mieki256's diary



2005/04/28(木) [n年前の日記]

#1 [zatta] _なかなかよくできた御伽噺ですね

あ。そういう視点もあったか。

#2 [zatta] 作品について言及するとき、大別して2つの見方があるような気がしていたり

一つは、内容に対して。もう一つは、外枠(?)に対して。

例 :

『仮面ライダー響鬼』は画期的作品だけど < 断言。内容だけを見た場合、実はそれほどでもはなく。和風ヒーロー自体は既に何本も作られているし、音で敵を倒すヒーローも、ボイスラッガー等、既に存在してる。すると、どこが画期的なのか。…「仮面ライダー○○」というタイトルでやってるから、ではないかと。

『Gガンダム』も同じ。タイトルに「ガンダム」が入った作品でああいった内容をやったところに価値がある。

『CASSHERN』も同様。映画畑とは違うところで活躍していた人間が、比較的少ない予算で、アニメをリメイクして、あそこまで仕上げたあたりが評価ポイントじゃないのかと。

『ほしのこえ』もそう。内容そのものは、他の商業作品と比べるとアレだけど。ほとんど個人で作ったところがポイントで。

一つ前の記事の、「御伽噺」云々もそれで。元となった記事について言及してるほとんどの人達は、その内容について言及してるけど。「御伽噺」云々という評価は、外枠を見ていないと出てこない感想だろうと。たぶん。

ということで :

内容は別にして、外枠を見た場合に評価されてしかるべき作品ってのもあるのじゃないかと思ったり。

意見・感想の相違が見られる場合、各々がどちらを見てるのか認識できれば、それら相違に納得できる場面…もしかするとお互いの意見・感想が同時に成立してしまう場面が増えるのかもしれないなと。逆に言うと、内容を見てるのか、外枠を見てるのか、それすらはっきり認識できてない状態での意見交換はズレてしまいがちなのかも。と想像。

などと書きつつも。大別して2つってのは、なんだか大雑把過ぎる感も。

#3 [tv] 一妻多夫のラッパ鳥

NHKをつけっぱなしにしていたら、ラッパチョウなる鳥についての番組が流れてた。 _『地球・ふしぎ大自然』 なる番組らしい。

オスが数羽、一致団結・協力して、一羽のメスが生んだ卵の孵化・ヒナの面倒を見るらしい。というのも、メス一羽が、オス数羽と交尾をするので、どのオスの子供なのか判別できないから、とか。一妻多夫・群れで子供の面倒を見るとは。もしかすると、人間より賢い(?)かもしれん。

ヒナの動きが可愛い。小さい羽を精一杯広げて、危なっかしくバランスを取りながら倒木を登っていくの図。くそう。可愛いじゃねえか…。

_ツル類の鳥たち :

例外はノガン科やミフウズラ科だ。このミフウズラ科は一夫一妻惟の多いツル目の中でも異質で、多夫一妻惟である。雌は雄より大きく、かつ羽色がきれいである。

_ツル目ミフウズラ科 :

ミフウズラはちょっと変わった鳥です。普通、鳥の仲間は大体オスのほうがメスより綺麗で派手なのですが、この種では反対。メスのほうが派手です。しかも、一妻多夫で、繁殖期にはメスはヴーヴーヴーとうなるような声を上げてオスを誘い、産卵すると卵はオスにお任せして、他のオスを求めて去っていってしまうのだそうです。

一妻多夫制 :

_こちらのBBS で解説(?)が。
[一妻多夫制 polyandry]
1匹の雌が複数の雄と同時的につがい関係をもつ。この場合,子の世話はほとんど雄のしごととなる。

一妻多夫制は動物全般を通じてひじょうに少なく,よく研究されている鳥の場合でも,ミフウズラ類,レンカク類,ヒレアシシギ類,タマシギ,一部のシギ類などに知られているのみであるが,その多くは連続的一妻多夫制である。

これらの鳥に一妻多夫制が進化した原因はなんだろうか。ミフウズラを除き,これらの種はすべてツンドラや湿地に生息する鳥である。たとえばツンドラでは繁殖期間がひじょうに短く,しかもその間に多量のヒナがいっせいに発生する。そうした場合に,もし子育てのすべてを雄にまかせられるとすると,一妻多夫制は繁殖力を最大限に高めるにはひじょうに有効な方法であろう。なぜなら,卵を産めるのは雌だけだからである。

同時的に一妻多夫が起こる確実な例はニュージーランドの谷間にすむクイナ科の水鳥シロボシオグロバンである。この鳥では兄弟一妻婚が知られ,巣立ちした雄の兄弟が分散していって雌を見つけるとトリオのつがいになり,いっしょになわばりを守ったり,巣作りをしたりする。雄間には順位があり,優位雄が3分の2,劣位雄が3分の1の割合で雌と交尾する。
「兄弟一妻婚」なんてあるのか。面白い。

[乱婚制 promiscuity]
特定の雄・雌間につがい関係が存在せず,雄は複数の雌と,また雌も雄よりは少ないが複数の雄と交尾を行う。

ただし,多くの場合は,ニホンザル,チンパンジー,ピグミーチンパンジーなどのように一定の組織された群れで生活している動物について使われる言葉であり,単独性の哺乳類などは不特定の雄・雌が交尾していても乱婚制とはいわない。

単独性の動物とは雄・雌間につがい関係が生じるのは交尾の時点のみで,それ以外は両性とも単独で生活しているものをいう。無脊椎動物,魚類,両生類,爬虫類のほとんど,そして哺乳類のかなりの部分がこのタイプであろうと考えられる。交尾が1匹の雄と1匹の雌の間でしか行われないものも多い。

鳥ではレック lek とよばれるおもしろい社会行動をともなう乱婚制もある。これはエリマキシギやソウゲンライチョウなどに見られるもので,毎年,繁殖期になるとこれらの雄はアレナ arena と呼ばれる集団踊場へやって来て,儀式的な誇示行動を行う。それによって順位がきまり,高順位のものがそこへやって来る雌のほとんどと交尾をし,雌はそののち単独で営巣し,ヒナを育てる。
以上のように,動物は自己の有する生理的制約、および、どんな所にすんで何をどのように食っているかという生態的条件によって、子孫を最大に残せるような配偶型を採用している。
なるほどなぁ。人間社会の感覚からすると「破廉恥な!」とか言われそうな形態だけど。その種が、その環境で存続していくための、ベストな形態なのだな。自然界って面白い。

#4 [zatta] 『池沼漫画』ってなんだ?

どこかで見かけて気になったり。

_はてなダイアリー - 池沼とは :

なるほど。すると『池沼漫画』は、作品内容についての具体的な言及を避けて _レッテル貼り するための用語の一つ、ぐらいの感じかしら。 *1 ていうか。漫画はすべからく池沼のような気もしたり。そこが漫画の魅力の一つ、ではなかろうか。などと思ったり思わなかったり。

*1: にしても、大雑把と言うか、どこか身の無い用語だなぁ。このへん、短文で意思を伝えるスタイルを洗練し過ぎて、内実が伴わなくなった状況があるのかもしれない。なんでもかんでも「スゲエ」「ウザイ」「萌え」等、一言で終わらせる風潮とでもいうか…。「自分の中に発生した感情・感想に向き合い、その細部や、正体を突き止める作業」を避けてしまう傾向があるのだろうな。…もっとも、日常の中にこれだけ情報が氾濫した状態で、それぞれについて一々そのような追及作業をしていたら、当人が精神的に参ってしまう予感も。満員電車の中で他者の存在をあえて認知しないとか、シューティングゲームで雑魚敵の一つ一つを注視したりしない、みたいな、そういう心(?)の動きとでもいうか。であればそういった流れは仕方ないのかもしれない。てなことをなんとなく思ったりして。まあ、件の言葉は、ある種のジャンル分けでしかないのだろうし。その後、そのジャンルについて興味を持っている別の読者が、作品内容について情報収集する様子も目にしたので、それら用語を利用したことで作品に関する情報交換がそこで止まってしまうわけでもないから、問題はないんだろうな。

#5 [anime] _そもそも悪因習はじめたのがウチ(父)だから、やはり本家から直さないとね

BJのスケジュール話。毎週クオリティが高くて驚いてるのだけど、そういう心意気で作ってたのかと感心してしまったり。 *1 これもまた、視聴者に夢を見せてる姿、なのだろうな。「夢」の種類は違うけど。
*1: しかし、なんだか考え込んでしまった。スタッフロールが三文字の名前でほとんど占められてるあたりとか。既に日本国内だけでは安定した供給ができないことの証明でもあろうし、同時に、海外の人的リソースを活用できれば危機を乗り越えられることの証明なのかもしれない。とかそういったことを。

#6 [jiji] _こっちのほうがよっぽど「ゲーム脳」だ

単一の極に悪の原因を集中させ、それを糾弾することで物事が正されると考えるのは、ラスボスを倒せば世界に平和が戻ってくるRPGの世界設定の単純性によく似ている。こっちのほうがよっぽど「ゲーム脳」だ。

_森教授脳の恐怖 :

列挙を試みた方が。こんなにあるのか。むぅ。 _(via さて次の企画は)

以上、1 日分です。

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