mieki256's diary



2005/04/27(水) [n年前の日記]

#1 [pc] _「最後の1台が直るまで私の報酬は594円に」トレンドマイクロのチェンCEO

トレンドマイクロってどこの国にある会社なんだろう。件のパターンファイルはマニラで開発、という一文が気になったり。
_(via TOTORO(トトロ)の自堕落日記)

#2 [jiji] _福知山線(JR宝塚線)列車事故の解説記事

_JR西日本は事故の際、常に責任回避に尽力 → そしてどうしようもないと思ったときに突然謝りだす。
_尼崎脱線事故:なぜ起きた? 脱線のメカニズムを推測
_(via 読書記録ChangeLog)

_運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴 :

なんだか _『プラズマ』 みたい。 _(via ふが日記・T)

関連、なのかしら :

_六本木ヒルズ自動回転ドア死亡事故
_茨城県東海村・JCO臨界事故 - バケツ作業が臨界を起こしたのではない
建前と本音の2つのルールが存在することを許したが故か、あるいは物理法則等を無視しても社会的ルールを優先させる人間達への神の鉄槌か。てなことをぼんやり思ったり。

#3 [zatta] _「悪の定義」

TV番組で見かける「悪の組織」には必ず1つの特徴がある。「失敗を決して許さない」ことである。
対偶で言うならば、「滅びなかったとしたら、それは悪ではない」という定義である。
後者の定義になにか怖さを感じた。しかし、何故そこに怖さを感じたのか、それを考えれば…。さらなる怖さを自分の中に見出してしまったり。

#4 [zatta] _僕が座席を譲る理由

僕が年寄りに電車の中で座席を譲る理由は、非常に利己的な理由からである。目の前ですっころぶ年寄りを見たくないから、という理由である。
自分が嫌な思いをするのが嫌なので、席を譲る。別に席を譲るのが目的ではなくて、座ってもらって、目の前でよたよたされないことが目的である。だから、断られても困る。
逆に弱者でも、すっころびそうに無い人には譲らない。
清々しさを感じた理論武装。

_席を譲らなかった若者 :

電車の座席はほぼ埋まり、車内には立っている人がちらほらいる程度。私の向かい側座席の前には男性1人、女性2人のハイキング帰りらしい高齢者が立っていた。私に背中を向けているから時たま見える横顔で判断するしかないが、60代半ばぐらいか。彼らの目の前の座席には若者2人と50代ぐらいの女性1人が座っている。若者は2人とも茶髪、1人はサングラスをしていた。

この人たちに気づいたのは、この高齢者組の男性が「最近の若い者は年寄りを立たせても平気なんだから」「ちょっと前は罪悪感からか寝たふりをしたもんだが、最近じゃ寝たフリもしないからふてぶてしい」などと、かなり大きな声で話しているのが耳に入ってきたからだ。どうも自分の前にいる若者に席を譲らせて女性2人を座らせたかったらしい。

ここまで嫌味っぽく言われると、まったく関係ない第三者の私だってちょっと気分が悪い。すっかり眠気が覚めてしまった。反対側にいる私が席を譲れば、もう1人ぐらい誰か立ってくれるだろうと思って腰を浮かせかかった瞬間、サングラスの若者が口を開いた。

「あんたたちさぁ、山は歩けるのに電車では立てないの? それっておかしくない? 遊んできたんだろ? こっちはこれから仕事に行くところなんだよ。だいたいさぁ、俺みたいなヤツが土曜日も働いてあんたたちの年金を作ってやってるんだって分かってる? 俺があんたみたいなジジイになったら年金なんてもらえなくて、優雅に山登りなんてやっていられないんだよ。とにかく座りたかったらシルバーシートに行けよ」
爺さんの、男らしさをアピールしたいです〜な言動に、付き合う義理はないよなと思ったり。 *1

コメント欄とTBが凄い数。興味深い意見ばかりで考えさせられたり。ていうかとても全部読めない(爆)

*1: あ。 _同意見が。 だよなぁ。

#5 [zatta] _キリストの受難と靖国問題

外交的決着がつき、条約的には「手打ち」が終わっているにもかかわらず、「謝罪と補償」の問題が繰り返し浮上するのは、問題が外交レベルには「ない」ということを意味している。(中略)この場合の「本質的な確執」は歴史的「事実」の問題ではない。歴史的事実の「解釈」の水準の問題である。
例えば、靖国神社への参拝が中国や韓国の人々が言うように「軍国主義的過去の正当化」であるというのが事実であるとすれば(かなりの程度まで事実だと私は思うが)、敗戦国の首相がそのような挑発的な政治的ジェスチャーを繰り返すことに対して、同じように強い不快の念を表してもいい戦勝国が他にもあるはずである。アメリカ合衆国である。
だが、アメリカ大統領はそういう申し入れをしない。(中略)私たちが注目すべきなのは、中国韓国から「クレームがつく」ことではなく、むしろアメリカから「クレームがつかない」ことの方なのである。
典型的なのはキリストの受難だ。キリストに死刑を宣告したのはローマ総督ピラトである。キリストを磔刑に処したのはローマ兵である。このことは四つの福音書すべてが証言している。しかし、今日、イタリア人に向かって「イエスを殺したのはあなたたちの祖先なんですよね」というひとは誰もいない。世界中の人が熟知している歴史的事実なのに。それは「イタリア人がイエスを殺したこと」を「とりあえず忘れておくこと」の方が、「そのことを折に触れて持ち出す」ことよりも利益が大きいという政治的判断を世界のマジョリティが共有しているからである。
_(via Moleskin Diary)

_ロナルド・レーガン - Wikipedia :

レーガンは、西ドイツへの公式訪問で1985年に広く非難された。4月11日にホワイトハウスは、レーガンが両方の世界大戦で死んだドイツの兵士に敬意を表して献花するためにビットブルクの軍事墓地を訪れると発表した。その墓地に武装親衛隊員が埋葬されていることが論争の的になった。様々な地域からの抗議にもかかわらず、それが元敵との間の和解を促進するという理由で、レーガンは訪問を続けた。
米と日本は他国と感覚がズレてる、という解釈もできるのかな。それとも、それらアクションで得られる何かを、既に見出しているのか。あるいはその逆か。

キリストを殺したのはローマ兵なのかユダヤ人なのか :

_「ユダヤ人が殺したということになっているのはなぜ?」 という疑問が、自分もなんとなく気になって検索。

_キリストを殺したのは誰? 「キリストの受難」米で公開
キリスト処刑の責任がユダヤ人にあるとして描かれた内容に反発する抗議行動も起きた。

_「ネットで白熱!メル・ギブソンのキリスト映画予告編」
マタイ伝やマルコ伝では、イエスを殺したのは、まさにユダヤ人の民衆だからねぇ。どう描いたって、反ユダヤ感情を煽る結果になってしまう。

_西森マリーのUSA通信:パッション
でも、一方では、ユダヤ人の団体が「『ユダヤ人がキリストを殺した』という誤った固定観念をさらに強める危険な映画」として、ギブソン監督を声高に非難。これに対して映画の支持者たちは「だって聖書にユダヤ人がキリストを殺したと書いてあるんだからしょーがないじゃん」と、開き直っています。

確かに新約聖書を読むと、「当時ユダヤ人の土地を占領していたローマのピラト総督はキリストを助けようとしたが、ユダヤ教の司祭たちがどうしてもキリストを処分したがったので、ピラトは仕方なくキリストに死刑を宣告した」という印象を受けます。

ただ、新約聖書はキリストの死後30年以上も経ってから書かれたモノで、その後もカトリック教会や為政者たちに都合のいいように改ざんされた疑いも。また、リアルタイムで書かれたローマ帝国の記録には、ピラトがたぐいまれに見る残忍な独裁者で、磔(はりつけ)はローマ独特の刑だったことが記されてるので、史実を重んじるなら「キリストを殺したのはピラトでしょ」という結論に落ち着くはず。

_[教えて!goo] キリスト様の死因は
窒息させてジワジワ殺していくというやり方でローマ統治時代だったので、ローマ人の手によりローマ方式の処刑だったそうです。

_大澤武男『ユダヤ人とローマ帝国』の書評
多神教が常識だった時代に一神教を信奉していたユダヤ人は古代から他民族から気味悪がられてはいたが、それは明確な迫害思想ではなかった。明確なユダヤ人迫害思想は、キリスト教誕生後、ユダヤ教とキリスト教の対立関係の中でキリスト教が生み出した「ユダヤ人はキリストを殺した」という言説に基づくものだということをわかりやすく説明している。
ユダヤ人がキリストを殺したのは確かに事実だが(正確には死刑の実施はローマ人)、キリストだってユダヤ人なのだから考えてみれば変な表現だ。日本人同士で殺人事件が起きても「日本人はAさんを殺した」という表現は使わない。西洋史の原点と言うべきキリスト教の思想が、ユダヤ教との内部対立(当初のキリスト教は独立した宗教ではなく、ユダヤ教ナザレ派だった)によって歪んだものであるという事実は恐ろしい。
実際に手を下した者と、そのように追いやった者は別、という話なのかしら。

とりあえず、ユダヤ人が殺したという話に対しては文句が出るような状況があるらしいことは判った。ような。

_この機会に知っておきたいキリスト教基礎知識 - キリスト教、超基礎的なQ&A :

さっぱり頭の中に入ってこない。図解とかないかしらん。

以上、1 日分です。

過去ログ表示

Prev - 2005/04 - Next
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリで表示

検索機能は Namazu for hns で提供されています。(詳細指定/ヘルプ


注意: 現在使用の日記自動生成システムは Version 2.19.6 です。
公開されている日記自動生成システムは Version 2.19.5 です。

Powered by hns-2.19.6, HyperNikkiSystem Project