2016/05/30(月) [n年前の日記]
#2 [blender][ubuntu] Ubuntu上でblenderとLuxRenderを使えるようにしてみた
LuxRender について調べていたら、LAN内の他のPCを使って分散レンダリング(?)ができるらしいと知ったので、ちょっと試してみたいなと。足元で埃を被ってる Ubuntu機を使えたらありがたい。Ubuntu機のCPUは Core 2 Quad だから、少しは力を分けてくれるのではないかと。
できれば _Cycles で分散レンダリングできたほうが嬉しいのだけど、どうも現段階の Cycles は静止画の分散レンダリングはできないという話で。動画であれば Cycles も分散レンダリングができるらしいけど…。その点 LuxRender なら静止画もOKらしいので試してみたい気分になったわけで。
できれば _Cycles で分散レンダリングできたほうが嬉しいのだけど、どうも現段階の Cycles は静止画の分散レンダリングはできないという話で。動画であれば Cycles も分散レンダリングができるらしいけど…。その点 LuxRender なら静止画もOKらしいので試してみたい気分になったわけで。
◎ Ubuntu 15.10 を 16.04 LTS にアップグレード。 :
埃を被ってた Ubuntu機は Ubuntu 15.10 をインストールしたままだったので、この際 Ubuntu 16.04 LTS にアップグレードしようかと。以下のページを参考にして作業。
_Ubuntuのアップグレードのやり方 - Ubuntu入門
Windows10 x64 + putty を使って、Ubuntu機に ssh でアクセスして作業。大体以下のようなコマンドを打てばいいらしい。
それと、ssh でアクセスしてアップグレード作業をしようとしたせいか、
「sshでやるのはオススメしねえなあ。デスクトップ画面からやってほしいなあ」
「アップグレード中にsshが死んだら打つ手が無くなるよ?」
「どうしてもやりたいの? じゃあ、一応別ポートでもう一つsshを開いておくわ」
「俺が無反応になったらそっち使ってどうにかしてくれよな」
てな意味合いのメッセージが表示された。
まあ、もし問題が発生したらディスプレイ入力を切り替えて作業すればいいや…と安易に考えてそのまま続行。とりあえず今回は、問題なくアップグレードできた。
_Ubuntuのアップグレードのやり方 - Ubuntu入門
Windows10 x64 + putty を使って、Ubuntu機に ssh でアクセスして作業。大体以下のようなコマンドを打てばいいらしい。
sudo aptitude install update-manager-core sudo aptitude update sudo do-release-upgrade 一度再起動 sudo do-release-upgrade -d もう一度再起動 lsb_release -aただ、sudo do-release-upgrade -d てのは、開発版 Ubuntu がある場合も「アップグレードできるよ」と言ってきてしまうという話を見かけたので、本来ならGUIというかUbuntuのデスクトップ画面上で作業したほうがいいのかもしれない。
それと、ssh でアクセスしてアップグレード作業をしようとしたせいか、
「sshでやるのはオススメしねえなあ。デスクトップ画面からやってほしいなあ」
「アップグレード中にsshが死んだら打つ手が無くなるよ?」
「どうしてもやりたいの? じゃあ、一応別ポートでもう一つsshを開いておくわ」
「俺が無反応になったらそっち使ってどうにかしてくれよな」
てな意味合いのメッセージが表示された。
まあ、もし問題が発生したらディスプレイ入力を切り替えて作業すればいいや…と安易に考えてそのまま続行。とりあえず今回は、問題なくアップグレードできた。
◎ blenderをインストール。 :
一応、Ubuntuの公式リポジトリにも blender は用意されているので、sudo aptitude install blender でインストールはできるのだけど。しかし、インストールされたバージョンが2.76と若干古い上に、メニュー等を日本語化することもできないようで。ユーザ設定で日本語化しようとすると、例の四角というか豆腐だらけの文字化け状態になる。日本語フォントを選べば改善しそうな気もするけれど、Ubuntu はどこにフォントファイルが置いてあるのか、そこからして分からなくて。
ググったら、以下の解説記事に遭遇。
_UbuntuでBlenderを日本語化したとき、文字化けする現象を解消する - Things to Feel Fun
ppaとやらを追加することで、最新版の blender をインストールすることができるらしい。
ググったら、以下の解説記事に遭遇。
_UbuntuでBlenderを日本語化したとき、文字化けする現象を解消する - Things to Feel Fun
ppaとやらを追加することで、最新版の blender をインストールすることができるらしい。
sudo add-apt-repository ppa:thomas-schiex/blender sudo apt-get update sudo apt-get install blender最新版(2.77)になってくれた上に、日本語化もできた。ありがたや。
◎ LuxRenderをインストール。 :
Ubuntu上に LuxRender をインストールする方法が分からなかったけど、以下のページで手順が紹介されていた。ありがたや。
_操・活・解 Reality その6:ネットワークレンダリングとLinux
公式サイトで配布されているソレは、そのまま実行すれば動いてしまうらしい…。
_LuxRender - standalone / updates から、Linux - No OpenCL版、lux-v1.6-x86_64-sse2-NoOpenCL.tar.bz2 をDL。最初、wget でDLしようと思ったけど何故かhtmlが落ちてきてしまって、仕方なくブラウザで件のページにアクセスしてDLした。
解凍(tar xf hoge.tar.bz2、もしくはGUIでファイルマネージャを使って右クリックして展開)後、以下のファイルを /usr/local/bin 以下にコピーすることにした。
which luxconsole と打ったら /usr/local/bin/luxconsole と出てきたので、パスが通った場所にコピーできたっぽい。
_操・活・解 Reality その6:ネットワークレンダリングとLinux
公式サイトで配布されているソレは、そのまま実行すれば動いてしまうらしい…。
_LuxRender - standalone / updates から、Linux - No OpenCL版、lux-v1.6-x86_64-sse2-NoOpenCL.tar.bz2 をDL。最初、wget でDLしようと思ったけど何故かhtmlが落ちてきてしまって、仕方なくブラウザで件のページにアクセスしてDLした。
解凍(tar xf hoge.tar.bz2、もしくはGUIでファイルマネージャを使って右クリックして展開)後、以下のファイルを /usr/local/bin 以下にコピーすることにした。
libembree.so libembree.so.2 libembree.so.2.4.0 libgomp.so.1 libgomp.so.1.0.0 liblux.so luxconsole luxcoreui luxmerger luxrender luxvr pylux.so pyluxcore.soファイルの持ち主を root にしたかったので、sudo cp lib* /usr/local/bin みたいな感じでチマチマとコピー。
which luxconsole と打ったら /usr/local/bin/luxconsole と出てきたので、パスが通った場所にコピーできたっぽい。
◎ blender上からLuxRenderを使えるようにしておく。 :
一応、Ubuntu上の blender にも、LuxRender を使えるようにするためのアドオン、luxblend をインストールしておく。
解凍したフォルダの中に luxblend/luxblend.zip というファイルがあるので…。ファイル → ユーザ設定 → アドオン → ファイルからインストール。luxblend.zip を選択。
インストールされたら、チェックを入れて有効にしておく。項目左側の小さい三角をクリックして、luxrender の場所を設定する。今回は /usr/local/bin を指定。
blender を再起動して、上のほうのレンダリングエンジン選択で LuxRender が選べるか確認。
解凍したフォルダの中に luxblend/luxblend.zip というファイルがあるので…。ファイル → ユーザ設定 → アドオン → ファイルからインストール。luxblend.zip を選択。
インストールされたら、チェックを入れて有効にしておく。項目左側の小さい三角をクリックして、luxrender の場所を設定する。今回は /usr/local/bin を指定。
blender を再起動して、上のほうのレンダリングエンジン選択で LuxRender が選べるか確認。
◎ LuxRenderサーバを起動。 :
luxconsole -s と打ち込めばサーバが起動するらしい。
Ctrl+C で強制停止できるらしい。一応止めた。
ifconfig -a と打って、IPアドレスを確認。
Windows側でblenderを起動して動作確認。
また、Ubuntu機側は、端末上に「こんだけレンダリング計算をしたで」的に、ずらずらとログが表示されていた。CPUも全力で回ってるようで、ファンがブイーンと回り始めた。どうやらちゃんと分散レンダリングができているっぽい。
LuxRender は、1台のみならず複数のPCをslaveとして指定することもできるらしい。家の中で余ってるPCが転がってるなら、「みんな! オラに元気をわけてくれ!」が簡単にできるっぽい。…その分、電気代がアレだけど。
$ luxconsole -s [Lux 2016-May-30 15:37:02 INFO : 0] Lux version 1.6.0 Build 0 of May 16 2016 at 09:28:23 [Lux 2016-May-30 15:37:02 INFO : 0] Threads: 4 [Lux 2016-May-30 15:37:02 INFO : 0] Using cache directory '/tmp/luxrender-1001/cache' [Lux 2016-May-30 15:37:02 INFO : 0] Launching server mode [4 threads] [Lux 2016-May-30 15:37:02 INFO : 0] Server listening on [::]:18018 [Lux 2016-May-30 15:37:02 INFO : 0] Server listening on 0.0.0.0:18018なんか色々出てきた。本来ならココでIPアドレスが分かるはず、なのかもしれないけど、0.0.0.0 になってしまっているな…。
Ctrl+C で強制停止できるらしい。一応止めた。
ifconfig -a と打って、IPアドレスを確認。
Windows側でblenderを起動して動作確認。
- レンダリングエンジンを LuxRender にする。
- Render設定の下のほうの LuxRender Networking を有効に。
- Servers に、先ほど調べたUbuntu機のIPアドレスを指定。ポート指定までは要らないらしい。「192.168.0.30」みたいな感じで入力しておけばいい。
- テキトーなシーンを作ってレンダリング開始。
また、Ubuntu機側は、端末上に「こんだけレンダリング計算をしたで」的に、ずらずらとログが表示されていた。CPUも全力で回ってるようで、ファンがブイーンと回り始めた。どうやらちゃんと分散レンダリングができているっぽい。
LuxRender は、1台のみならず複数のPCをslaveとして指定することもできるらしい。家の中で余ってるPCが転がってるなら、「みんな! オラに元気をわけてくれ!」が簡単にできるっぽい。…その分、電気代がアレだけど。
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以上です。