mieki256's diary



2017/06/14(水) [n年前の日記]

#1 [pc] M-2408jにLinux Mint 18.1をインストール

階下の茶の間に置いてあるノートPC、Gateway M-2408j は、OSとしてWindows Vistaが入ってるのだけど。Windows Vistaはサポート期間が終了したので、そろそろ別のOSを入れないといかんなと。

本当は Windows10 を入れたいところだけど、Gatewayブランドはもう存在してないも同然の上に M-2408j という型番でググってみても何故かほとんど情報が見つからないしで。 *1 Windows10用のドライバ類も見つからないから動くか動かないかよく分からん。そんな状態で Windows10 のライセンスを買ってられないよな…。それに、そもそもクリーンインストールになってしまうし…。ていうか、ハードウェアスペック的にもアレだし…。

てなわけで、ダメ元で Linux Mint 18.1 を入れてみることにした。

Linux Mint は Ubutnu と違って、アップグレード作業が面倒らしいけど。Linux Mint 18.1 は、2021/04までサポート期間が設定されているらしいので、そこまでは持つならそれでいいかなと。その頃には、このノートPCもスペック的に、あるいは経年劣化で使えなくなってるかもしれんし。

Windows上でデフラグをかけておく。 :

最近の Linuxインストール時は、Windowsの入ってるパーティションを分割して空き領域を作る際、空き領域になるはずの部分に入ってるファイル群は移動してくれる、という話を見かけた記憶があるけれど。処理が遅いから、あらかじめWindows上でデフラグをかけておいたほうがいいらしくて。

ということで、Windows Vista上で、フリーのデフラグツールをインストールしてHDDをデフラグ。比較的前のほうにファイルが集まってる状態にした。

_Auslogics Disk Defrag - 窓の杜
_Defraggler - 窓の杜
_Puran Defrag Free Edition - k本的に無料ソフト・フリーソフト

全てのファイルが前のほうに集まったわけではないけれど、そこそこ集まってる状態にはできた。

USBメモリにインストールメディアを入れる。 :

今回は、USBメモリから Linux Mint を起動してインストールしたい。

まずは、Linux Mint 18.1 Cinnamon x64(64bit版) のISOファイルを入手。

_Download - Linux Mint

Windows上で、USBメモリ上にブートメディアを作れるツール、Rufusを入手して実行。

_Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます
_「Rufus」ブート可能なISOイメージファイルをもとにブータブルUSBメモリを簡単に作成 - 窓の杜ライブラリ

2GBのUSBメモリを部屋の中から発掘して、ISOをUSBメモリにインストールした。

Rufusが、「このISOはハイブリッドだよ。ISOモードかDDモードかを選べるけどどうする?」と尋ねてきたが、ISOモードならファイルの中身をエクスプローラ等で確認できるらしいので、今回は試しにISOモードで入れてみた。

USBメモリから起動。 :

USBメモリを M-2408j に差して起動。起動時にF10キーを押して、ブートメディアとしてUSBメモリを選択。

Linux Mint がすんなり起動してくれた。幸い、無線LANが使えることも確認できた。

デスクトップ上のインストールアイコンをクリックして、インストール作業開始。

途中で、「WindowsとLinuxを共存させる? それともHDDを全部消してLinuxだけ入れる?」と尋ねてきたので、共存させる方向で。

Windowsがインストールされたパーティションが図で表示されるので、境界をマウスでドラッグしてWindowsの入ってる部分を少なくして、空いた部分にLinuxをインストールすることにした。今回は試しに64GBほど確保。

その後は特に問題なくインストール作業が進んだ。終了したら、USBメモリを抜いて再起動。

Linux Mint が起動してくれた。インストールするだけなら、圧倒的に簡単だなと…。

Windows Vista側が少し気になる状態になった。 :

Linux Mint が起動することは確認できたけど、起動時の grubの画面で Windows Vista を選択してみたら、chkdsk が走った。Windows側は、HDDのパーティションが壊れてると認識してしまったのだろうか…。

一応、Windows Vista が起動する状態ではあるけれど、例えばWindows上で、以下のようなツールを使って、あらかじめパーティションの空きを作っておいたほうが良かったのかもしれない…。

_パーティション - 窓の杜ライブラリ

IPv6を無効に。 :

Linux Mint 上でいくつか設定をしていく。

IPv6を有効にしておくと、環境によってはLAN接続が不安定になる場合もある、てな話を見かけたので一応無効にしておく。タスクバー(?)の右下の無線LANアイコンを右クリックしてメニューを出して、設定ダイアログを表示して、IPv6をOFFに。

ユーザフォルダを英語に。 :

初期状態ではユーザのホームフォルダ内に、「デスクトップ」「ダウンロード」等、日本語でフォルダが作られてしまっている。ターミナル上で作業する際に困るので、英語のフォルダ名にする。

ターミナルを開いて以下を打つ。
LANG=C xdg-user-dirs-gdk-update

「新しいフォルダ名(英語フォルダ名)に変えるか?」と尋ねてくるのでOK。一旦ログアウトして、再度ログイン。また、「新しいフォルダ名(日本語フォルダ名)に変えるか?」と尋ねてくるので、「もう尋ねてくるなよ」にチェックを入れて、「古い名前(英語フォルダ名)のままにしろ」をクリック。

以下が参考になった。

_Linux Mintのホーム以下のディレクトリ名を英語に変更する方法 | ビバ!Linux

短いパスワードが拒否される。 :

親父さん用のアカウントを作成する際、親父さん的にはパスワードが短いほうがいいだろうと思って短いパスワードを打ってみたら、「短すぎるわ! こんなパスワードはダメじゃい!」と受け付けてくれなかった。自分がLinuxを使う時はそこそこの文字数でパスワードを打つので、こんな仕様が入ってるとは気づかなかった…。さて、どうしよう…。

サスペンドもハイバネートもできない。 :

せっかくのノートPCなので試しにサスペンドしてみたら、復帰してくれなかった。画面が真っ暗なまま。Ctrl + Alt + Del も効かない。電源ボタンを長押しして強制終了。

ハイバネートも試したが、復帰後は無線LANが繋がらない状態になる。

サスペンドもハイバネートも利用しない方向で使ってもらうしかないか…。

画面の明るさをキーで調整できない。 :

Windows Vista利用時は、Fn + 上下カーソルキーで画面の明るさを調整・変更できたのだけど。Linux Mint 上では無反応だった。

すると、画面の明るさはどこで調整すればいいのか。タスクトレイ(?)の電源管理アイコンを右クリックすると、明るさ調整できるバーが表示される模様。

_Linuxでディスプレイの輝度が調整できないときの対処 - Qiita によると、GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT に acpi_backlight=vendor を追加することで、という話もあるらしいけど。Gateway M-2408j で試したら、キーによる明るさ調整も効かない上に、タスクトレイの電源管理メニュー上からも明るさ調整のバーが消えてしまった。残念。

ちなみに、音量変更キーは働く模様。

動作速度に関する印象。 :

Windows Vista より圧倒的に起動が遅い。測ってないけど、数倍遅いんじゃないかと。また、ログイン画面も、パスワード入力ですらワンテンポ遅れる。Linux Mint って、なんだかかなり変な作り方をしている気がする…。Lubuntuでも入れるべきだったか…。

その代わり(?)、シャットダウンは速い。Linux Mint のロゴが出てきたら瞬時にシャットダウンする印象。

アプリの起動時間はWindows Vista と似たようなものだった。

とりあえず、一旦ブラウザさえ立ち上がってしまえば、ネットサーフィン(死語)ぐらいならWindowsと同じノリで使えるんじゃないだろうか。使えたらいいな。

*1: おそらく日本市場・一部の店舗で販売した特殊なノートPC、なのではないかなあ…。

以上です。

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