2007/08/05(日) [n年前の日記]
#4 [anime] アニメ・漫画・ゲーム内における伝承、の扱い
ここのところ、BLUE DRAGON を一応録画して見続けているのだけど。作品中に伝説の戦士?なるものが登場していて。また、プリキュアシリーズも一応録画して見続けているのだけど。これも同様に、伝説の戦士が登場する。
両作品を見ていて、ふと思った。どちらも、「伝説」=「真実を語ってる」という扱いなんだよな。アニメや漫画等、娯楽コンテンツ内で語られる「伝説」「伝承」は、基本的に真実を伝えてることが前提、な場合が多い印象が。
そういや、ナウシカやラピュタ、カリ城はどうだったろう。あれも伝承・伝説が挿入されてるけど。少なくとも、アニメ版ナウシカ、ラピュタ、カリ城は、伝承=真実、だったような。漫画版ナウシカはどうだったか記憶がない。
で。精霊の守り人という作品も一応見てるのだけど。これはちょっと捻って(?)いて。以下ネタバレ。伝説は作品世界中で広がっていて、登場人物のほとんどがそれら伝説を真実だと思い込んでるのだけど。実のところ、その伝説は、 政治的理由で作られた偽の情報・嘘の伝説で、本当の伝説が別にある・偽の伝説で覆い隠されてるという。…なんとなく、太平洋戦争中の、天皇=現人神、あたりを連想しないでもない。たぶん意識して設定を作ってるのであろう気もする。原作の段階で盛り込んであるのか、アニメ化の段階で作ったのかは判らないけど。
てなことを考えてるうちに、例えば「伝説の戦士」という使い古されたフレーズ・概念?でも、まだ何かしら変化を与えられる余地があったりするのだろうか、てな疑問を持ったのだけど、さてどうなんだろう。
でも、富野アニメなどで、ほとんどの「パターン破り」は既にやられてるからアレか。トリトンのように、 正義の味方と思っていたら実は民族を大虐殺する極悪人、なんてのもあるし。ザブングルも、偽の伝承、というか偽のルールで真実を覆い隠していたし。…ザブングルの場合は、真実が判っても、バイタリティ溢れるキャラばかり故、「だから何? 俺達そんなの関係ないし」で終わってしまうあたりも凄い。真実が判ったら、えてして「そうだったのか…! 俺達は今まで何をしてきたんだ…」と苦悩するのが定番なのに、そんなところですらパターン破り。のような気がする。…本当にそうだったかな。実はおぼろげにしか覚えてない。自信なし。
少女漫画で「彼方から」という作品があるけど。アレは、富野アニメの逆のような気がしてきた。以下ネタバレ。最初のうちは 世界の破壊神だと思われていたものが、実は世界の救世主だったてな設定で。考えてみれば、マイナス?状態からプラス?状態への逆転劇があるので、読んでいてストレスが少ないというか、読後感が気持ち良いものになっている感じもする。
伝説・伝承の設定にも、種類がありそうな気がしてきた。例えばカリ城の場合は、過去に作ったシステムを動かすためのヒントだし。BLUE DRAGONのソレは、過去にこういうことがあったという記録だし。ナウシカや彼方からの場合は、未来予知だし。…未来予知の伝説・伝承は、どうしてそんなものが作れるのかを考えると、かなり混乱してくる。手塚治虫作品のように、タイムスリップとか、時間軸がループしてるとか、そういうことならまだ判るのだけど。
てなことをなんとなくもやもやと思ったのでメモ。
両作品を見ていて、ふと思った。どちらも、「伝説」=「真実を語ってる」という扱いなんだよな。アニメや漫画等、娯楽コンテンツ内で語られる「伝説」「伝承」は、基本的に真実を伝えてることが前提、な場合が多い印象が。
そういや、ナウシカやラピュタ、カリ城はどうだったろう。あれも伝承・伝説が挿入されてるけど。少なくとも、アニメ版ナウシカ、ラピュタ、カリ城は、伝承=真実、だったような。漫画版ナウシカはどうだったか記憶がない。
で。精霊の守り人という作品も一応見てるのだけど。これはちょっと捻って(?)いて。以下ネタバレ。伝説は作品世界中で広がっていて、登場人物のほとんどがそれら伝説を真実だと思い込んでるのだけど。実のところ、その伝説は、 政治的理由で作られた偽の情報・嘘の伝説で、本当の伝説が別にある・偽の伝説で覆い隠されてるという。…なんとなく、太平洋戦争中の、天皇=現人神、あたりを連想しないでもない。たぶん意識して設定を作ってるのであろう気もする。原作の段階で盛り込んであるのか、アニメ化の段階で作ったのかは判らないけど。
てなことを考えてるうちに、例えば「伝説の戦士」という使い古されたフレーズ・概念?でも、まだ何かしら変化を与えられる余地があったりするのだろうか、てな疑問を持ったのだけど、さてどうなんだろう。
でも、富野アニメなどで、ほとんどの「パターン破り」は既にやられてるからアレか。トリトンのように、 正義の味方と思っていたら実は民族を大虐殺する極悪人、なんてのもあるし。ザブングルも、偽の伝承、というか偽のルールで真実を覆い隠していたし。…ザブングルの場合は、真実が判っても、バイタリティ溢れるキャラばかり故、「だから何? 俺達そんなの関係ないし」で終わってしまうあたりも凄い。真実が判ったら、えてして「そうだったのか…! 俺達は今まで何をしてきたんだ…」と苦悩するのが定番なのに、そんなところですらパターン破り。のような気がする。…本当にそうだったかな。実はおぼろげにしか覚えてない。自信なし。
少女漫画で「彼方から」という作品があるけど。アレは、富野アニメの逆のような気がしてきた。以下ネタバレ。最初のうちは 世界の破壊神だと思われていたものが、実は世界の救世主だったてな設定で。考えてみれば、マイナス?状態からプラス?状態への逆転劇があるので、読んでいてストレスが少ないというか、読後感が気持ち良いものになっている感じもする。
伝説・伝承の設定にも、種類がありそうな気がしてきた。例えばカリ城の場合は、過去に作ったシステムを動かすためのヒントだし。BLUE DRAGONのソレは、過去にこういうことがあったという記録だし。ナウシカや彼方からの場合は、未来予知だし。…未来予知の伝説・伝承は、どうしてそんなものが作れるのかを考えると、かなり混乱してくる。手塚治虫作品のように、タイムスリップとか、時間軸がループしてるとか、そういうことならまだ判るのだけど。
てなことをなんとなくもやもやと思ったのでメモ。
この記事へのツッコミ
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以上です。
プレイしたことがないので、Wikipediaのソレをざっと眺めてみましたが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0_%E3%82%B5%E3%83%BB%E3%82%AC2
なんだか面白そうですな…。
考えてみると、TVゲーム中の伝説・伝承の扱いは、
工夫されてる事例が多いような気もしてきました。
自分、あまりプレイしてないのでアレですが、
FF7とか、ワンダと巨像とか、そのあたりのタイトルも捻っていたような。
元々、「伝説の戦士」云々のフレーズは、
ゲームのほうから盛んに出てきた印象もあるのですが、
さすがに発生元?だけあって、
何か一工夫して提示する手法?も発展してきた、
ということなのでしょうか…。