mieki256's diary



2013/07/08(月) [n年前の日記]

#1 [prog][windows] batファイルで少しハマった

ffmpeg を呼ぶbatファイルを書こうとして少しハマった。

ffmpeg は、連番画像を指定する際、例えば以下のように書くのだけど。
ffmpeg -r 24 -i "output\%08d.png" -i sampledata\sample2.ogg -vcodec mjpeg -qscale 0 output\output.avi
batファイル中では、「%d」が何か意味を持った変数として扱われてしまうようで。

検索してみたら、batファイル中で「%%」と書けば、「%」として扱ってくれるらしい。
ffmpeg -r 24 -i "output\%%08d.png" -i sampledata\sample2.ogg -vcodec mjpeg -qscale 0 output\output.avi

_「%」 - DOS コマンド一覧
なお、バッチファイル内で「%」文字を出力したい場合は「%%」と記述します。

「%」 - DOS コマンド一覧 より

#2 [anime] 「Free!」1話を視聴

「けいおん」「涼宮ハルヒの憂鬱」等で有名な、京都アニメーションの新作、なのかな。水泳をテーマにしたアニメ、のように見えるけど。

このアニメ、以前京アニのCMで、「京アニの新たな挑戦」てな感じのコピーで煽ってた記憶があるけど。たしかにこれは、挑戦かもしれないなと思えてきたり。京アニ作品と言えば以下のような印象があるけど。 *1 今回は以下のような方向性だろうと。 今までとは正反対。そっち方向で京アニが本気出したらどうなるのか、という実験なのかなと。

さらに、技術的に見るべきところもありそうで。 水泳をテーマにするからには、上記の技術的挑戦を成し遂げないと。しかも、それをTVアニメで。どこまでクオリティを上げられるのか、あるいは途中で諦めるのか、なんだか気になります。

1話本編の、少年の半裸・筋肉の影を見ていたら、なんだか _ディズニーのターザン を連想してしまったり。 *2

まあ、TVアニメでそのレベルに到達するのは難しいのだろうけど、目標としてはあのあたり、になってしまう怖い企画なのかもしれないと思えてきたり。…カットを厳選して作らないと大変そう。「今週の筋肉カットはココだ!」みたいな。制作が終わった頃には、「筋肉なら任せろ! 特に少年の裸なら負けないぞ!」と豪語するアニメーターさんが増えてたら嬉しいのですが。

でも、野球アニメなのかなと思って見始めたら全然野球は関係なかったリトルバスターズ、みたいな流れになる可能性もあるのかな…。アレは元々その手のゲームが原作で野球アニメになるわけがない企画だったらしいけど。自分、経緯を知らなかったので、途中まで首を捻りながら見てましたよ。…「Free!」もそういうアレだったらどうしよう。途中で少年達がアイドルデビューしたり、水泳で異星人と戦ったり、少年同士でカップルができたり…。まあ、そうなる覚悟もしながら眺めたほうがいいのかな。
*1: もちろん、「フルメタル〜」「日常」のように例外はあるけど。
*2: ディズニーアニメというと人によっては馬鹿にしそうだけど、「リトル・マーメイド」「美女と野獣」あたりで盛り返して、その後、手描きアニメから撤退してしまう少し前まで、技術力の高さをひたすら見せつけてくれた時期があるわけで。その中でもターザンは ―― グレン・キーンの作画は、常に半裸かつ野獣のような動きを要求されるため、筋肉関係の表現も凄いことになっていて。凄いと言っても、北斗の拳みたいなソレとは違う方向のソレだけど。

#3 [anime] 右上の少女漫画風イラストが気になる

_Drawing Rapunzel with Disney Animator Glen Keane - YouTube を眺めてたら、右上の少女漫画風イラストが目に入って、とても気になってしまったわけで。何故、グレン・キーンの仕事部屋にそんなものが…? 参考資料なのかな? まさか自分で描いたのかな?

_Ceron.jp - Drawing Rapunzel with Disney Animator Glen Keane - YouTube に回答が。 しょこたんが送った絵だったのか…!今頃知りました。ていうか、 しょこたん上手過ぎるわ…。

ターザンは解剖学も関係してたらしい。 :

_キーンは、白人的演技に留まる従来のターザン演技を否定し... on Twitpic という画像に遭遇。当人が筋肉を描き込んだのではなくて、解剖学の教授に描き込んでもらって参考資料にしてた、ということだったらしく。道理で緻密な書き込みだったわけで。にしても、これが日本のアニメだったら、そこまでしないだろうし。リターンが大きいから出来ることとはいえ、敵わんなと。

タップの位置。 :

_Glen Keane walkthrough a mermaid shot part 2 CTNX 2012 - YouTube を見ると、あちらは下にタップがあるらしいけど。以前、スタジオジブリのアニメーターさんが、紙を何度もめくる時の風でお腹を冷やして壊してしまうからシャツのボタンを云々、という話を読んだ記憶があるわけで。日本も、アメリカと同様に、下にタップがあればそんな苦労はしなくて済んだのに。でも、あちらは、風が頭にぶつかるから、それで髪の毛が…。それは関係ないかな。いや、どうかな。

#4 [anime][neta] CG特撮は日本人向き

今一つ考えがまとまってないけど思考メモ。

ものづくりは、失敗する場面まで考えながら行うもの。らしい。

要するに、トライ&エラーが多ければ、その分野は進歩するのだと思う。

大昔の日本が、特撮分野で評価を得ていたのは、ミニチュアの精巧さによるところが大きい。つまり、「作り込み」に関して、日本人は強い。

しかし、ミニチュアや着ぐるみを撮影する時は ―― 特に破壊シーンは、一発勝負。トライ&エラーが許されない。「作り込み」ができない場面と言える。
これが、日本におけるアナログ特撮の限界。一発勝負は現場ではウケがいいだろうけど、しかし「作り込み」「トライ&エラー」ができない。日本人が持つ強みを活かせない。

その点、CG特撮は、常にトライ&エラーの繰り返し。そして、「作り込み」が必須。モデリングにしろ、カメラワークにしろ、レンダリングにしろ、一発で決まることはまずない。

故に、日本人が強い「作り込み」を活かしながら、トライ&エラーを繰り返せるCG特撮は、極めて日本人向きだと思う。

前例・実証例として、アニメがあるようにも思える。 つまりアニメは、「作り込み」と「トライ&エラー」が許される、極めて日本人向きの映像表現だった。だから、日本のアニメは強くなった。 *1

CG特撮も、おそらく同様。日本人が持つ職人気質を活かせるやり方・作り方ではないだろうか。

でも、前述のソレが仮に正しいなら、ミニチュアや着ぐるみその他のアナログ特撮も、一発勝負を極力排除できる工夫が盛り込まれていけば、復権できる・生き残れる…?

全然関係ないようで関係ありそうな話。 :

ちなみに。そういう視点で見ても、原発は日本人向きじゃない。アレは失敗が許されないモノの代表例だから。本当なら、もんじゅの爆発実験が許されるぐらいの社会じゃないと進歩は得られない。でも、そんなの無理。

失敗することが許されないなら、失敗が許される別のやり方を検討したほうがいい。太陽光発電にしろ、風力発電にしろ、失敗してもトンデモなことにはならない。つまり、トライ&エラーが比較的許されるので、進歩が早い。実際、原発事故後、他の発電分野では新技術がいくつ産まれたか・発見されたかチェックしてみれば、進歩する速度の違いが分かるはず。発電分野に限らず、節電技術も同様。失敗しても大惨事にならないから、新技術が生まれやすい。

将来モノになるかどうかの賭けをしなきゃいけないなら、「ソレは失敗がどの程度許されるか」「トライ&エラーがしやすいか」を判断してから賭けたほうがいい。失敗が許される分野は、成長も早い。「今、実用になるか」ではなくて、「成長しそうか」を見抜くには、「失敗することが許されているか」を見るべき。

もっとも、原発だって、失敗が許される状況を実現するための基礎技術 ―― 例えば放射性物質の半減期を短くする技術などが発見されたら状況は全く変わってくる。湯川秀樹が言っていた、「原子力には『急がば回れ』があてはまる」てのは、そういう面も含まれていたはず、と勝手に想像しているのだけど。

*1: もちろん実写も、役者の演技等であればトライ&エラーができるけど、例えば車がひっくり返るようなシーン、セットを燃やすシーンなどは、失敗できない。

以上、1 日分です。

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