2017/06/12(月) [n年前の日記]
#2 [anime][neta] ベルセルクの例の歩きを視聴
TV放送されてる「ベルセルク」の、
_一部で話題になってた歩きカット
をようやく視聴。魔女のお婆さんがアレなことになる回だったようで。もっと前の回かと思ってた…。
このシーン、主人公が傷を受けて苦しみながらも歩いてる、てなシーンだったのですな。なので、かなり好意的に考えて、フツーの歩き方ができてないことをどうにか表現しようとしたのかな、などと思ってみたりもしたのだけど、しかし前後のカットで結構スタスタ歩いちゃってるし…。しかもそれら前後カットと上下動の速度が全然違っていて該当カットだけヒヨコみたいなピョコピョコ上下動だし、これはちょっと擁護できないカットになってるなと…。
件のカットはAパートで出現したけど、Bパートは延々バトルしてたので、おそらくそっちにリソースを割いてAパートは作業時間がなかったんだろうと勝手な邪推をしつつ、しかしそれでも、もうちょっと…どうにかならんかったのか…。
コレ、キャラを3DCGで描いてるから形状は何も問題が無い分、より動きにのみ意識が向いてしまう、てなところもありそうだなと。仮に、キャラがヘロヘロな絵だったら、まずはそっちに意識が行って動きは二の次だろうと。3DCGのメリットはデメリットに転じる時もある、動きに関しては手描きより手を抜けないんだぞ、てな事例だったりするのかもしれず。
このシーン、主人公が傷を受けて苦しみながらも歩いてる、てなシーンだったのですな。なので、かなり好意的に考えて、フツーの歩き方ができてないことをどうにか表現しようとしたのかな、などと思ってみたりもしたのだけど、しかし前後のカットで結構スタスタ歩いちゃってるし…。しかもそれら前後カットと上下動の速度が全然違っていて該当カットだけヒヨコみたいなピョコピョコ上下動だし、これはちょっと擁護できないカットになってるなと…。
件のカットはAパートで出現したけど、Bパートは延々バトルしてたので、おそらくそっちにリソースを割いてAパートは作業時間がなかったんだろうと勝手な邪推をしつつ、しかしそれでも、もうちょっと…どうにかならんかったのか…。
コレ、キャラを3DCGで描いてるから形状は何も問題が無い分、より動きにのみ意識が向いてしまう、てなところもありそうだなと。仮に、キャラがヘロヘロな絵だったら、まずはそっちに意識が行って動きは二の次だろうと。3DCGのメリットはデメリットに転じる時もある、動きに関しては手描きより手を抜けないんだぞ、てな事例だったりするのかもしれず。
◎ ローリングについて。 :
ちなみに、巷のアレコレを眺めてたらベルセルクだけがこういうやり方をしてるかのように思い込まれて叩かれてる雰囲気も若干感じたのだけど。それはちょっと違うぞと言いたくなったりもして。
日本のアニメにおいてセルを上下動するソレはローリングと呼ばれていて、 ローリングを使って歩いてるように見せるソレもよく使われているわけで。
_第6回「パースfollow」と「ローリング」 - プロが教える!CoreRETAS-特殊効果講座
_listeningside sideA
_ダメになる動画講座(第一章)
_撮ま!アニメーターのための撮影基礎知識 【準備号】(pdf)
例えばプリキュア等の女児アニメを注意して眺めてると結構頻繁に出てくるし、リアル系作画の某作品でもカットによってはさりげなく使ってたりして、ベルセルクだけがインチキ(?)してるというわけでは全然無くて。
日本のアニメのほとんどは、コミカルやシリアス等のジャンルを問わず、コレをどこかしらで使ってるので、せっかくの機会だから件のカットをキッカケに、「あ、ここでも使ってる!」「ここでも!」と探してみてほしい、そんな気分にもなってきたり。いやまあ、見つけたからと言って何がどうなるもんでもないけれど。
考えてみれば…。ローリングの歩きってのは「人間が歩いてたら上下動するはずだ」という視聴者側の思い込みを利用してるところがあるよなと。ところがそこで、視聴者側の無意識の思い込みから著しく外れた上下動が出てくると、思い込みがクリアされて「はて、この妙な動きは何を表現しようとしているのだろう」と凝視されたあげく、「アレレ? コレってもしかしてセルの位置を変えてるだけなんじゃないの? なんだよひっでえ」的に思われてしまうのだろうなと。
ということでもしかすると、
「ローリング歩きは心身共に健やか状態のキャラにのみ使うべし」
「病気や怪我をしてフツーに歩けないキャラをローリング歩きさせちゃいけない。手品の種がバレる」
と言えたりするのかも…。
などと思ったりもしたけど落ち込んで歩いてるキャラをローリングで、等の使い方もフツーにありそうな気もしてきたので、「不健康キャラには使ってはならぬ」とまで決めつけちゃうのもアレか。
何にせよ、単なるローリングが歩きに見えるための条件ってのがありそうな、そんな気もしてきたり。
日本のアニメにおいてセルを上下動するソレはローリングと呼ばれていて、 ローリングを使って歩いてるように見せるソレもよく使われているわけで。
_第6回「パースfollow」と「ローリング」 - プロが教える!CoreRETAS-特殊効果講座
_listeningside sideA
_ダメになる動画講座(第一章)
_撮ま!アニメーターのための撮影基礎知識 【準備号】(pdf)
例えばプリキュア等の女児アニメを注意して眺めてると結構頻繁に出てくるし、リアル系作画の某作品でもカットによってはさりげなく使ってたりして、ベルセルクだけがインチキ(?)してるというわけでは全然無くて。
日本のアニメのほとんどは、コミカルやシリアス等のジャンルを問わず、コレをどこかしらで使ってるので、せっかくの機会だから件のカットをキッカケに、「あ、ここでも使ってる!」「ここでも!」と探してみてほしい、そんな気分にもなってきたり。いやまあ、見つけたからと言って何がどうなるもんでもないけれど。
考えてみれば…。ローリングの歩きってのは「人間が歩いてたら上下動するはずだ」という視聴者側の思い込みを利用してるところがあるよなと。ところがそこで、視聴者側の無意識の思い込みから著しく外れた上下動が出てくると、思い込みがクリアされて「はて、この妙な動きは何を表現しようとしているのだろう」と凝視されたあげく、「アレレ? コレってもしかしてセルの位置を変えてるだけなんじゃないの? なんだよひっでえ」的に思われてしまうのだろうなと。
ということでもしかすると、
「ローリング歩きは心身共に健やか状態のキャラにのみ使うべし」
「病気や怪我をしてフツーに歩けないキャラをローリング歩きさせちゃいけない。手品の種がバレる」
と言えたりするのかも…。
などと思ったりもしたけど落ち込んで歩いてるキャラをローリングで、等の使い方もフツーにありそうな気もしてきたので、「不健康キャラには使ってはならぬ」とまで決めつけちゃうのもアレか。
何にせよ、単なるローリングが歩きに見えるための条件ってのがありそうな、そんな気もしてきたり。
◎ そもそもどういう動きが自然なんだろう。 :
「胸に深い傷を受けて痛くて痛くて苦しいはずだけど、周りが気づかないほどに本人が結構我慢しちゃって歩いている戦士のモーション」ってソレ一体どういうモーションになるんだ? などと悩んでしまったりもして。
フツーの兵士が苦しみながら歩いてる、だったら…。例えば片足を引き摺りながら、ガクッ、ガクッ、ってな感じの動きもアリだろうし。意識がもうろうとしてる状態で歩いてるなら、あっちにフラ〜、こっちにフラフラ〜になるだろうけど。ベルセルクの主人公って、なんていうか、とにかくフツーじゃないからなあ…。
彼は本来、そういう場面で、どういう動き・歩き方をするのだろう…。イメージできますかね? 自分はちょっと思いつかないのだよなあ…。あの人、めっちゃやせ我慢するからなあ…。
フツーの兵士が苦しみながら歩いてる、だったら…。例えば片足を引き摺りながら、ガクッ、ガクッ、ってな感じの動きもアリだろうし。意識がもうろうとしてる状態で歩いてるなら、あっちにフラ〜、こっちにフラフラ〜になるだろうけど。ベルセルクの主人公って、なんていうか、とにかくフツーじゃないからなあ…。
彼は本来、そういう場面で、どういう動き・歩き方をするのだろう…。イメージできますかね? 自分はちょっと思いつかないのだよなあ…。あの人、めっちゃやせ我慢するからなあ…。
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以上です。