mieki256's diary



2005/06/18() [n年前の日記]

#1 [anime] ケロロ軍曹、南の島でバカンスの回

素晴らしい。

基本的には、女の子が男の子とお近づきになろうと画策するのをひたすら周囲が邪魔してるだけの話なのだけど。その、各所の表現が秀逸。

日光浴とビーチバレーには笑ってしまった。前者は、パッと見ただけで何が起きてるのか即座に伝わる、記号化されたデザインを最大限に活用した笑い。後者は、既存作品に見られるシリアスな表現・シーケンスを事前に見せたことで意外な結末を引き立たせつつ、やはり記号化されたデザインを用いることで異様なテンションを付加させて笑いをとる手法だし。とにかく素晴らしい。

コレ、子供にはどの程度ウケてるんだろう。自分が子供の頃にコレを見てたら、たぶん腹が痛くなるぐらい笑い転げてただろうと思うのだけど。

原作もこんな感じなのかしら。だとしたら、原作者は天才かもしれぬ。現代の赤塚不二夫か、はたまた鴨川つばめか。ってそこまで言うとアレか… (;´Д`)

OP映像でポケモンショック防止フィルタが効いていることに気づいた :

ショック。

OP終盤の、買い物から帰ってきたケロロが密かに食玩を購入していたことを咎められるシーンなのだけど。あの程度でフィルタがかかってしまうとは…。まあ、機械が判別してることなのでアレだけど。それに、TV東京系みたいだし。仕方ないよな。キレのいい映像が見たかったらDVDを購入せよ、ということでもあるのだろうし。

映像の中でオバケが活用されてるあたりが個人的には結構嬉しいのだけど :

オバケと言っても本編に登場するオバケのキャラじゃなくて。素早い動きを見せるときに、残像部分も作画=そのカットだけ静止画で見るとなんだかよくわからないオバケのように見える表現、なのだけど。

OP映像にしろ、本編にしろ、3DCGではおそらくできそうにない、人間のみが描けるであろうそれら表現が頻繁に見られて嬉しかったり。好きなのです。オバケ。 *1

そういえば、EDの3DCGアニメ映像も面白い。面白いと言っても、OP映像・本編とは全く正反対の位置にあるというか…3DCGの得意分野と不得意分野が同居してるトホホぶりが面白いのだけど。<ってオイ。黄金に輝くアフロ像がグルグル回るところは、形状を正確に描写する3DCGのメリット全開だけど。各キャラがふにゃふにゃ踊るところは、モーション以前の問題で、形状が硬過ぎて面白くも何ともないというデメリットを痛いほど感じさせる。狙ってやってるのか、何も考えてないのか、どっちなんだろうなぁ。単なる実験、かしら。

*1: 初めてそれら表現を意識したのは、MEGA-CD版の「ゆみみみっくす」だったかしら。ヒロインが小動物を拾い上げるカットでそれがあって。「なんだ? 今の表現は?」と思ったのが最初。一度意識すると、結構当たり前のようにそれら表現が使われてるのが判って。ゲームのドット絵でも当たり前のように使ってる、というか使わないと仕事にならないと知って感心した記憶も。

以上です。

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