mieki256's diary



2005/06/27(月) [n年前の日記]

#10 [anime] _『劇場版 Z ガンダム 星を継ぐ者』 = ハズレ

要するにこれ、総集編なんだね。なので、初見の人がいきなり見ても面白くない。リアルタイムで Z ガンダムを見ててストーリーが頭に入っている人とか、ガンダムが好きで好きでしょうがない人向け。
ストーリーは続編があることを前提として作っていて、かつテレビシリーズの総集編のような位置づけであるため、唐突な展開の連続で、感情移入しにくい。そして、「見せ場」が無い。
そういえば、新世紀エヴァンゲリオンも最初の劇場版は総集編みたいな作品だった。アニメってそういう作り方をするものなの?
ベタ誉めしてる感想記事ばかり最近目にしてたので、ちょっと安心(?)してしまったり。やっぱり位置づけとしては総集編なのだろうと想像していたので、絶賛されまくる状況は「???」な感も。…まあ、当時夢中になって見ていた人たちがそれだけ多かったということなんだろうけど。 *1 *2

全然関係ないけど「アニメってそういう作り方をするものなの?」と問われたときに :

どう答えればいいのかを考えて悩んでしまったり。総集編ではない劇場版アニメはたくさんあるけど、何を例として出せばいいものやら。…そういうときは「宮崎アニメ」でも例として出しとけばいいのかな。

いや待て。そもそも「そういう作り方」って何だろう。どの作り方のことを指しているのやら。TVシリーズ制作→映画制作という流れのことか。あるいは演出だの編集だのそういう領域の話か。とか考えてたら頭がこんがらってきた。

*1: もしかすると、「総集編」と位置づけされることに不満を述べる人が出てくるかもしれないけど。それは考え違いだと思う。重要なことですよ。総集編の有無は。総集編を馬鹿にしちゃいかん。…「Zガンダム、いいよ! 絶対見るべきだよ!」と人に薦めるときに、TVシリーズの数十話をいきなり全部見てくれってのも無理がある話。かといって劇場版が存在していてそれを薦めるとしても、『EVA』『イデオン』等の「TVシリーズの続き or 補完」といった体裁の作品では、TVシリーズを未見だった人にとってわけがわからないであろうことは間違いない。それを考えると、「宇宙戦艦ヤマト」「1stガンダム3部作」「Zガンダム3部作」といった、シリーズ全体を劇場版の長さに編集し直して、ざっくりと話の流れだけでも判るようにした作品 ―― つまりは「総集編」 ―― が存在していることは、作品を評価してもらえる機会を増やすという面では明らかにメリットであると言える。…てなことを、『イデオン』好きな自分は思ったりもするのでした。『イデオン』は総集編として位置づけされる作品が存在しないので、評価の機会を増やすことが難しくて。劇場版だけ見ちゃうと大変なことになるし。…や。あの劇場版があるからこそ、大好きなんだけど>イデオン。難しいものだなぁ。
*2: とか書いといてアレなんだけど、どこかで「Zの入門としてはキツイ」なる評も見かけてしまった(ネタ元失念)。うーむ。それもそれで困る…。

以上です。

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