2010/01/31(日) [n年前の日記]
#2 [windows] スライドショー動画の作成をまだ実験中
色々分かったことをメモ。
VideoStudio 12 Plus 体験版でも同様に実験。Picasa3 で作った 1600x1200 wmv を読ませてmpeg2出力。TMPGEnc ほどではないけれど、さほど違いが分からないほどの高画質な結果が得られた。…機能の豊富さと、mpeg2出力時の画質の良さと、値段を考えると、VideoStudo 12 を選択するほうがバランスが取れていていいのかもしれない。とはいえ、TMPGEnc の高画質ぶりを見てしまうと…。
- Picasa3で出力した1600x1200のwmvは、FFmpegでは読み込めない。MediaCoderを使って、Mencoderを経由してFFmpegに渡せば、Picasa2 の出力ムービーもmpeg2にエンコードできる。
- MediaCoder(FFmpeg)のデフォルト指定で作ったmpeg2映像は、そのままでは DVD Flick で DVD-Video としてオーサリングできない。
- FFmpeg でDVD-Video用のmpeg2を出力するには、-target ntsc-dvd を追加オプションの欄に指定するのが一番簡単そう。-f dvd -g 15 -bf 2 -minrate 2000k -maxrate 9800k -bufsize 1835k 等の指定をする方法もありそうではあるけど。
- -target ntsc-dvd を指定すると、ビットレットその他が規定される。映像ビットレートは 6500kbps に、音声ビットレートは 448kbps に、また、Bフレームは使わずに、IフレームとPフレームのみで構成されるようになる、らしい。ビットレートその他を変えたい場合は、-target 指定の後で、-b 8000k のように指定し直す。オプション指定の順番によって、指定が効いたり効かなかったりする模様。
- -target ntsc-dvd を指定して作ったmpeg2なら、DVD Flick で、mpeg2 をコピーするだけの形でオーサリングができた。また、DVD Movie Writer でオーサリングしても、再エンコードせずに済んだように見えた。ただ、DVD Movie Writer の場合、もしかするとプロジェクトの画質設定で、最大ビットレートを9800kbpsぐらいにしておかないと、規定外の映像として扱われて再エンコードされてしまう可能性があったりするのかもしれない。<未検証。
- MediaCoderで720x480に縮小する際に、縮小アルゴリズムも選択できる。「リサイズ」ボタンを押して、Scale algorithm を Lanczos にするのが個人的に好み。また、クロップは Expand to fit で。
- DAR は Display Aspect Ratio の略で、PAR は Pixel Aspect Ratio の略らしい。
- DVD-Video 用のムービーは、ある程度決まりがあるらしい。映像は mpeg2。最小ビットレート 2000kbps、最大ビットレート 9800kbps、GOP長18フレーム以内、等々の制限があるのだとか。
- FFmpeg での画質追求には限界があるような印象。一定間隔(GOP長?)で、もわっもわっもわっと呼吸をしているような映像になってしまう。かといって、GOP長を異様に短くすると、めちゃくちゃ圧縮したjpegを次々に表示してるような感じになって、ざらざらしたノイズだらけの映像になるし、GOP長を長くすると、のっぺりした部分がモコモコモコと変形してるかのような映像に。
VideoStudio 12 Plus 体験版でも同様に実験。Picasa3 で作った 1600x1200 wmv を読ませてmpeg2出力。TMPGEnc ほどではないけれど、さほど違いが分からないほどの高画質な結果が得られた。…機能の豊富さと、mpeg2出力時の画質の良さと、値段を考えると、VideoStudo 12 を選択するほうがバランスが取れていていいのかもしれない。とはいえ、TMPGEnc の高画質ぶりを見てしまうと…。
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以上です。