2014/02/07(金) [n年前の日記]
#2 [movie] 「NEXT」を視聴
実写映画。2分先の未来を予知できる男が、云々という設定。録画したままだったけど、ようやく消化。
面白かった。なんとなくだけど、「うる星やつらビューティフルドリーマー」のアップグレード版、みたいな印象。
たった2分先の未来しか予知できないあたり、一見すると、なんだか地味な特殊能力設定だなと思いつつ見始めたのだけど。ここまで話が広げられる・盛り上げられるのかと感心したり。
気になってググってみたら、フィリップ・K・ディックの短編小説「ゴールデン・マン」が原作、だったそうで。ただ、原作とは全然違うとか、能力設定ぐらいしか共通点はないという話もあり。
そういえば、昨日、実時間映像と体感時間映像の切り替えスイッチが云々、みたいな思考メモを書いたけど。この映画は、そのスイッチを極力入れないことを意識した作りだったなと。スイッチが無いことで、観客が一瞬混乱するけど、直後に「ああ、こういうことか」と理解できるので、各シーンで「?」→「!」が頻繁に体験できる、みたいな。「ビューティフルドリーマー」もそうだし、「めぞん一刻」の五代君の妄想シーンも若干そういうところがあるけれど、いつも使ってるお約束を逆に利用する、こんな作りも面白いなと感心を。
ラストに不満を持った人がチラホラ、てな話も見かけたけど。最初から「観客をこういう方向で混乱させよう」という意図が明確だったので、個人的には納得できるラストだったり。あのラストに持っていくために、そのしばらく前から、「スイッチ」の使い方を細かく調整してたあたりも好印象。映画という形で、ある種のマジックを見せてもらえた感覚。…ああ、だから主人公はマジシャン設定なのか。今頃気付きました。主人公の設定が、映画全体を比喩していたのかもしれない…。
面白かった。なんとなくだけど、「うる星やつらビューティフルドリーマー」のアップグレード版、みたいな印象。
たった2分先の未来しか予知できないあたり、一見すると、なんだか地味な特殊能力設定だなと思いつつ見始めたのだけど。ここまで話が広げられる・盛り上げられるのかと感心したり。
気になってググってみたら、フィリップ・K・ディックの短編小説「ゴールデン・マン」が原作、だったそうで。ただ、原作とは全然違うとか、能力設定ぐらいしか共通点はないという話もあり。
そういえば、昨日、実時間映像と体感時間映像の切り替えスイッチが云々、みたいな思考メモを書いたけど。この映画は、そのスイッチを極力入れないことを意識した作りだったなと。スイッチが無いことで、観客が一瞬混乱するけど、直後に「ああ、こういうことか」と理解できるので、各シーンで「?」→「!」が頻繁に体験できる、みたいな。「ビューティフルドリーマー」もそうだし、「めぞん一刻」の五代君の妄想シーンも若干そういうところがあるけれど、いつも使ってるお約束を逆に利用する、こんな作りも面白いなと感心を。
ラストに不満を持った人がチラホラ、てな話も見かけたけど。最初から「観客をこういう方向で混乱させよう」という意図が明確だったので、個人的には納得できるラストだったり。あのラストに持っていくために、そのしばらく前から、「スイッチ」の使い方を細かく調整してたあたりも好印象。映画という形で、ある種のマジックを見せてもらえた感覚。…ああ、だから主人公はマジシャン設定なのか。今頃気付きました。主人公の設定が、映画全体を比喩していたのかもしれない…。
[ ツッコむ ]
以上です。