mieki256's diary



2005/06/10(金) [n年前の日記]

#4 [zatta] キャラ弁を見てるうちになんとなく連想・妄想してしまった色々なこと

なんとなくだけど。キャラ弁を作れる階層ってのがありそうな気はする。キャラ弁を作ることが、時間や経済面から許されるのか否かで、何かを測定・分類できるのかもしれないと思ったり。

それにしても、自分が弁当の蓋を開けて、そこにキャラ弁があったら、幸せすぎて泣いてしまいそうだな…。キャラ弁を食べられる子供達・お父さんがうらやましい。ってうっかり「お父さん」って書いちゃったけど。専業主夫がキャラ弁を作ったりする光景は、現実には存在していないのだろうか。男性の場合、専業主夫になっても、そこまで気が回らない人が多かったりするのであれば…女性(or 女性に対して社会が強制する属性)が持っている特有の視点・思考がそこには存在しているのかも。とかそんなことをぼんやりと思ったけど。さて。

キャラ弁文化は海外にもあるんだろうか? :

例えば、アメリカ人のお母さんは、『バットマン』『X-MEN』『ミッキーマウス』『パワーレンジャー』のキャラ弁を作っていたり、とか。それともこういった文化は日本特有で、海外のお母さん達に見せたら日本人の手先の器用さにビックリされてしまうのだろうか。

そもそも海外には、各家庭が子供のために弁当を作る文化・状況が存在しているのだろうか…。実は、保育園・幼稚園に相当するモノがなかったりして? 例えばアメリカあたりでは、ベビーシッター云々の文化があるみたいだし。アジア各国では経済的理由からそういったところに行かせることも難しい地域が多かったりしそうだし。となると、「幼児期から集団で生活することがそこそこ当たり前な日本人」と、「幼児期に集団で生活することは稀な○○人」ということで、その後の国民性に関しても何か違いが出てきたりするのかもしれない。…たぶんこのへん、誰かが真面目に研究してそうな予感。

_海外で人気の「キャラ弁」をおせちで作ってみた :

最近、海外のブログなどでよく見かける「BENTO BOX」という言葉。日本料理店などではテイクアウトできるものもあり、なかでも、さまざまなキャラクターをかたどった可愛い弁当が人気だという。それって、主婦が子供のために作る「キャラクター弁当(キャラ弁)」ではないか。確かに、様々な食材で顔などをこしらえる細かな作業は、器用な日本人ならではの技術かもしれない。あっぱれジャパニーズカルチャー。
なんと。日本特有なのか。

つまり、キャラ弁を作るお母さんたちは、世界でも類を見ない独自のアートを日々研究・開発・創作しているといえるかもしれない。なんかスゴイ。

_Bento box :

久しぶりに、日本食を食べようと思って、日本食レストランのお弁当を買ってきました。こういうのは、Bento boxという名前がついています。
弁当箱自体が日本独自の文化、なのかな?

いや、おそらく、各国版の同種の文化がありそうな感もあるのだけど。外出先で食事をとることを容易にする技術の需要は、人間が生活する以上、必ずあるはずだし。といっても食べ物の種類によって、箱におさめることができるか、あるいは別の何かにおさめるかが違ってくるような気もする。米を主食にしてる文化圏じゃないと、一つの箱に、食事に必要な全ての食材を“詰めて”“完結”させる、なんて文化は生まれてこないとか?

外出先でシートを広げて、カゴに入っていた食材を展開させる食事風景なら、海外にもよくありそうな予感。その点、弁当箱は、箱の中に入ってる食材を展開させずに箱の中だけで食事が済んでしまうあたりに特異性があるような気も。

_海外のお弁当事情 :

例えばアメリカでは、ピーナッツバターを塗っただけのシンプルなサンドイッチやまるごとの果物が多いようです。大人になると、食べる場所も自由に思い思いのところで、食べ終えたあとは包装紙のごみを捨てるだけ。とっても機能的ですね。
なるほど…。そういう文化では、キャラ弁は生まれてこないかもなぁ。ただ、違った何かが出てきそうではあるけど。

_台湾国会で弁当投げ抗争勃発!
議論が白熱し、野党国民党の女性議員、朱鳳芝が与党民進党の陳宗義に「この恥知らず!」と叫んでテイクアウトの鶏弁当を投げつけた。これに対し陳も弁当を投げ返して反撃。
つまり台湾には弁当が存在するらしい。箱かどうかは画像からは判別できなかった。

_lunchbox :

ここまで書いててスポーンと忘れてたけど。そもそも lunchbox って単語があるじゃん(爆) であれば、海外にもそれらしい文化が絶対にあるわな。

_LunchBoxという概念 :

海外ではどうなのか気になってgoogle&amazonしてみましたが、アメリカで言う弁当箱サイズってもっとデカイのな。なんか工具入れかよとか思いましたよ。
うわ。気になる。自分もググってみよう…。

_The A-Team 1983 Thermos Lunchbox :

なんかよくわかんないけど、「特攻野郎Aチーム」の lunchbox はあるらしい。

_なんで弁当箱にコードがついてるのだ!? :

と思ったら、カーバッテリー(?)を利用して暖めるタイプなのね。

_Googleイメージ検索 してみたら、色々ありそうには見える。ただ、日本のそれとは何かが違う感も。…ひょっとして、向きが違う?

_インドの弁当箱・タイの弁当箱 :

ますます何かが違う。
イスラムやキリスト教、ジャイナ教、スィク教など種々雑多な宗教が混在し、ことに階層や地方ごとに別個の食習慣を持つヒンドゥー教徒が多数派を占めるインドでは、それぞれに食のタブーや戒律といったものが存在する。
従って、例えば農村などの村落共同体に於いて、食事時になるとそれぞれの家に帰りそこで母または妻が作った食事を家族と共に摂れば何も問題無い。
なるほど…。各家庭の宗教の違いが、弁当という概念の発展を後押ししなかったとは。宗教云々も含めて日本と比較すると、興味深い現象かも。
しかし近代に入り都市生活者などが紡績工場といった労働集約型の産業に従事する機会が多くなるにつれ、上述の食習慣差による問題が現れる。近代の都市化はそうした食を含めたインド人の宗教的慣習を希薄にさせたが、一方で伝統を重んじたり食の習慣を継続しようとする人々も出てくる。また外食よりも家庭食の方が安く済む。そこで都市部では労働者が自転車にスチールの弁当箱をくくりつけ、出勤するのがインドの朝の風景である。
ここでもまた、各家庭の宗教の違いが弁当文化の発展を後押しする一因になってるあたりが興味深いかも。

_海外の食・子育て - 体験的「英国の食事事情」 :

手間をかけないことに関しては「もうカップラーメンやだよー」以上かも。が、これって単に、そういう階層・階級の中で体験してしまっただけ、なんてことはないのかしら…。
英国に限らないが、欧米では、大きくなると、子供は弁当を自分で用意して学校に持っていく。子供がつくれるくらいの中身だから、わざわざ親が早く起きてつくる必然性はない。
これはちょっと気になる話。

_多数の体験談 があってなかなか面白いかも。色んな文化があるのだなぁ。 *1

*1: ただ、サイトの趣旨からすると、感想部分は差し引いて読んだほうがいいのかもしれないし、あくまで一部の階層・階級の体験談であることは意識したほうがいいのかもしれないと思ったりもする。日本ですら、キャラ弁を作る階層もあれば、カップラーメンですませる階層もあるのだし。であれば、海外もおそらく同様だろうと想像するわけで。

以上です。

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