニメはすぐに石を投げ始めますか。…わかりやすいからか。

愛の翼。なんともアレなタイトル。富野氏が演出を担当。最後のあたりの、ゲストキャラの親父さんの話・行動にはビックリ。そりゃねえべや。冒頭と落差をつけたなぁ。…あ。そうか。これはスワニーの行為との対比になってるのだな。なるほど。

ロボット子守唄。鳥海脚本。やっぱり、幼女とくれば、アーノルド・シュワルツェネッガーですよ。<「ですよ」じゃねーよ。幼女と怪物。元ネタは何なんだろう。フランケンシュタインかとも思ったけど。実は読んだこと・見たことがないから、そういうシチュエーションがあるのかどうか知らなかったり。『うる星やつら ビューティフルドリーマー』で、そういう図があったよなぁ…。そういや押井守氏もタツノコ出身か。

各担当者の傾向についての印象 :

鳥海脚本は子供向けにわかりやすく噛み砕いたSF、な感じがしたり。でも、他の脚本家の担当回と比べると、細部における台詞のセンス等が、妙に古い。それともコンテで結構変えられてるのかな。

酒井脚本は人間の罪深さ・愚かさ・恐ろしさを意識せずにはいられない話ばかり。まず間違いなくラストがスッキリしないあたり、キリキリの『CASSHERN』と共通する何かを感じてしまった、けど、主張自体は『CASSHERN』のソレとベクトルが逆で、むしろ戦争を賛美、というか「皆で銃を取って戦おう!」だったりする感も。

演出、というかおそらくコンテだろうけど。「富野コンテ = 漫画」で、「布川コンテ = 劇画」かもと思ったり。…富野氏のソレは、映像の基本となるものばかりで構成してる感じ。可も無く不可も無くというか、ある意味安心して眺めていられるのだけど。空間を立体として捉えたレイアウトはまず見られず、全てをレイヤーのみで構築したかのような画が多数。逆に、布川氏のソレは、空間を立体的に捉えた上でカメラがあらゆる箇所に置かれるので、ダイナミックなレイアウトが多々。なのだけど、カットの繋がりに脈絡があるのかないのかそのへんよくわからない。…てな印象を受けたり。

もっとも、まだ数話しか見てないので、実は頓珍漢なことを書いてるかも。まあ、要するに、脚本も、演出も、担当者によって傾向があるように感じたと。それだけの話。

以上です。

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