2007/08/15(水) [n年前の日記]
#7 [tv][movie][anime] _樋口真嗣の手のひら映画館 - テープの名場面集集めではじめた編集
そこで中学生は浅知恵を巡らせます。映画の中の欲しい場面だけを撰んでダビングするのです。映画の中から特撮がらみの凄い場面のみを撰べば1本のテープの中に何本もの映画(の名場面)が入るではありませんか。早速実行に移します。地デジで放送されたコンテンツに対しては、そういうことはもうできなくなるんだろうな。コピーワンスだから…。
その映画の記憶を辿ってあの欲しい場面は始まって何分目か?いやその前に表紙代わりにメインタイトルは入れておいた方が良いんじゃないか?
ただメインタイトルを入れるだけじゃ味気ないし、そういう視点で観るとメインタイトル見せるまでの導入もメインタイトルの一部とはいえまいか?じゃあそこから入れておこう、欲しい場面にしても、驚くべき事に凄い印象のカットは極僅かで、それだけを抜き出しても印象が違うのです。前後のカットがワンカットでは担いきれないイメージを増幅させていたのです。本や雑誌では絶対に判らない、最小限の物量で最大限の効果を与えていたメカニズムを思いもしないきっかけで発見したのです。
また、いきなりそのカットから入れるよりも流れを考えて入れた方がいい、そうやって見返していくと今まで漫然と観て興奮していたそれぞれのカットだけでなく、それぞれの関係そのものが興奮を誘っていた事がだんだん判ってきたような気がしました。面白いと思える場面は決して特撮だけではない、それを受ける俳優の演技が重要なんだ、この表情で俺もつられて驚いていたのか、といった発見もありました。
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以上です。