mieki256's diary



2013/10/29(火) [n年前の日記]

#3 [anime] 「境界の彼方」で時々出てくるあの見せ方が好き

敵の攻撃を避けながら剣を振るヒロインの止め絵 → 黒画面 → 止め絵 → 黒画面 → 止め絵 → 黒画面 → バラバラに吹き飛んでいく敵、みたいなソレ。あの見せ方、個人的に好きなのです。

「風の谷のナウシカ」の、ユパ様が活躍するシーンを連想したりもして。敵の剣をガッガッガッと受け止める → 透過光 → 吹っ飛ぶ敵、みたいな。「境界の彼方」で見せてるソレは、ユパ様シーンの見せ方の発展形というか、アレンジ版と言えるのかもしれないなと思いながら眺めてたり。まあ、全然違う作品からインスパイアした可能性が高そうだけど。そもそもストロボ撮影(?)のソレに近い気もするし。

ユパ様のソレは、ガッガッ、だったか。ガッガッガッ、だったか。記憶が怪しい…。2回なのか3回なのか、そこはたぶん結構重要で。観客がリズムを感じるか感じないか違ってきそうな。リズムを感じたらそのシーンにノッてくれるだろうし、また、そこにリズムが盛り込めると気づけば、見せ方も工夫できそうな予感も。例えば、カッカッカッカカカカと、カカカカッカッカッは、受ける印象が違ってくるだろうと。…文章で書いても分かんないか。

当時、ナウシカのコンテを見て、そこでようやく、「実はユパ様、なんにもしてねえや!」という衝撃の事実に気づき、アニメの面白さを ―― 今風のソレで言えば『ズルイ(褒め言葉)』表現手法であることを実感・感心した記憶があって。

たしか、「ナウシカ」のコンテには、「よくある謎の透過光」みたいな一文が書いてあったような記憶もあり。それはつまり、既に当時、見せ方としてはかなりベタ、どこにでも転がってるソレ、だったのだろうと。元々は、どのあたりの作品でやり始めた見せ方なんだろうか…? 実写アクション映画の何かが始祖だったりするのかな。それとも、カートゥーンアニメが発祥なんだろうか。相手の頭をトンカチで殴る → 画面に火花 → クラクラしてる相手、みたいなカットが発展していったとか…?

もしかすると、その手のシーンって、文章・脚本上では、「光のような速さで〜」とか「目にもとまらぬ技で〜」とか書いてあったのかもと想像したりもして。
「光、って言ってんだから、ここは透過光かなあ」
「目にもとまらぬ、って言ってんだから凡人には見えない動きだ。見えない動きなんだから、そもそも描かなくてよろしい!」
とか、そういう発想でそういう映像に、みたいな。…なんだかちょっと、漫画における「シーン」「ゴゴゴゴ」あたりと共通する何かがありそうな気もしてきたけど全然関係ないかもしれない。

以上です。

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